フェルメールと天才科学者 の商品レビュー
フェルメールとレーウェンフック、同時代に生きた2人の人生と当時の絵画と科学技術史を追う物語。 2人が知り合いだったかも、という小さい話ではなく、周辺の人物の人生からの関係性の調査と、見えないモノが見える時代になった、何よりもその存在が再現性のある事実として知られた革命的な時代を描...
フェルメールとレーウェンフック、同時代に生きた2人の人生と当時の絵画と科学技術史を追う物語。 2人が知り合いだったかも、という小さい話ではなく、周辺の人物の人生からの関係性の調査と、見えないモノが見える時代になった、何よりもその存在が再現性のある事実として知られた革命的な時代を描く。見えるということと同時に、見る側の人間にも見る技術が必要。
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この本は最高です!私の2022年上半期ベスト3に入る作品と言っても過言ではありません。 とにかく面白い!こんなにわくわくさせてくれる本にはなかなかお目にかかれるものではありません。 著者は当時の時代背景や宗教事情と絡めてフェルメールのことを語っていきます。これがすこぶる面白い...
この本は最高です!私の2022年上半期ベスト3に入る作品と言っても過言ではありません。 とにかく面白い!こんなにわくわくさせてくれる本にはなかなかお目にかかれるものではありません。 著者は当時の時代背景や宗教事情と絡めてフェルメールのことを語っていきます。これがすこぶる面白い!「え!?そうなんだ!!」ということがどんどん出てきます!ぜひぜひおすすめしたい傑作です!
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福岡伸一さんが日経新聞の裏一面にレーウェンフックとフェルメールの繋がりについてコラムを書かれて、それ以降、作品背景以外にも興味がある 本作は、前述のコラムを超えるものは無かった
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本は面白い! でも、著書のタイトルの翻訳が、、、 レーウェンフックを天才科学者としたのは何故? リインベンションを革命とし、光とかいう中途半端な言葉を混ぜ込み、肝心のeye of beholderのニュアンスは失われてく この「タイトルの語彙と感度を低くして、フェルメールとい...
本は面白い! でも、著書のタイトルの翻訳が、、、 レーウェンフックを天才科学者としたのは何故? リインベンションを革命とし、光とかいう中途半端な言葉を混ぜ込み、肝心のeye of beholderのニュアンスは失われてく この「タイトルの語彙と感度を低くして、フェルメールという名前に反応して買う人達、というレベルのとこで受裾野広げよう」 という方針が透けて見えるタイトルの態度が不愉快。 Amazonの検索にひっかかりやすくするため? あと、帯もめちゃくちゃ 中身と全然違う これも、まぁ、当然なんだけども、販促に寄り過ぎてて、中身と逸れてるのは、バカにされてる気分になる こういうのが、最終的には、めぐりめぐって、本もネットニュースで代替できそう、という感覚を肯定させて首を締めるんじゃないかと思うんだけどなぁ、、、 ネットとはレベルが違うなぁ、と思わせるタイトルが必要なんじゃないかな まぁ、つまり、出版社のやり方が気にくわない、という意味です あと、気になったのは、引用元がどれもない これは原著の時点でなかったのか? 参考文献、引用元がないことは、かなりこの本の価値をさげる 気になる引用がいっぱいあるのに、なんの本なのやら タイトルや帯の態度からして、出版社が省略したんじゃないかと邪推したくなる ということで、気になるところは基本的に日本での流通に関するところで、翻訳は読みやすいし、中身も良い 17世期、ベーコンにはじまり、ケプラー、ガリレオと、経験論的な方法論と望遠鏡とが、視ることの再発明をしてたとき、フェルメールやレーウェンフックが代表する形で、カメラオブスクラや顕微鏡も視覚の再発明をしたのだ
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===qte=== フェルメールと天才科学者 ローラ・J・スナイダー著 顕微鏡発明者との関係探る 2019/4/27付日本経済新聞 朝刊 著者の歴史学者スナイダーさんとニューヨークでお会いしたのは、4年ほど前のこと。私はソーホー地区のギャラリーでリクリエイト・フェルメ...
===qte=== フェルメールと天才科学者 ローラ・J・スナイダー著 顕微鏡発明者との関係探る 2019/4/27付日本経済新聞 朝刊 著者の歴史学者スナイダーさんとニューヨークでお会いしたのは、4年ほど前のこと。私はソーホー地区のギャラリーでリクリエイト・フェルメール展を開催しようとしていた。天才画家フェルメールの全作品をデジタル技術で原色原寸大に再生し、一堂に展示する文化イベントだった。日本で好評を博し、米国でも紹介したのだ。 時間軸に沿って一挙にフェルメール作品を見ると、彼がいかに科学者的なマインドを持って対象を客体視し、いかに正確な遠近法を実現しようと研究に邁進(まいしん)していたのかが手に取るようにわかる。つまりフェルメールはある意味でサイエンティストだった。こんなことを実現できたのは彼が生きた17世紀という時代に秘密があった。 17世紀、フェルメールが生きたオランダの小都市デルフトは経済、文化、そして人々の世界的交差点だった。当時のオランダはスペインから独立を果たし、自由の機運に満ちあふれていた。東インド会社が設立され進取の気質が称揚されていた。科学の世界でもパラダイムシフトが起きていた。中世の宗教的世界観のくびきから知が解放され、新しい「目」がもたらされた。望遠鏡が宇宙の法則を探り、顕微鏡がミクロな小宇宙の扉を開いた。 フェルメールが生まれたのは1632年。日本でいえば江戸時代幕開けの頃、この同じ年、同じデルフトにもうひとりの天才が生まれた。それが本書のヒーロー、アントニ・レーウェンフックである。彼には教育も学歴もなかったが、持ち前の好奇心からアマチュアの科学者となり、独自の高性能顕微鏡を発明、細胞、微生物、精子など生物学史上画期的な発見をなした。そのすぐそばにフェルメールがいた。ふたりは知り合いだったに違いない、と著者も推測する。 光の科学、レンズの作用、遠近法を得るために使われた装置カメラ・オブスキュラなどはレーウェンフックがフェルメールにもたらした可能性がある。当時、科学と芸術は極めて近い場所にあった。本書は歴史学の視点から理系(科学)と文系(人文知)に橋をかける好著である。私たちは自分を文系・理系と限定せず、自在に知の往還をすべきである。それが教養の本質である。 《評》生物学者 福岡 伸一 原題=Eye of the Beholder (黒木章人訳、原書房・3800円) ▼著者は米国の歴史家・哲学者・作家で、元国際哲学史学会会長。 ===unqte===
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フェルメールの作品にはカメラオブスクラという道具が関係あるんだとな。個人的にかなり興味深く読んだのはレーウェンフックという何でも顕微鏡で覗いていろんな発見をしたけど今まで聞いたことなかった科学者の話。
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