残りものには、過去がある の商品レビュー
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友人代表(仮)のスピーチに感動した。 即興なのにも関わらずすごいな。 1番の親友のあの子の結婚式で、私が友人代表だとしたら何を話すんだろう。とか考えてた。 きっとスピーチの原稿を考える時間すら幸せなんだろうな、、 『前から友だちでも、後から友だちでも一緒だ』
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「祝辞」「過去の人」「約束」「祈り」「愛でなくても」 「愛のかたち」 披露宴を巡る6つの物語が収録された連作短編集。 私の中では、中江さん=女優のイメージがまだ強いけれど、一小説家として十分に堪能出来る作品集でした。 この良き日に招かれた客、招かれなかった人がいる。 それぞ...
「祝辞」「過去の人」「約束」「祈り」「愛でなくても」 「愛のかたち」 披露宴を巡る6つの物語が収録された連作短編集。 私の中では、中江さん=女優のイメージがまだ強いけれど、一小説家として十分に堪能出来る作品集でした。 この良き日に招かれた客、招かれなかった人がいる。 それぞれが抱え込んでいる秘密もあれば、カバのような花婿と、美しく若い花嫁の格差婚夫婦の結婚に隠された『真実』もある。 良い人も嫌なヤツも出て来るけれど、その人間模様は非常にリアルだ。 『困っているときに友だちの価値がわかる』 この言葉には強く感銘を受けた。
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ある結婚式をテーマ?にした短編集。 披露宴に出席した人、招かれなかった人、いろいろな人の立場でその結婚が語られて奥行きを作っています。読み勧めていくと伏線がはられていたことに気づき、もう一度振り返ったり。最終話の結婚の経緯も含めて、どの話もほっとできるエンディングでよかったです。
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町田そのこの本が面白く、Amazonで探していた時に関連商品で出てきたため、図書館で借りて読んでみた。 章ごとに視点が変わり、章の主人公同士が交差して、登場人物ごとの心情や過去が描かれている。 人の弱さや寂しさ、優しさなどが描かれていて、よかった。 ただ、伏線のようなものが全て回...
町田そのこの本が面白く、Amazonで探していた時に関連商品で出てきたため、図書館で借りて読んでみた。 章ごとに視点が変わり、章の主人公同士が交差して、登場人物ごとの心情や過去が描かれている。 人の弱さや寂しさ、優しさなどが描かれていて、よかった。 ただ、伏線のようなものが全て回収されているか、わからなかった。祝儀泥棒とその娘の過去も描かれていると、なおよかったと思った。
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ある披露宴を巡る6つの物語 「結婚式」、それは祝福と拍手に包まれる良き日 格差婚夫婦、招かれた客、招かれなかった人… 皆が人に言えない秘密を抱えていた そして、新郎新婦の結婚に隠された「真実」 残りものには、過去がある、なんて意味深な題名だけど 出席者のそれぞれの物語は、一生...
ある披露宴を巡る6つの物語 「結婚式」、それは祝福と拍手に包まれる良き日 格差婚夫婦、招かれた客、招かれなかった人… 皆が人に言えない秘密を抱えていた そして、新郎新婦の結婚に隠された「真実」 残りものには、過去がある、なんて意味深な題名だけど 出席者のそれぞれの物語は、一生懸命で切羽詰まっていて でも話しの顛末は救われるものがあってホッとなる各ストーリーでした。オムニバス的な視点で面白かったです。
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先を急かしたくなる面白さだった。 どれもすんなり映像が目に浮かぶのはさすが。 ひとつの結婚式をめぐって、何人もの人たちの人生が描かれているが、早紀と伊勢福、どんな俳優さんならいいかな、と勝手に想像をふくらませたくなる。
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サクッと読めて、泣けてあったかい。 ある結婚式に参列した(あるいはその新郎を別の場所で思い出す)人々の物語。 レンタル友人で祝辞する主婦という、遠い存在から、最後は新郎新婦までの6人の物語。 新婦の従姉妹の話(約束)から涙が。。。 読みやすくて、構成よくて、優しい本でした。是...
サクッと読めて、泣けてあったかい。 ある結婚式に参列した(あるいはその新郎を別の場所で思い出す)人々の物語。 レンタル友人で祝辞する主婦という、遠い存在から、最後は新郎新婦までの6人の物語。 新婦の従姉妹の話(約束)から涙が。。。 読みやすくて、構成よくて、優しい本でした。是非NHKで6話もので映像化どうぞ。笑 #残りものには過去がある #中江有里 #読書記録
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初めて中江有里さんの小説を読みました。結婚式に集ったそれぞれにドラマがあり、どれも心が温まる作品でした。特に、最初の高野栄子さんの祝辞や手痛い失恋をした友之さんが最後に友情、愛情を得れたこと、感動しました。皆さんにおすすめしたい本です。
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中江有里さん、素敵な女優さんでコメンテーターもなさっているマルチな方だなぁと常々おもっていて。 3作品読んだけれどどれもよかったし、特に今回は構成も素晴らしく連作短編の傑作選だったなぁ。晴れがましい席に臨む様々な事情を抱えた人たちを丁寧に描くことで幸せとはなにかを問いかける。心が...
中江有里さん、素敵な女優さんでコメンテーターもなさっているマルチな方だなぁと常々おもっていて。 3作品読んだけれどどれもよかったし、特に今回は構成も素晴らしく連作短編の傑作選だったなぁ。晴れがましい席に臨む様々な事情を抱えた人たちを丁寧に描くことで幸せとはなにかを問いかける。心がほっこりして優しい気持ちに自然となっている自分がとても嬉しかった。
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結婚式に参列する人々。 新婦側の友人を演じるレンタル友人、新婦の従姉、新郎の学生時代の友人、そして新婦や新郎自身も。 それぞれがそれぞれに重い過去がある。 結婚式から披露宴が終わるまでの時間に、それぞれの過去が語られていく。 ちょっと苦しいその過去たちだけれど、最後に新郎新婦が...
結婚式に参列する人々。 新婦側の友人を演じるレンタル友人、新婦の従姉、新郎の学生時代の友人、そして新婦や新郎自身も。 それぞれがそれぞれに重い過去がある。 結婚式から披露宴が終わるまでの時間に、それぞれの過去が語られていく。 ちょっと苦しいその過去たちだけれど、最後に新郎新婦が新しく一歩を踏み出す明るさが見える。 大きな感動…というわけではないけれど、ほのぼの心が温かくなる。
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