偽善のトリセツ の商品レビュー
「しない善よりする偽善」派の私にとってはおもしろく、興味深い本でした。 巻末の「偽善年表」もおもしろかったです。
Posted by
すごく読みやすい。偽善ってすごく否定的な悪い意味で使われがちだけど、実際には何もしないよりは偽善でもした方が世の中が少し良くなる方向に進むのではないかと思った。だから、自分本位の偽善はいけないけど、誰がどう思うかなんて考えずに偽善でも何でも行動することの大切さを感じた。
Posted by
偽善も善のうち!って私も思ってる人間だったからなんかスッキリした。こういう言葉に対する感覚の歴史って探ると面白いのかも。
Posted by
やらない善よりやる偽善。確かになあ。 偽善とは何か、なんて考えたことなかった。偽善はいいけど、善意の押し付けはダメ、は納得。
Posted by
善行の発端が偽善であろうとまごころだろうと 結果として誰かのためになり 迷惑がかかった人がいないなら それでいいという考え方はその通りと思う 偽善批判は何のためにあるのか 偽善であることが批判の対象だと思うのは 人は聖人でなくてはいけないと考えているから? 本書を読んで、 ...
善行の発端が偽善であろうとまごころだろうと 結果として誰かのためになり 迷惑がかかった人がいないなら それでいいという考え方はその通りと思う 偽善批判は何のためにあるのか 偽善であることが批判の対象だと思うのは 人は聖人でなくてはいけないと考えているから? 本書を読んで、 「偽善」そのものに焦点を当てて考えるのも面白いものだと思った
Posted by
物事の評価には行動と結果を見ようということ。善人による善意の押し付け、傍観者による偽善のレッテル張りよりは、具体的な行動が他人を救う。
Posted by
13歳向けの本だったのね… もっと深い話をしてくれるのかと期待してしまっていたので思ってたのと違った。 偽善だなんだと考えずに、気が向いたらやればいい、っていう作者の考え方には心が軽くなった。
Posted by
著者には前から注目していたので読んでみた。世間で「偽善」と言われるものの範囲が思っていたよりずっと広いことに驚いた。私がきらいな偽善がイエス・キリストがよくないと言っているのと大体一致するのにも驚く。あとは全体的に軽いタッチで、「偽善」の扱われ方の歴史をたどることがてきる。
Posted by
単行本は<14歳の世渡り術>シリーズの一冊。 とある商店街の片隅の立ち食いそば屋兼古本屋を営むパオロのもとに中学生の豪太と亜美がやってきてはおしゃべりする、というスタイルなのですいすい読める。 世界で、日本で、「偽善」はどのようにみられてきたか、史料に基づいてたどりつつ「偽善」と...
単行本は<14歳の世渡り術>シリーズの一冊。 とある商店街の片隅の立ち食いそば屋兼古本屋を営むパオロのもとに中学生の豪太と亜美がやってきてはおしゃべりする、というスタイルなのですいすい読める。 世界で、日本で、「偽善」はどのようにみられてきたか、史料に基づいてたどりつつ「偽善」ということばの本来意味するところや使われ方を検証する。おもしろかった。「しない善よりする偽善、でも、やりすぎるのは独善だ」という結論がすべて。 それにしても、大人は「偽善」をふりかざすけれど、そんな高級な言葉を知らないこどものころから「ぶりっ子」といって「いい子」をわざとらしいアピールだととらえてやっかむ…そういう文化はどこで学ぶのだろう?(学校のような集団の中で生まれてくる感情なのだと思うけど)
Posted by
- 1