あの人に会いに の商品レビュー
穂村さん、話聞き出すの上手だなー。自分の考えと積み重ねがあるからこその返しというか、ほんとにずっと、好きで救われてたんだなってわかるような対談集。「なんかよくわからないけど絶対すごい人」みたいなコンセプトも好き。 全体コンパクトなのでもっと深く掘り下げた話も聴きたいな。 対談が終...
穂村さん、話聞き出すの上手だなー。自分の考えと積み重ねがあるからこその返しというか、ほんとにずっと、好きで救われてたんだなってわかるような対談集。「なんかよくわからないけど絶対すごい人」みたいなコンセプトも好き。 全体コンパクトなのでもっと深く掘り下げた話も聴きたいな。 対談が終わるごとにある短文も良い。
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いずれレジェンド級の相手との対談集。 当時、受け手であった穂村さんのスルドイ感受性があってこそ、 そしてそれを今もなお新鮮な状態で大切に保管しているからこそ、 お互いの言葉が面白い対談として成立するんだと思う。 この倍の分量でさらに突っ込んで読みたいなあ。
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知人に「現実入門」が面白いと紹介されたが、図書館になかったのでこちらを借りた。 対談相手が私が好きな人が多かったこともあり、興味を持った。 私はこの、著者を全く知らない。 短歌と言えば、俵万智くらいで(すごく流行ったから読んだ)未知の世界だったが、ますますこの著者に興味が湧いた。...
知人に「現実入門」が面白いと紹介されたが、図書館になかったのでこちらを借りた。 対談相手が私が好きな人が多かったこともあり、興味を持った。 私はこの、著者を全く知らない。 短歌と言えば、俵万智くらいで(すごく流行ったから読んだ)未知の世界だったが、ますますこの著者に興味が湧いた。
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ものすごく豪華な対談集。穂村さんが彼らの創作やそこにのぞむ姿勢をよく知っていて、だからこそ引き出せた言葉を読めた気がする。ある程度長い年月創作してきた人にこそわかる感覚、みたいなものがつまっている。
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穂村弘は短歌の難解さに反比例するように創作の思考過程を平易に開示することがとてもうまい 穂村弘と対談することで相手のクリエイターたちの創作の秘密が明らかになったかと言うと、ちょっと浅いかなと思わざるをえない でも穂村弘とこの人!というメンツだけでも素晴らしい
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「よくわからないけど、あきらかにすごい人」に会いに行く、という題の前書きにはじまり、もくじを見て驚きと嬉しさですぐに読んでしまった。多くが自分も憧れリスペクトしてきた作家さんたちだったから。 谷川俊太郎/宇野亞喜良/横尾忠則/荒木経惟/萩尾望都/佐藤雅彦/高野文子/甲本ヒロト/...
「よくわからないけど、あきらかにすごい人」に会いに行く、という題の前書きにはじまり、もくじを見て驚きと嬉しさですぐに読んでしまった。多くが自分も憧れリスペクトしてきた作家さんたちだったから。 谷川俊太郎/宇野亞喜良/横尾忠則/荒木経惟/萩尾望都/佐藤雅彦/高野文子/甲本ヒロト/吉田戦車 なんというか、インディーズからトップに来てしまったような人たちが多いのが面白い。一人あたりの収録内容は少なめで、もう少し聞きたいというところで終わってしまうのが残念なんだけど、創作の背景やスランプの有無なんかをサラッと尋ねてしまうあたり読んでいてとても楽しい。 相変わらず横尾さんは宇宙と交信していそうだし、アラーキーの俺節も痛快、谷川さんの女性論みたいなのもステキだ。美意識高めな不良の宇野さん、漫画の不条理さは微塵も感じない吉田戦車さん。 著者がかなり影響を受けたという少女漫画の萩尾さんと高野さんは一冊も読んだことがないので、この本をガイドにいつか読んでみよう。 写真も多くそれぞれの素顔も良いし、各章の最後にある「逢ってから、思うこと」という短文もなかなか乙。そしてやっぱりヒロトと佐藤雅彦さんは、自分にとって特別的に圧倒的にカッコイイ存在だ。 あ、それから、見返しの色が前後違うのも良いね!
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すごい人たちとの対談、そんなことに感心して読んでいてはもったいない。肝心なのは、彼らの創作の秘密を聞き出すという目的である。著者なりに敬意を示し、話題を展開しながら、その場所へ触れようとするが、偉人たちの口から出た秘密は「経験」「生まれつき」「直感」「集合的無意識」といった間接的...
すごい人たちとの対談、そんなことに感心して読んでいてはもったいない。肝心なのは、彼らの創作の秘密を聞き出すという目的である。著者なりに敬意を示し、話題を展開しながら、その場所へ触れようとするが、偉人たちの口から出た秘密は「経験」「生まれつき」「直感」「集合的無意識」といった間接的なキーばかり。最も整合的な答えを用意していてくれそうな佐藤雅彦氏からは何と… 思い浮かぶ様々なもの、それを通す各自のオリジナルのフィルターこそ、創作の秘密が隠されているようだ。これから読む人には、語られずに背後に隠れている、その秘密を探りながら読んで欲しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
色んな天才がいるなー スランプなんてないよーあるなら世の中がスランプなんじゃない?なアラーキー。 いつもスランプですって言う甲本ヒロト。 どっちも素直で優しい人だよねーきっと。 他にも色んな人と対談してたけど 面白かったです。
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荒木経惟 構図が完璧で光と影の感じがいいと、名画になっちゃうわけだよ。でも、写真はそういうものじゃない。芸術作品として別のものにしちゃうんじゃなくてさ、その瞬間の被写体の魅力を出すことが大事なんだよ。 萩尾望都 女の人が三歳のときの自分を上手に残すのは難しいかな。 甲本ヒロト...
荒木経惟 構図が完璧で光と影の感じがいいと、名画になっちゃうわけだよ。でも、写真はそういうものじゃない。芸術作品として別のものにしちゃうんじゃなくてさ、その瞬間の被写体の魅力を出すことが大事なんだよ。 萩尾望都 女の人が三歳のときの自分を上手に残すのは難しいかな。 甲本ヒロト 生活における「もったいない」は美徳だと思う。だけど、人生に「もったいない」という価値はいらないんです。それは人生をクソにする。
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穂村さんがすごい人に会う対談集。そのなかでも佐藤雅彦さんの、ルービックキューブの解き方が図になって現れる話が衝撃。「新しい恥ずかしさ」も斬新。佐藤さん好きだな。
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