寄生獣リバーシ(2) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
パラサイトによって、相棒を殺害されたベテラン刑事・深見。捜査を進める深見は、学生バラバラ殺人事件の通報者・タツキと共同戦線を張る事に。深見とタツキは、自分たちが関わった事件と頻発する「ミンチ殺人」の違いを感じ取っていた。それは、人間の悪意…。伝説の陰で繰り広げられた、もう一つの生存競争がここに明かされる!(Amazon紹介より)
Posted by
マンガというのは絵と文字で物語を語る媒体である。文字で語れるのになぜ絵を入れるのかということになれば、圧倒的な絵の力を示さねばなるまい。 『寄生獣』のパラサイトは絵で見せることに圧倒的な利点がある。それはそれとして、『リバーシ』では語りを入れず、表情や動作で感情を語ろうとして...
マンガというのは絵と文字で物語を語る媒体である。文字で語れるのになぜ絵を入れるのかということになれば、圧倒的な絵の力を示さねばなるまい。 『寄生獣』のパラサイトは絵で見せることに圧倒的な利点がある。それはそれとして、『リバーシ』では語りを入れず、表情や動作で感情を語ろうとしているようだ。 主人公タツキのいう「おぞましい悪」はタツキの同級生を手にかける。彼はタツキを煽っているのだろうか。タツキはパラサイトの存在を知りつつも、人間には天敵がいてもいいだろうという立場を取る。だが、彼の友人を殺した「あいつ」は許せないという。 『寄生獣』で描かれた広川や田宮によるパラサイト共同体の形成、田宮による「後藤」の作成、パラサイトの浸食に気づいた平間警部補の活動など、「表」側の物語も描かれていく。
Posted by
Posted by
- 1