彼の声には逆らえない の商品レビュー

白崎ナベ(著者)

2022/10/10

声フェチで朗読CDを聞くのが好きな梅澤は、お昼の放送で聞いた高峰先輩の声に惚れ込んだ。
友人の紹介で知り合った高峰にちょこちょこちょっかいをかけられるようになり、高峰の声に反応してしまう梅澤は逃げ回っていたが、捕まって耳元で囁かれてお願いされると抵抗できなくなってしまう。

帯にあるが、高峰のことを「爽やかヤンデレ先輩」というのがすごい。この二つの言葉は両立するのか。するとしたら裏表が激しい人なのでは？
個人的にはヤンデレというよりは、計算高い腹黒とかだと思うけど。確かに根は深いかもだけどこの位なら許容範囲(笑)

対して梅澤は、最初の方の強面で目つきが悪いとかって同級生から避けられてたけど、この高峰が現れてからは赤面しっぱなしだからもう子猫ちゃん状態(笑)高峰のすることに戸惑った表情とか翻弄されてる表情とかいい声に悶えるとか。…うん、可愛いです。

男同士のアレコレに関してもちゃんとネコという自覚があるとか健気すぎるでしょ。高峰を押し倒そうとはしないんだな。強面設定どこいった？
でもそれからの梅澤の行動とか発想も可愛いし「サクッ」って(笑)文字通り刺したのか(笑)そりゃあ無理でしょ(笑)