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女子漂流 の商品レビュー

3.1

14件のお客様レビュー

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2024/11/16

んー、悪くないんだけど根底では共通点の多い女2人が飲み屋でしゃべっているのを眺めている気分になりました。2人とも大人なのでいい塩梅におとしどころを見つけながら喋っているというか。。 個別の小説なりエッセイを読む方が2人の個性をよりよく理解できます

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2024/10/09

他者と自意識かぁ、、 どちらも、あったら厄介だけど、若さの象徴のイメージだな。自分らしさを確立するための養分になることも大いにある。 生きやすさという視点とはまた別で。 好きじゃないことはしなくていい!と言い切るのは難しいけど、必要以上に他者を気にするのも不毛。いい塩梅って人によ...

他者と自意識かぁ、、 どちらも、あったら厄介だけど、若さの象徴のイメージだな。自分らしさを確立するための養分になることも大いにある。 生きやすさという視点とはまた別で。 好きじゃないことはしなくていい!と言い切るのは難しいけど、必要以上に他者を気にするのも不毛。いい塩梅って人によるし、正解はないし、その時々で違うし、まさにその辺を両立しようと思うと漂流しているような感覚になるのかも。 下世話すぎる話もあったけど、2人とも自分の周りの人たちとまた全然違うタイプで面白かったな。 自分が彼女たちと対談してもこんなエピソードは聞けないだろうなとも思うし。 対談本もやはり面白い。

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2023/03/20

赤裸々ということで、共感や反感もいろいろ湧き上がるのではと思う。私には「女ってだけでものすごく得している」が、気になった。 もう、損得で物語るのは止めないかと常々思っているからだ。その物差しを持ち出すとたちまち対立の構図が出来上がってしまう。 その上、自分より明らかに優秀な女子を...

赤裸々ということで、共感や反感もいろいろ湧き上がるのではと思う。私には「女ってだけでものすごく得している」が、気になった。 もう、損得で物語るのは止めないかと常々思っているからだ。その物差しを持ち出すとたちまち対立の構図が出来上がってしまう。 その上、自分より明らかに優秀な女子を差し置いて就職したことに後ろめたさを抱いた男性や、努力した能力ではなくただ単に容姿を求められていたことに落胆した女性等々、「トク=幸せ」でもないことも知っている。 しをんさんのいうように、自意識と世間体とのせめぎあいは、苦しみにも満ちているが自己を浮かび上がらせるものでもあるのだろう。しかも恋愛は良くも悪くもその効能の最も濃いものとして我々を翻弄する。 だから、興味を持てない、しない、のは自由だが、そこから離脱しないと幸せになれないというのは腑に落ちない。 そう、離脱すべきは「恋愛市場」なのだろう。 他者と張り合い商品価値を高め、属性に求められるあるべき姿を追求する。競争してくれないと経済じゃないですからね。 幻なのはマジョリティのいる島ではなく、ランキング上位者のみがたどり着ける楽園なのではないかと思う。そんな万人向けのオールマイティな幸せなんて本当にあるのでしょうか。 自己実現なんてゴールがないと諦めて漂っているのではなく、自分にとっての幸せが宿る島を探している、もしくは漂流こそが幸せなのかもしれない。縁あって辿り着いた島も、自分の力でそれなりに心地よくすることができると信じたい。 うさぎさん、灰色の鳥もよく見ると銀色に輝いているかもしれませんよ。

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2022/03/06

三浦しをんさんが好きで、中村うさぎさんのエッセイも拝読したことがあり拝読しました。氷河期時代のしをんさんとバブル時代のうさぎさんが、女子高から大学にや恋愛や仕事や世間やお互いの趣味について炸裂した対談で良い意味でパンチがありました。お二人の最後のあとがきも素晴らしかったです。女性...

三浦しをんさんが好きで、中村うさぎさんのエッセイも拝読したことがあり拝読しました。氷河期時代のしをんさんとバブル時代のうさぎさんが、女子高から大学にや恋愛や仕事や世間やお互いの趣味について炸裂した対談で良い意味でパンチがありました。お二人の最後のあとがきも素晴らしかったです。女性として生きるのは本当に大変です。

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2021/04/29

女子校じゃなくて共学に通っていたが、共感できる部分が多かった。女子校出身者って女子校ということに誇りだったり一種のコンプレックスのようなものを持っていてなにかと女子校と結びつけたがるなーと。謎だったクラスメイトの脳内を少し覗き見れたような感覚になりました。

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2021/02/11

タイトルは〝女子漂流〟だが、男性こそ読んで欲しい。特にモテない男性や腐男子に… 作中に『知らないことは幸せなこと』とあるが、知らないの先に行って欲しいと願う。うさぎさんとしをんさんはある意味で極端な2人だが、女性はファンタジーではなく、生身の人間。 逆に〝男子漂流〟があったら読...

タイトルは〝女子漂流〟だが、男性こそ読んで欲しい。特にモテない男性や腐男子に… 作中に『知らないことは幸せなこと』とあるが、知らないの先に行って欲しいと願う。うさぎさんとしをんさんはある意味で極端な2人だが、女性はファンタジーではなく、生身の人間。 逆に〝男子漂流〟があったら読みたいと思った。きっと女性の知らない、男性だけが知っている女性像や男性像があるはず。 しをんさんファンとしては、対談モノより個人のエッセイが好き♡

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2021/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あとがきまでふくめて名著だと思ったのは初めてかもしれない。 この本は中村うさぎ氏と三浦しをん氏という全く違った生き方(この本ではそれを離れ小島と言っており、大陸は世間体と言っている)をした2人の対談本だ。 この本のすごいところは女子(もしくは女性)の幻想を打ち破っているところにある。男性と女性について深く掘り下げていて、まだまだ私自身も固定概念を抱えていると痛感した。下ネタもたくさん出てくるが、むしろ正直に生きていたら世間一般が思っているような綺麗なものには変化していかない。世間体が嫌うものにこそ、根本的な"何か"がある。 人生ってなんだろうと再度悩んだとき、笑いながらためになるこの本を開いて漂流したい。

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2021/01/18

ブックオフに行って本を買いたくてそのために売る本を探して売る前に再読しました。女子漂流。 三浦しをん氏の本が大好きなので、エッセイは新鮮でした。同窓会に行かなくて、SNSもしなくて、人生を面倒くさいが支配してて、でもものすごく美しい物語を紡げる三浦氏。その彼女が軽〜く、でも率直に...

ブックオフに行って本を買いたくてそのために売る本を探して売る前に再読しました。女子漂流。 三浦しをん氏の本が大好きなので、エッセイは新鮮でした。同窓会に行かなくて、SNSもしなくて、人生を面倒くさいが支配してて、でもものすごく美しい物語を紡げる三浦氏。その彼女が軽〜く、でも率直に対談するくだりが面白かったです。 そしてぶっ飛んだイメージの中村うさぎ氏の言葉がなかなか秀逸で面白かった。 自分のなかにお姫様願望とひねくれたババア魔女がいる、女子校のツッコミが自分の中にいる魔女を育てる、と言うのは本当だなぁと。 そういえば最近、わたいも愛すべき旧友に「あんたの心には乙女がいるんだね」と言われたなぁ。お恥ずかしい。でもババア魔女もいるから面倒くさいのよね。わかるわー。 男女平等をうたう人には怒られちゃうかもだけど、何となく女(特に女子校あがり)は俯瞰的に自分を眺めてしまう癖がある気がする。これがこの本でいう女子ツッコミが育てた魔女の成せる業なのかしら。他方、男のほうがあんまり考えてそうで考えてなくて人生には悩みがないというか。仕事とか出世とか投資とか人生設計は考えてると思うよ?でも人生なんたるかについては近視眼的というか、あんま考えないから悩まない。そう言う気がするんですよね。 仕事だと逆のことが多いんだけどね。なんだろうね。あ、思い込みですいませんね。 エッセイの視点は他にも面白くて、専業主婦は特権階級で昔から培われた女が男を働かせるシステム=カツアゲシステムだとか、例え働いて成功しても「でも、ブスじゃん」の一撃をくらってしまう女独自の壁、などの表現も面白かった。 冒頭で三浦しをんはこう述べている。人生は生きづらい、「自意識と自分」「社会と自分」のせめぎ合いがひとを苦しめる、と。そして氏は「モテない」事実との折り合いをつけるために「恋愛戦線から脱落するのをよしとはしていない」というポーズを取っていたことを辞めて、自分に正直にありたいと言う。自意識と世間体に全面的に屈服することは、自己の否定と他者への不寛容になると。 そして巻末で中村うさぎ氏は、「他者」と「自意識」を手放した時に漂流は終わる、述べている。そしてそれは皮肉なことに、加齢によって恋愛戦線から完全に脱落したからだとも綴っている。 私は三浦しをんに大喝采なのだが、彼女のような才能は無いし彼女よりは心にいる乙女の存在感がまだ強いようだ。出家するのはもう少しあとになるかもしれない。 多分まだまだ漂流するけど、ちゃんと寝てせめてミッドナイトメンヘラにならないようにしよう。どうせなら早寝早起きで楽しいことしたいよね、今朝の早起き全米生観戦楽しかったな〜、つぎはワールドあるといいなあ(あ、スケオタです、すいません)

Posted byブクログ

2020/12/16

三浦しをんさんと中村うさぎさんの対談本。 タイプは違う2人だが、一致する意見が多く面白かった。 三浦しをんさんのエッセイでみうけられる 「暴走妄想」は少なめです。 対談だからかな? 中村さんの本は、読んだことがなく これがお初でした。 頭の切れる方だなという印象。

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2019/09/18

中村うさぎ、最強説ここに誕生。 どちらの女性もばりばり物書きとして働き、自分らしく一本道を突き抜けている女性。ある女性は汚部屋で漫画を読みふけり独身、ある女性は汚部屋でドラクエをやり抜き既婚。どちらも我が道を行ってますが、一生懸命生きているという点では一緒なのだ。これからは女性が...

中村うさぎ、最強説ここに誕生。 どちらの女性もばりばり物書きとして働き、自分らしく一本道を突き抜けている女性。ある女性は汚部屋で漫画を読みふけり独身、ある女性は汚部屋でドラクエをやり抜き既婚。どちらも我が道を行ってますが、一生懸命生きているという点では一緒なのだ。これからは女性が社会を引っ張て行くのが当たり前で男性が育休を使い、家事をするのが世の常識となる。世界は変わっている、だから私たちも変わらなければ!女性の諸君、戦おう!!あなたたちの未来には子供を産まない、結婚しない、汚部屋で一生を過ごすという未来も待っているのだから!笑

Posted byブクログ