おいしさのタネ の商品レビュー
『買えない味』の第3弾。 味覚と記憶は密接に結びつくものですね。 小学校の給食の記憶 パンの耳のおいしさを妹に隠したかった頃 家族旅行で食べた冷凍みかん。 食べ物だけではなく その周辺のものごとの章もおもしろい。 器の話、台ふきんの話 お店のショーケースの話や レストランで働...
『買えない味』の第3弾。 味覚と記憶は密接に結びつくものですね。 小学校の給食の記憶 パンの耳のおいしさを妹に隠したかった頃 家族旅行で食べた冷凍みかん。 食べ物だけではなく その周辺のものごとの章もおもしろい。 器の話、台ふきんの話 お店のショーケースの話や レストランで働く人々の姿まで。 かきフライが食べたくて入った定食屋で 注文聞きを待つ間にメニューに惑わされて 「あじフライとコロッケの盛り合わせ定食ください」 と言ってしまう。 そんな著者のことが好きです( ^∀^)
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大好きな買えない味シリーズの第3弾 やっぱり面白かった 文章が本当に好き 読んでるだけでワクワクしちゃう カラー写真も素敵 もっともっと色んなことを聞きたくなる
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天ぷらにはウスターソースと決めているらしきおじさん、オムライスのケチャップはまずまんべんなく塗り広げると決めているらしき紳士。その迷いのない手つきに、かけ方、分量についてつい迷ったりしてしまう己と比べて、いいな、と思う平松さん。分かるなぁ。自分が食べるものだから、なにをどうしたっ...
天ぷらにはウスターソースと決めているらしきおじさん、オムライスのケチャップはまずまんべんなく塗り広げると決めているらしき紳士。その迷いのない手つきに、かけ方、分量についてつい迷ったりしてしまう己と比べて、いいな、と思う平松さん。分かるなぁ。自分が食べるものだから、なにをどうしたっていいのに、つい誰かに「これでいいの?」と聞いてみたくなる感じ。食べ物以外にも言えるよなぁ、とも思ったり。自分の感覚や好き嫌いを、自覚するということについて時々考える。 あと、火事場の馬鹿力の賜物とされる炒り卵の話や、ドロップスやへしこやシリアルをお宝と称する話も好き。
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これも味のうち おいしさのタネ そこにあるもの だから気になる 待ちぼうけの丼 著者:平松洋子(1958-、倉敷市、エッセイスト) 解説:三砂ちづる(1958-、山口県、疫学)
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平松さんの本を読むときは、 自分が日常生活をもう一度見直して、ピンと背筋を正したいと思うとき。 この人の書く文の行間から垣間見える「折り目正しく丁寧な生活」への心持を学びたくなるからだと思います。
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台所で、街角で、旅先で、味の背景には思いもかけない世界が広がっている。包丁でスパッと切るか、ざっくり手で千切るか、食材によって使い分けるのも、料理ができあがるまでの待ち時間も、路地裏で迷いに迷ってお店を見つけることも、皆で行列に並ぶことも…それも全部味のうち。心に残る味にまつわる...
台所で、街角で、旅先で、味の背景には思いもかけない世界が広がっている。包丁でスパッと切るか、ざっくり手で千切るか、食材によって使い分けるのも、料理ができあがるまでの待ち時間も、路地裏で迷いに迷ってお店を見つけることも、皆で行列に並ぶことも…それも全部味のうち。心に残る味にまつわる風景を綴ったエッセイ48篇。カラー写真も多数掲載。 心地よい文章。
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美味な食物と、それを巡る情景と、食べる人たちをこのうえなくおいしそうに描く達人のエッセイ。あーでも、今回食べ物のことなちょっと少なかったかもー、もっとお…と思ってしまう私は、かわいい「食いしんぼ」とかじゃなく、食い意地が汚いなw
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