物語 北欧神話(上) の商品レビュー
クセのない文体で噛み砕いて書かれていて、「オーディンって北欧神話なんだ〜」程度の認識の私でもあっという間に読むことができた。 神話らしい幻想的で残酷なテイストが色濃い反面、フレイヤやテュールなど人間味を感じる神々の存在も印象深い。 好きなシーンは「ロキの子どもたち」のフェンリルと...
クセのない文体で噛み砕いて書かれていて、「オーディンって北欧神話なんだ〜」程度の認識の私でもあっという間に読むことができた。 神話らしい幻想的で残酷なテイストが色濃い反面、フレイヤやテュールなど人間味を感じる神々の存在も印象深い。 好きなシーンは「ロキの子どもたち」のフェンリルとオーディン、テュールのやりとり。
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北欧神話にも色々な種類(エッダ、スノッリのエッダ)があって、それを著者の方がうまく織り交ぜて語っているものだとか。 この著者の名前に見覚えがあって、この北欧神話にしたので、何かで紹介文を読んだのだと思う。 北欧神話はLORのトールキンはじめ、多くの作品にも影響を与えているそうで...
北欧神話にも色々な種類(エッダ、スノッリのエッダ)があって、それを著者の方がうまく織り交ぜて語っているものだとか。 この著者の名前に見覚えがあって、この北欧神話にしたので、何かで紹介文を読んだのだと思う。 北欧神話はLORのトールキンはじめ、多くの作品にも影響を与えているそうで、読んでみたかったものの一つ。 確かに話のところどころに既視感を覚える内容や名前があった。今回は読みやすく監修されたものを読んだけれど、トールキンに倣ってより原作に近いものを読めたらいい。
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たいへんおもしろかった。 コミックの原作も手がけたことがあるゲイマンが、序文で、子どものころマーベルコミックで『マイティ・ソー』を読んだところから話を始めていて、ぐっと心をつかまれた。 わたし自身は子どものころ、ギリシア神話は何度となく読んだのだけど、その当時は北欧神話の存在す...
たいへんおもしろかった。 コミックの原作も手がけたことがあるゲイマンが、序文で、子どものころマーベルコミックで『マイティ・ソー』を読んだところから話を始めていて、ぐっと心をつかまれた。 わたし自身は子どものころ、ギリシア神話は何度となく読んだのだけど、その当時は北欧神話の存在すら(?)知らず、大人になってあちこちで出くわすようになってから、いろいろな種類の本を手にとったけど、みんな出だしで挫折してた。でもこのゲイマン版は、おそらくエッセンスを凝縮して、ゲイマンの言葉で語り直したもので、するすると入ってくる。 とにかくロキのトリックスターぶりがすごい。トール(ソー)を筆頭とするほかの神さまたちも、とにかく荒っぽくて暴れん坊。日本神話だったら須佐之男命ぐらいじゃないのかな、対抗できるのw ギリシア神話だと神々の時代から下って英雄の時代にこういう人たちが多く出てくるのかも。 笑える場面も多くて、楽しく読んだ。
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10年くらい前に、北欧神話を読んだことがある。当時はそもそも神話というものが良くわかっていなかったし、随分と古い訳書だったこともあって、代表的な神々の名前しか覚えていなかった。 本書は、北欧神話を再編し、物語のように読みやすくしたもの。訳文も良く、物語形態をとり、短編集のように...
10年くらい前に、北欧神話を読んだことがある。当時はそもそも神話というものが良くわかっていなかったし、随分と古い訳書だったこともあって、代表的な神々の名前しか覚えていなかった。 本書は、北欧神話を再編し、物語のように読みやすくしたもの。訳文も良く、物語形態をとり、短編集のように紡がれる北欧神話はすんなり頭に入ってくるし、とても面白く読めてしまう。 ゲームやアニメで少しでも北欧神話が気になった人は手に取ってほしい。さらっと読めるし。 私は下巻へ。ラグナロクへ向かいます。
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とても読みやすい北欧神話の上巻です。 ユーモアたっぷりの易しい表現で、情景が鮮やかに浮かびました。 終焉を確信しているにもかかわらず、人間的な北欧の神々は一日一日を謳歌します。 その姿勢は現代人に必要なものに思えてなりません。 下巻にも期待します。
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美しい表紙に惹かれて手に取った本。 北欧神話は何度か読んだが、何度読んでも味がある。なかなか登場人物の名前が覚えられないが、巻末には用語集がついているのが親切。 現代ファタジーの元としても面白いが、民俗学的にも読めるのも面白い。
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非常に読みやすい。 初めて北欧神話に触れたがこれほど明快な入門書はないのではないか。 巻末にある用語集も役に立ってありがたかった。
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北欧神話を初めて知った。 内容は読みやすくファンタジー小説を読む気分で読めた。 短編集のような構成だが、順番に読み進める方が、登場人物(神々と巨人)の関係性や性格が分かって良い。
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