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平成はなぜ失敗したのか の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2019/07/22

平成を50〜70代で過ごした世代として、責任を果たしたか?と問われると失敗したと言わざるを得ない。世界経済の大きな変化に取り残され、国際的地位は低下した。世界的水平分業時代に、優位かつ付加価値の高いサービスに特化し、規制緩和で新事業や新サービスに産業構造を変化させるべきだった。 ...

平成を50〜70代で過ごした世代として、責任を果たしたか?と問われると失敗したと言わざるを得ない。世界経済の大きな変化に取り残され、国際的地位は低下した。世界的水平分業時代に、優位かつ付加価値の高いサービスに特化し、規制緩和で新事業や新サービスに産業構造を変化させるべきだった。 平成を牛耳っていた昭和おじさんの時代は終わった。がんばれ、平成おじさんたち。

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2019/05/29

産業構造に変化できなかったらから日本は衰退した、という主張は大いに納得できる。 しかしながら、消費税増税と外国人労働者の受け入れに対しては大いに問題があるのではないか。

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2019/05/10

目新しさはないが、平成という時代に置き去りにされてきた課題、令和を迎えたこれからをどのような方向性が必要かが理解できる。氏の自分史も一部入っているのも面白いです。

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2019/04/30

明日、新しい時代である「令和」を迎えるにあたり、部屋の片隅に読みかけとして置かれていた本を一斉に整理することにしました。恐らく読み終えたら、面白いポイントが多く見つかると思いますが、現在読んでいる本も多くある中で、このような決断を致しました。 星一つとしているのは、私が読了でき...

明日、新しい時代である「令和」を迎えるにあたり、部屋の片隅に読みかけとして置かれていた本を一斉に整理することにしました。恐らく読み終えたら、面白いポイントが多く見つかると思いますが、現在読んでいる本も多くある中で、このような決断を致しました。 星一つとしているのは、私が読了できなかったという目印であり、内容とは関係ないことをお断りしておきます。令和のどこかで再会できることを祈念しつつ、この本を登録させていただきます。 平成31年4月30日(平成大晦日)作成

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2019/04/20

 バブル時代から現在までの平成の経済をコンパクトにまとめ、今後の指針も示した。  著者の個人史も面白い。

Posted byブクログ

2019/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

平成の時代に何が起こったのかというと「新興国の工業化とIT革命」である。平成が停滞した30年になったのはこの変化に日本が対応できなかったこと。野口先生の言葉でいえば「脱工業化を図り、産業構造を大変換」すべきだったのにそれができなかったということ。新興国が工業化するということは、製造業において「垂直統合から水平分業へ」という動きが起きたことに他ならない。具体的には、中国が大量生産分野を担当して生産を行なうことで、工業製品の価格は世界的に下落。  日本の製造業が中国メーカーと製造過程でのコスト競争を行なっても、消耗するだけ。一方英国は、金融業で復活。 日本企業が世界経済の変化に対応できなかったのは「組織に対する無定量の依存心と組織の絶対性への信仰があったから」だと先生は言う。考えないということでしょうか。それと、「金融政策で『引く』ことはできても『押す』ことはできません」というのも印象的。マネタリーベースを増やしても、借り入れ需要がない経済ではマネーストックは増えないということ。余ったお金はバブルを生む。 最後に、日本の財政と労働力の話があった。何の根拠もないけれど、ハイパーインフレだけは勘弁してほしいな。それと「『雇用の確保』よりも『人手の確保』が重要な課題」と述べていますが、求められているのは高度な専門家なのでしょう。大切なのは規制緩和だと述べていましたが、少なくとも読後の完走は「日本のそして自分の今後に不安を感じました」ことでした。

Posted byブクログ

2019/02/10

190210野口悠紀雄 平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」としての「平成敗戦記」  78歳になる野口先生 憂国の書であるが 自身の主張が現実化しないことへの諦めも見える 工業立国からの転換、高度サービス国家への転換を訴える 国内の既得権益体制は現状維持 金融サービス、情...

190210野口悠紀雄 平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」としての「平成敗戦記」  78歳になる野口先生 憂国の書であるが 自身の主張が現実化しないことへの諦めも見える 工業立国からの転換、高度サービス国家への転換を訴える 国内の既得権益体制は現状維持 金融サービス、情報サービス、健康サービスである  ソフトウェア・インターネット・eコマース・金融・ヘルスケア 米国は金融・IT分野について日本の自立を許容するのか むしろ終わった産業の受け皿 製造業・原子力発電 日本は「人口減少・高齢化」の問題に直面する 国家としての戦略明確化が不可欠と思うが 社会保障・財政・経済政策いずれもが目先の短期処方 日本は追い詰められるとますますその場凌ぎになる 昭和の満洲・中国侵略、アジアへの資源侵略、米国への戦争拡大 日本は「パラダイム転換」ができない 自滅まで

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