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多機関連携の行政学 の商品レビュー

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2020/02/02

既存の行政機関が手持ちの資源を最大限活用し、眼前のリスクに着実に対応するための実践的な手法である「多機関連携」について、「場」、「人」、「制度」という視点に着目し、多機関連携が実践され、課題となっている問題領域である「児童虐待防止」、「児童発達支援」、「少年非行防止」、「公共図書...

既存の行政機関が手持ちの資源を最大限活用し、眼前のリスクに着実に対応するための実践的な手法である「多機関連携」について、「場」、「人」、「制度」という視点に着目し、多機関連携が実践され、課題となっている問題領域である「児童虐待防止」、「児童発達支援」、「少年非行防止」、「公共図書館」、「労働基準監督」、「消費者保護」、「就労支援」、「地域包括ケアシステム」という8つの行政分野の事例研究により、その実態を明らかにし、それらに共通する特徴や今後の展望を示している。 効果的な多機関連携を行うためには、「場」、「人」、「制度」がそれぞれ重要な役割を果たしており、それぞれを適切に組み合わせて機能させることが必要だということが理解できた。 個別の事例研究では、「公共図書館」についてのものや「労働基準監督」についてのものが特に興味深かった。

Posted byブクログ