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ユーラシア動物紀行 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2020/09/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 第1章  動物地理学研究ことはじめ 第2章  北欧フィンランドの動物と歴史 第3章  水の都サンクトペテルブルクと動物学博物館 第4章  ヴォルガ川の流れと動物の境界線 第5章  東西を分けるウラル山脈とヒグマ 第6章  シベリアとマンモス 第7章  バイカル湖とザバイカルの動物 第8章  極東とシマフクロウ 終章   旅のおわり~動物地理学の未来 <内容> あまり聞きなれない「動物地理学」の本。「どこにどんな動物が分布しているかを解く学問」なので、その地域に行かないとわからないし、地域に行ってもすでに絶滅している動物も多いので、はく製とかできるならDNAで分別するらしい。地道でなかなか研究の進まない学問なのだ。著者は、ユーラシア大陸の北がフィールド。北欧から日本(北海道や国後・樺太など)を旅しながら研究してきたことが書かれている。さりげない旅の記録もあって、なかなか面白い。

Posted byブクログ

2019/06/02

色々な読み方ができる新書です。 研究で通っていた土地の様子も紹介されているので、そういう意味では旅エッセイ。 動物地理学という長年の研究の成果が紹介されているという点では、この分野の入門書。 絶滅した動物たちを残された剥製標本で現代の技術をくしして新しいことがわかってくるという見...

色々な読み方ができる新書です。 研究で通っていた土地の様子も紹介されているので、そういう意味では旅エッセイ。 動物地理学という長年の研究の成果が紹介されているという点では、この分野の入門書。 絶滅した動物たちを残された剥製標本で現代の技術をくしして新しいことがわかってくるという見方をすれば、技術が進むことの意義や、過去を振り返り研究することの重要性を知ることができます。 ちなみに、私がこの本を手に取ったきっかけは、フィンランドとの研究者交流を知ることが出来るから…でした。 生物が何故移動するのか。地球環境の変化をどう受け入れてきたのか。その結果として、種が変化してきたのだな、ということがよくわかります。

Posted byブクログ

2019/02/11

専門家ではない人には、ダイレクトに「効く」知識じゃないんだけど、ベースとして持っておきたい知識と言ったところでしょうか。

Posted byブクログ