1,800円以上の注文で送料無料

こばなしけんたろう 短篇集 の商品レビュー

3.9

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/15

名前は聞いたことはあるのだが、著者のことは実はよく知らない。演劇畑の人だよね?程度だ。よく知らないなりに、その方面での評価がとても高いというイメージがある。 で、この本なんだけど、たぶん入門書としてはあまり適していないのかもしれない。言葉遊びを中心として、様々に自由な発想とイメー...

名前は聞いたことはあるのだが、著者のことは実はよく知らない。演劇畑の人だよね?程度だ。よく知らないなりに、その方面での評価がとても高いというイメージがある。 で、この本なんだけど、たぶん入門書としてはあまり適していないのかもしれない。言葉遊びを中心として、様々に自由な発想とイメージから創作された「こばなし」がたくさん集められているけれど、秀逸なものもあれば、素直に面白いものもあれば、うーんこれはなんだかなぁ、みたいなものもある。で、すべてが所詮は「こばなし」で終わっている。きっと舞台作品を見れば違う印象になるのかもしれないけれど、この本を読んだだけではあまり興味を持てなかった自分がとても残念でした。

Posted byブクログ

2024/01/10

知っているお話でもコントとして観るのとは別の感じ方があり、読んでて楽しいだけでなく新鮮な気持ちになりました。 小林さんらしいお話のたっぷり詰まった1冊です。 くすくすとした時間がゆっくり流れる感覚が大好きで、寝る前に読んで楽しい気持ちで眠ってます。

Posted byブクログ

2023/12/27

クスクス笑える、賢太郎さんらしい本でした。 「落花 8分19秒」が特にお気に入りだったので、賢太郎さんの書く こういう笑いなしの小説をもっと読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ

2022/06/28

コントやネタ、演劇の元のような23個の短編とこばなしたちが、素敵か装丁に包まれているなかなかお洒落な一冊。 短編たちはしっかりとSFだったり、少し気になる終わり方をしたり、くだらなかったり、短編でもなかったりして種類は選り取り見取り。 一瞬で読み終えてしまった。 個人的に好きだ...

コントやネタ、演劇の元のような23個の短編とこばなしたちが、素敵か装丁に包まれているなかなかお洒落な一冊。 短編たちはしっかりとSFだったり、少し気になる終わり方をしたり、くだらなかったり、短編でもなかったりして種類は選り取り見取り。 一瞬で読み終えてしまった。 個人的に好きだったのは「ひみつぼ」

Posted byブクログ

2022/01/01

【概略】  ラーメンズの鬼才・小林賢太郎の小説幻冬に連載していた短編集が書籍化。これが小林賢太郎のエッセンス。 2022年01月01日 読了 【書評】  2022年読書始めはこの本から。  この本はねー、意見が分かれるところだと思う。面白いと感じるか、つまらないと感じるか、とい...

【概略】  ラーメンズの鬼才・小林賢太郎の小説幻冬に連載していた短編集が書籍化。これが小林賢太郎のエッセンス。 2022年01月01日 読了 【書評】  2022年読書始めはこの本から。  この本はねー、意見が分かれるところだと思う。面白いと感じるか、つまらないと感じるか、という感想の二極化、ね。ラーメンズの評価と相似の関係だというのも興味深い。「ユーモアとは?」という部分と通じるかも。  「ワハハハハ」っていう笑いを求めて読むと「え?意味わかんない・・・」ってなるね、確実に。「そんなこと考えて毎日を過ごしてるの?凄いなぁ」なんて感じで読むと違って見える。自分は後者だった。「よくもこんなこと考えるもんだ」という尊敬の念が。その反面「うーん・・・わからん^^;」というのもあったのだけど(笑)  「ラーメンズの笑いがわからない人はセンスがない」的なコト、言っちゃう人も出てくるかもねぇ(笑)こうして分かれていくのだねぇ。  さっきも書いたとおり「よくもこんなこと考えるもんだ」なんだよね。嫉妬しちゃう。着眼点・好奇心をここまで広げることが大事なのだなぁと思ったよ。  作品の中にはやはり「うん?わからんw」なものもあるかも。でも「セルフポートレートワールド」あたりは楽しめると思う。興味ある人は、是非是非。

Posted byブクログ

2021/06/30

言葉遊びが面白い。 『落花 8分19秒』と『砂場の少年について』が好き。 紙の色や質にもこだわりが感じられる。もう舞台で観られないなんて、、、

Posted byブクログ

2021/06/10

すごい時間をかけて読み終えました。 「言葉」だけでなく「文章」、いや「日本語」を遊び尽くしてる一冊。読み終えるのが惜しかった。(これから読み返すだろうけど) しわふー。

Posted byブクログ

2021/05/29

コントで見たものもあった。文章で読むなら「短いこばなし」のようなテンポのいいものが好み。寿限無も良かった。

Posted byブクログ

2021/05/17

すごく面白かった。メッセージ性のある寓話なんかもあったりして、著者の凄みを感じた。「くらしの七福神」が一番好きだった。

Posted byブクログ

2021/05/05

ラーメンズ(元、になるのか)小林賢太郎さんによる短編集+いろいろ、な面白い本。 シリアスだったり、コメディ風だったり、シュールだったり、様々なタイプの短編に合間に、言葉遊びコーナー(百文字文芸、覚えてはいけない国語、二人の銀座の替え歌コーナー、みじかいこばなし、など)が配されてい...

ラーメンズ(元、になるのか)小林賢太郎さんによる短編集+いろいろ、な面白い本。 シリアスだったり、コメディ風だったり、シュールだったり、様々なタイプの短編に合間に、言葉遊びコーナー(百文字文芸、覚えてはいけない国語、二人の銀座の替え歌コーナー、みじかいこばなし、など)が配されていて、その発想力の豊かさに舌を巻く。 くだらねー!と思うものもちょこちょこあるのだけど、そのくだらなさも極めると素晴らしい。こういうものを楽しめる大人は素敵だ。 そして最後に収録されている短編に、著者の原点を見て(いい意味で)ぞくぞくした。 ラーメンズはライブを観に行ったことがある程度には好きだったから、小林さんが去年芸能界の引退を発表されたのはけっこう衝撃だった。 でも、創作自体をやめるわけではないようなので、この先もこういった作品等を目にすることはできるのかも知れないと思うと嬉しい。 これは図書館で見つけて借りてきたのだけど、自分の本棚にも並べておきたいと思った。

Posted byブクログ