殺人鬼がもう一人 の商品レビュー
辛夷ケ丘市での短編集。登場するのは悪徳警察官と結構クズな住民たち。前半と後半ではテイストが変わる。クセの強い曲者たちのブラックな結末。楽しめた。
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「ゴブリンシャークの目」「丘の上の死神」「黒い袖」 「きれいごとじゃない 」「葬儀の裏で」「殺人鬼がもう一人」 6話収録の連作短編集。 表紙に描かれている高身長の砂井三琴と相方で小柄・小太りの田中盛、このコンビが中心となって物語は展開する。 20年程前の連続殺人事件以来、事件...
「ゴブリンシャークの目」「丘の上の死神」「黒い袖」 「きれいごとじゃない 」「葬儀の裏で」「殺人鬼がもう一人」 6話収録の連作短編集。 表紙に描かれている高身長の砂井三琴と相方で小柄・小太りの田中盛、このコンビが中心となって物語は展開する。 20年程前の連続殺人事件以来、事件らしい事件もない、のどかな町・辛夷ケ丘(こぶしがおか)だが次々と大事件が起こる。 タイトルや内容はおぞましいが文章がコミカルな事もあり深刻な空気感は全くない。 共感出来る登場人物が一人もいないし全員、癖が強すぎ。 読後感も悪いがきっとそれが正解!
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同じ街で起こる事件の数々をいろんな人の視点でとか、主要な登場人物誰も素直に好きと言えない人たちなのとかすごく好みだった!聖人みたいな人がいないのがいいな。この作者の本初めて読んだけど、文も読みやすくて人におすすめしやすい。 生活保安課の2人の背景をもう少し詳しくとか(最後の話で特...
同じ街で起こる事件の数々をいろんな人の視点でとか、主要な登場人物誰も素直に好きと言えない人たちなのとかすごく好みだった!聖人みたいな人がいないのがいいな。この作者の本初めて読んだけど、文も読みやすくて人におすすめしやすい。 生活保安課の2人の背景をもう少し詳しくとか(最後の話で特に)思っちゃったな。でも1話完結という構成上仕方ないしボリューム的にもそれが良いのかも。
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東京のはずれ、少子高齢化の進むベッドタウン辛夷ヶ丘で起きるさまざまな事件を生活安全課の凸凹コンビが解決する...といえば聞こえはいいが、証拠品を換金するわ資産家の老人の弱みを握って謝礼金もらうわ、なかなかゲスい。 小さな町では全てがつながっている。
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東京郊外、高齢化が進む一見のんびりとした辛夷ヶ丘市。事件らしい事件もない辛夷ヶ丘署は、トラブルを起こした訳あり警察官のふきだまり。 たまに事件が起きると人手が足りなくなり… うわわ、久々のブラック若竹! コミカルだけれど、読後感はイヤミス級の破壊力。 人畜無害に見える辛夷ヶ丘の住民たちは、あっけらかんと悪事を働くし、一応メインキャラクターである生活安全課の警察官・砂井三琴は、ある意味間違いなく有能で、事件捜査にからんで“すてきな不労所得”を得ている。 ちょっとだけ片目をつぶって、関係者に便宜を図ってやって、ちょっと美味しい思いをして…なんて程度ではとどまらず、エスカレートするとんでもない悪徳ぶり、いやはや参りました。 お口直しに、若竹さんのチャーミングなコージーミステリが読みたくなった。
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辛夷ガ丘市警察署生活安全課の砂井三琴、辛夷ガ丘の住民たちによる6つの連作短編集。 のどかな町、辛夷ヶ丘で起こる事件を警察官の三琴が解決するのかと思いきや・・・かなりプラっク。 面白かった、 (図書館)
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小悪党警察官の砂井が、ピンハネとかをしながらも事件を解決していく爽快な話かと思いきや……。 最終話、完全に悪側じゃないですか。殺し屋組織と繋がっている…? 砂井に入れ込めるような話があればこのラストも受け入れられたかもしれないが、 ただ後味が悪いだけになってしまう。 先の展開が気になるという点では、間違いなく面白かった。続編があれば読みたいし、評価も変わるかも。
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連作ミステリ。 軽快なタッチで読みやすい。ちょっと意外性のあるオチ。中には結婚式で花婿花嫁が立てこもりを繰り返すドタバタ風のものもある。 ただ途中で興味を失った。
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この人どういう人だっけ?という感じでたどることになる。 こわいんだかほほえましいんだか? 面白かった。
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アンチヒロイン、ダークヒロインもの。若竹さん主人公で、最強、最恐かも。でも望みは年金をもらっての老後って、小市民過ぎ。砂井三琴が語り手でない話の方が、三琴の恐さが際立つ。清掃業者が受難の辛夷ヶ丘市。こういう市なら、さっさと合併されちゃいそうだけど。警察にも吹き溜まりは必要か。
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