若冲vs応挙 の商品レビュー
読み終わったとして良いのか? 眺めていても、良い本である。 若冲も応挙も繊細な描き方に目が惹きつけられる。 若冲の動物の描き方は、目が細長く、異様な目の光のような感じで、じっと見つめてしまう。 『樹花鳥獣図屏風』など見ていても感じる所が多い。 この六曲一双の屏風に、どんなけの...
読み終わったとして良いのか? 眺めていても、良い本である。 若冲も応挙も繊細な描き方に目が惹きつけられる。 若冲の動物の描き方は、目が細長く、異様な目の光のような感じで、じっと見つめてしまう。 『樹花鳥獣図屏風』など見ていても感じる所が多い。 この六曲一双の屏風に、どんなけの動物を描いたのだろうと、数えたこともあった。 応挙は、犬の絵で、『朝顔狗子図杉戸』に描かれている子犬のなんとも愛らしい仕草と、たおやかな目に、微笑ましく感じ入る。 どちらも好きな画家であり、日本画だけでなく水墨画も掲載されており、この比較の仕方が、又良い。 何度も、見て楽しみたい本の1冊である。
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