あなたもスマホに殺される の商品レビュー
一気に読んでしまった…! こっちが洗脳されそうで、ゾクっとしました。 最後の一言が衝撃的で、色々内容を思い出して整理するのが楽しかったです!
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ネットによる洗脳への警鐘。かと思えば人間の嫌な部分を見せてくる。最後の最後まで面白かった。 疑問。鈴木信二は奥さんが「押尾」と知っていて結婚したはず。なんでだ?
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どんどんネットに依存していく様子がリアルでなんか怖かった。簡単に入れられるアプリで洗脳とかされたら防ぎようがなくてどんどん堕ちていきそう。そして最後、やられた。
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タイトルが面白そうだったのと、「スマホを落としただけなのに」の作者の作品だと知って興味が湧いたため手に取った。 この本の面白いところは、細かい伏線が随所に張られていることだ。だからこそ、後半で伏線がどんどん回収されていくときに、ゾワゾワしてしまった。何より、鈴木の周囲の人間の様子がおかしくなるに従って、「鈴木どうにか最後まで生き残って〜」と思いながら読み進めてしまうほど、物語に熱中していた。しかし、結果的に鈴木は自殺という道を選択してしまう。 この作品の恐ろしいところは、鈴木に感情移入させておきながら、その鈴木本人が実は洗脳されていたことが終盤で明かされる点だ。人間の脳がいかに脆く、洗脳されやすいのかを考えさせられた。それと同時に、私自身も洗脳されているのではないかと思うようにもなった。私の価値観や思想というのは、果たして本当に私の意思で形成されたものなのだろうか。私が見るツイート、私がフォローするインスタグラマーは、果たして私の思考がどれほど反映された結果表示されたものなのだろうか。現代においてそんなことを考えるとキリがないのも事実だが、同時に、私たちが人間らしくあるためにもこの問いに向き合うことは重要だと思う。本作は、私に洗脳やネット社会、AI技術の恐ろしさを改めて感じさせた。
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ネット社会に警笛を鳴らすようなありがちな内容。今読むとちょっと情報が古いかなって気はする。ただし、子供や情報弱者にはまだまだ認知されてほしいような内容ではある。普通にリテラシー持ってる人にとっては「なぜそうする」と馬鹿馬鹿しく思えてしまう。私も何度もイライラしながら読み進めた。 タイトルにあるような本筋に関しては途中で結末がわかってしまうような展開だった。 が、ラストの一行は、タイトル全く関係ないじゃん…と、妙に萎えてしまった。「マインドコントロール」とタイトルを変更した方が良いのではないか。いやそれでは結末がわかってしまうのか。 微妙な評価となってしまった。
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『スマホを落としただけなのに』の志駕 晃さん。 本作もスマホをモチーフにしての文庫書き下ろし作品。 主人公、中学教師・鈴木信二のスマホに届いたのは「自殺相談室」というSNSからの招待メール。 自殺志願者の匿名の相談に答えるとポイントが貰えどんどんステージアップして行く。 ...
『スマホを落としただけなのに』の志駕 晃さん。 本作もスマホをモチーフにしての文庫書き下ろし作品。 主人公、中学教師・鈴木信二のスマホに届いたのは「自殺相談室」というSNSからの招待メール。 自殺志願者の匿名の相談に答えるとポイントが貰えどんどんステージアップして行く。 「自殺相談室」と言ういかにも怪しげなアプリ、出会い系、カルト、臓器提供と次々と怪しげな単語が出て来て不穏さが増して行く。 後半、スマホから話が逸れて行く感覚になったがアプリを悪用してのリアルな現実にぞっとする。 ラスト一行のどんでん返しには衝撃が走る。
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何で主人公は奥さんと結婚したんだろう…。 嫌な過去として記憶に残っていた相手と、家庭を築くってとんでもないことだと思うけどなぁ。その時点で既にコントロールされてたの? (ストーカーはどうなったんだろう)
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面白かった。 最後の最後まで隠された真実に気付けなくて、最後の一行で「えっ?!」となって、関係しそうな箇所を読み返した。 「日本人は皆何かしらに洗脳されている。世間体とか人並みの幸せとかいう考え方に、自身がマインドコントロールされている。」 「現代人は時間が有限だってことを理解...
面白かった。 最後の最後まで隠された真実に気付けなくて、最後の一行で「えっ?!」となって、関係しそうな箇所を読み返した。 「日本人は皆何かしらに洗脳されている。世間体とか人並みの幸せとかいう考え方に、自身がマインドコントロールされている。」 「現代人は時間が有限だってことを理解していない。考え方によっては、時間はお金よりも重要なのに、平気で何時間もスマホをいじって時間を潰す。本来だったらその時間で、本を読んだり勉強したり、家族との団欒をたのしむべきなのに、巨大プラットフォーマーのために、貴重な時間を搾取され続けているんだ」 ーーーというのが胸に刺さった。自分の夫婦も、同じ空間に居ながらにしてそれぞれに携帯をいじって過ごすことが多くあり…反省した。
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「悩み(心)のビックデータを集めた。…。どうアドバイスすれば、自殺させられるかが分かった」最後の中河内が怖い。 「自殺相談室」からのメール。内容は人生相談と4つの選択肢(4番目の回答は「自殺する」)。このメールに返信するとき、回答として「自殺する」を選べる人と選べない人がいる。善悪は関係ないが、選べる人は、ステージをどんどん進んで幹部になっていく。または卒業していく。そして、選べない人は、…。 質問者に対しては、簡単に「自殺する」と回答できても、自分が質問する場合は、「自殺する」と答えて欲しくなかったりする。自分の回答で質問者が自殺してしまったら、きっと眠れない。だから、「自殺は心の安楽死」という”おまじない”が発生して、納得させたりする。 よくできたSNSだと感心してしまう。マインドコントロールとか洗脳になるのかな。ただ、SNSの運営から考えると、自殺者は必要だけど、どんどん卒業者も必要な気がする。最終的にはポイントを没収することでしか、儲けることができないのでは、と悩む。 ただ、日本では、月間1500人くらいの方が自殺される。その何割かを取り込み、仮想通貨で運用すると考えれば、採算的に問題ない。かも。 最後に、テニス部のキャプテンの自殺の場面を振り返る。もし、私が鈴木先生だったとしたら、あんなやり取りがあっても、響子さんと結婚するでしょうか。疑問です。
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スマホ関連で起きる事件をテーマにした小説は恐い。身近に潜む罠という感じ。この作品も例にもれず、うす気味悪さと読後の脱力感を連れてきた。 私の印象はさておき、内容はとても面白くて読みやすかった。
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