本当の知性を身につけるための中国古典 の商品レビュー
これで古典を読んだ気になってはいけないが、サクッと読めて、確かにと唸らせられる名言がいろいろとある。 特に響いたところメモ 諫言役にうってつけな人材は不倶戴天の敵 ・曹操の参謀のカクは元々敵方の参謀で後継を戦死させられている。自分の強みと弱みをよく把握しているから。 論語...
これで古典を読んだ気になってはいけないが、サクッと読めて、確かにと唸らせられる名言がいろいろとある。 特に響いたところメモ 諫言役にうってつけな人材は不倶戴天の敵 ・曹操の参謀のカクは元々敵方の参謀で後継を戦死させられている。自分の強みと弱みをよく把握しているから。 論語: リーダーシップを学ぶための人倫の書 孫子: 競争を勝ち抜く戦略の書 貞観政要: 帝王学の書 韓非子: 組織論 騙されない見識 ・謀略成功のためには相手の疑いや不審警戒といった構えをいかに解くか ・一方相手の謀略にハマらないためには、知らず知らずに感じ取る物事の不自然さ、違和感を疑問として見過ごさないか 将たるものの度量 成果の出せる人間を成果の出せない人間よりも重用すること、つまり情に流されない、これは常人からは怪物にしか見えない 成功し、気持ちが弛んだとき人は何に心理的充足を求めるか ・メモリアルの建造(今なら豪邸) ・女性関係(飲み屋の女性を愛人に) 志は叶ってしまうと維持が難しい 商売のコツ ・どんな物資が足りているか足りていないかがわかれば物価の高低がわかる、物価は高過ぎれば下がり、低すぎれば上がる。高いときに売り払い、低いときに買う 数戦い勝てば良いものではない ・戦うほど消耗する、怨恨感情を作る あの人だけは自分を理解してくれた、という思いが命をかけても良いという信頼を生む 功績のあったものを優遇するのは当然だが、そうでないものもつぎこそはと思ってもらうよう処することが大事 古典は弱みも分かってるからこそ使い所が見極められる ・孫子はライバルが多い中で如何に生き残るかという問題意識に端を発していて、天下統一の戦略としては内容が薄い。これを愛読した曹操は天下統一ができていなかった。 ・最新理論は弱みがわかっていないところが活用の難しさ。日本での成果主義の導入は上手くいかなかった。しかしだからこそその後フィットするように改良されていった。 真の交渉上手 ・巧みな弁舌は騙されてないか、本当に良いかと感じてしまう。喋り下手でも誠実さが滲み出るくらいの方が良い 勝負師はオーラを操る ・敢えてオーラを消し、相手を油断させる
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中国古典のバックグラウンドが無い自分にはちょいと難しかった。本書に出てきた三国志を読んでから再び読もうとおもう。
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