進化の法則は北極のサメが知っていた の商品レビュー
北極のサメは寿命400年… あらゆる生物の生きるペース(呼吸数や心拍数、寿命まで)、運動能力、生活スタイル、そして時間の重みを決めるのは、『体温』と『体の大きさ』 全ての命は共通する物理法則に支配されてる いやーこの本面白い!
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第75回アワヒニビブリオバトル「おうち時間DEビブリオバトル」2時間目 理科で紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。 2021.05.02
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
過酷さ云々はそれぞれ分野ごとにあるとして、フィールドワークとは時の運であるというのが切に感じられる。5つの成功例を支えたのは、計画、計画、そして作者の人脈があったのだろうなと想像に難くない。 ↑3章目まで読んでの感想メモでした。そう簡単には行かないね。
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ニシオンデンザメは体温が0度だという。飯を食って熱の産生をするのが生き物だと思っていたが、こいつは極端に代謝を落として周辺の水温に等しいほどの体温になり、ゆっくりゆっくり生きている。徳川家康の頃から生きているやつもいるようだ。 一方で、極地に住むが故に熱をどう生み、保つかというこ...
ニシオンデンザメは体温が0度だという。飯を食って熱の産生をするのが生き物だと思っていたが、こいつは極端に代謝を落として周辺の水温に等しいほどの体温になり、ゆっくりゆっくり生きている。徳川家康の頃から生きているやつもいるようだ。 一方で、極地に住むが故に熱をどう生み、保つかということに腐心しているのがペンギンである。 とまあ、本書を読むとそういうことがわかって楽しいのだが、やはりこの手の本で一番楽しそうなのは著者自身だ。 ペンギンの撮影なんか嬉々としているのがわかってこちらも嬉しくなる。 バイオロギング本は過去にも何冊か読んだが、生命と熱という視点が多く盛り込まれていて、自分の仕事にも通じるなにかがあった。
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新書にラノベみたいなタイトルつけるの流行ってるよねー。構えなくていいよ、気楽に読んでね、という意思表示ととって読み始めると、これが本当に読みやすい! かと言って内容が薄い訳でなく、文章も構成もとても上手くて、わかりやすい。 一生懸命さもカッコよくてウラヤマシイ! 単に嫉妬してしま...
新書にラノベみたいなタイトルつけるの流行ってるよねー。構えなくていいよ、気楽に読んでね、という意思表示ととって読み始めると、これが本当に読みやすい! かと言って内容が薄い訳でなく、文章も構成もとても上手くて、わかりやすい。 一生懸命さもカッコよくてウラヤマシイ! 単に嫉妬してしまった。
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野生動物に小型の記録計をつけて そこから動物の生態を探る研究をしてる フィールドワーク大好きな博士が これまでの研究成果をふまえて 「体温」が重要な意味をもつことを 教えてくれる一冊です。 正直、むずかしいことは 半分も理解できたかどうか怪しいけど 動物は環境にあわせて生きるた...
野生動物に小型の記録計をつけて そこから動物の生態を探る研究をしてる フィールドワーク大好きな博士が これまでの研究成果をふまえて 「体温」が重要な意味をもつことを 教えてくれる一冊です。 正直、むずかしいことは 半分も理解できたかどうか怪しいけど 動物は環境にあわせて生きるため 体温すらも調整して進化してきたんだね。 熱量を生むには めっちゃ食べるかめっちゃ動き回るかなんや…。 そして生めないタイプの生物は 超スローライフをおくるという。 あと著者の研究生活レポートが 学術部分にも増しておもしろい! 機械を取りつけるため船酔いしつつ 何日も船上で生活したり 極寒の地で置いてきぼりになったり。 ワイルドだなぁ〜!
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生物学者ジェームズ・ブラウンによって提唱された生物の法則「生物の代謝量は体重と体温の二つの要素によって決定される」の検証ともいうべき著者の4種の動物「ニシオンデンサメ」「ホホジロサメ」「アデリーペンギン」「バイカルアザラシ」の調査にまつわる専門的内容とエピソードをちりばめた必読の...
生物学者ジェームズ・ブラウンによって提唱された生物の法則「生物の代謝量は体重と体温の二つの要素によって決定される」の検証ともいうべき著者の4種の動物「ニシオンデンサメ」「ホホジロサメ」「アデリーペンギン」「バイカルアザラシ」の調査にまつわる専門的内容とエピソードをちりばめた必読のエッセイ風著作。
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「本書の目的をひとことで言うならば、体温という物理量がどのように生物の姿かたちや生き方を規定しているのか、昆虫にも哺乳類にも当てはまる大スケールの統一理論を構築することである。」 体温と代謝が生物の時間までも規定する、という壮大な話で、実際の観測やデータ採取の部分は「事実は小説よ...
「本書の目的をひとことで言うならば、体温という物理量がどのように生物の姿かたちや生き方を規定しているのか、昆虫にも哺乳類にも当てはまる大スケールの統一理論を構築することである。」 体温と代謝が生物の時間までも規定する、という壮大な話で、実際の観測やデータ採取の部分は「事実は小説より奇なり」で面白く、理論の部分もわかりやすかった。 結論としてうまくできすぎてるようにも思えて引っかかるけど、あくまでモデル構築なので、こんなものなのかな……。 マグロは止まると死ぬ、という言説を解説すると「マグロは泳ぎ続けることによって体温を高く保」っているうえ、「浮き袋が縮小または消失しており、体の密度が海水よりも大きいので、泳ぎ続けなければ沈んでしまう」とか、体積が大きいほど表面積が相対的に小さくなり、熱の慣性が大きくなるので、体の大きな動物は体温がそもそも変動しにくく、恒温動物として生きたほうがエネルギー効率的に有利、というお話とか、目から落とすための鱗の生産が追いつかない。 めちゃ面白かった!
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2016年、北極の深海に生息する謎の巨大ザメ、ニシオンデンザメが400年も生きることがわかり、科学者たちの度肝を抜いた。このサメはなぜ、水温ゼロ度という過酷な環境で生き延びてこられたのか?そして地球上の生物はなぜこんなにも多様に進化したのか?気鋭の生物学者が世界各地でのフィールド...
2016年、北極の深海に生息する謎の巨大ザメ、ニシオンデンザメが400年も生きることがわかり、科学者たちの度肝を抜いた。このサメはなぜ、水温ゼロ度という過酷な環境で生き延びてこられたのか?そして地球上の生物はなぜこんなにも多様に進化したのか?気鋭の生物学者が世界各地でのフィールドワークを通じて、「体温」を手がかりに、生物の壮大なメカニズムに迫る!(裏袖) 凄い本。 専門の学者にとっては常識的なことかもしれないが、生物間の統一された指標(体温や代謝)や「時間の差異」など、驚くべき内容がてんこ盛り。 また、著者が実際に現地に赴いた際の話も大変魅力的で、『本の雑誌』で紹介されていた「高野秀行的」なる言葉も納得できた。 専門的かつ具体的な数字や公式は結構な割合で読み飛ばしてしまったけれど、補って余りある面白い本だ。
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学術的な話を、素人向けにわかりやすく解説したお話。 生物学的方面に興味がない人には、全く面白くないと思われ。 私もそんなに興味がないが、勧められて読んだ。 興味がないので、当然真剣に読む気がせず 途中でやめようと思ったが、 フィールドワーク調査の失敗談や、 アクシデントの話が面...
学術的な話を、素人向けにわかりやすく解説したお話。 生物学的方面に興味がない人には、全く面白くないと思われ。 私もそんなに興味がないが、勧められて読んだ。 興味がないので、当然真剣に読む気がせず 途中でやめようと思ったが、 フィールドワーク調査の失敗談や、 アクシデントの話が面白く、結局最後まで読んだ。 確実に読む人を選ぶ本。
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