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行く先はいつも名著が教えてくれる の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/06/18

何になりたいかではなく、自分に何が求められているか、他者が求めるものが「夢」となる、、 すべてを受容れて活かす、受容れるところから新しいものが生まれる、、 みんなが求めていることを実現するための媒介、触媒となって働いていく、、 同年代の著者の言葉だけに心に響きます。 大事な...

何になりたいかではなく、自分に何が求められているか、他者が求めるものが「夢」となる、、 すべてを受容れて活かす、受容れるところから新しいものが生まれる、、 みんなが求めていることを実現するための媒介、触媒となって働いていく、、 同年代の著者の言葉だけに心に響きます。 大事なことは今できることを精一杯やり抜くこと。空の上から「よくやったな」と言ってもらえるような仕事をやり抜くこと。

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2022/06/08

いつもみるテレビはベストヒットUSAと100分de名著しかなくなってしまった今日この頃。その100分de名著の番組プロデューサー(BSマンガ夜話も手がけていたとは驚き)による著作。自分の仕事や生活での悩みや困難な状況でどのように本に助けられてきたかをテーマごとにまとめたエッセイ。...

いつもみるテレビはベストヒットUSAと100分de名著しかなくなってしまった今日この頃。その100分de名著の番組プロデューサー(BSマンガ夜話も手がけていたとは驚き)による著作。自分の仕事や生活での悩みや困難な状況でどのように本に助けられてきたかをテーマごとにまとめたエッセイ。軽い感じにまとめれてはいるけれど、どれも読んでみたくなる本ばかり。テーマもどの年齢層にもひっかかるものでした。 もうこの歳になると、どのように生きていくべきかの指針(もう手遅れ。笑)というより、いままでは焦りとともに手っ取り早く効果が上がりそうなHowTo本ばかりだったから、本質に迫る本を読んでみたいと思うようになってます。またまた、読みたい本が増えてしまいました。 取り上げられている本 ・フランクル「夜と霧」 ・河合隼雄「ユング心理学と仏教」 ・岡本天心「茶の本」 ・神谷美恵子「生きがいについて」 ・レヴィ=ストロース「月の裏側」 ・宮沢賢治「なめとこ山の熊」 ・ガンディー「獄中からの手紙」 ・「維摩教」 ・三木清「人生論ノート」 ・エンデ「モモ」 ・「荘子」 ・「歎異抄」

Posted byブクログ

2022/03/24

本書で紹介された本を何冊か実際に買いました。 秋満さんの考えが合うなと思っていたら、好きな哲学者がサルトルで、やっぱりなと思いました。 岸見先生が影響を受けた、三木清氏にも触れていて、とても嬉しくなりました。

Posted byブクログ

2020/11/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

 感情は主観的で知性は客観的であるという普通の見解には誤謬がある。むしろその逆が一層真理に近い。感情は多くの場合客観的なもの、社会化されたものであり、知性こそ主観的なもの、人格的なものである。  普通は正反対ではないかと思うのではないでしょうか。なぜなら、感情なんて個人的なものなのだから主観的に決まっているし、知性は常に、客観的な物事に言及するわけですから。ここには、三木らしいレトリックがありまし。この言葉の言いかえの部分に注目することです(実は、この読み方は、哲学者の岸見一郎さんに教えていただきました)。  客観的なもの=社会化されたもの。主観的なもの=人格的なもの。このように三木による定義づけによって文章を読みかえていくと、本当の意味がわかってきます。  感情が社会的なものというのは、自分ならではの純粋な感情ではなくて、たとえば、他人がこの番組が面白いと言えば、何となく自分も面白そうだと思ったり、グルメサイトの口コミで、多数の人がおいしいと書き込んでいれば、何となくその料理がおいしく感じてしまう。感情というものは、こんな風にたやすく煽られたり、空気によって左右されたりするものです。これを「社会化されている」と表現しているわけです。  しかし、知性は違う。社会やその場の空気に左右されず、きちんと自己の基準で良否を吟味し、判断できるのが知性。だからこそ、三木は知性こそが主観的なものであり、人格的なものであると述べているわけです。感情は煽れるけれど、知性は煽れないということです。

Posted byブクログ

2019/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

①著者目線のレビュー ②著者にどんな影響を与えたか が載っている。なので読書がどれだけ価値ある行為かがわかる一冊でもある。 仕事や人生の悩みは誰もが抱え、闇雲に立ち向かっても解決はしない。だが本は著者がひねり出した膨大な量の言葉が眠っており、たった1つのフレーズで頭の中を変化させることがある。かつて2度目の自殺を考えた時に「終末のフール』を手にとって、生と死への考え方が変わったり。その過程を知れば、もっと読書したくなるだろう。 そもそも「夜と霧』が本書で紹介されてる時点で読む価値あり。

Posted byブクログ