名画と解剖学 の商品レビュー
筋肉や骨について、ある程度解剖学の知識があれば楽しく読めると思う。かなりストイックに名画の人体を解剖学に照らし合わせて解説している本。特に「考える人」では使っている筋肉の動きによる左右の足の差が克明に描写されており、優れた芸術家の観察眼には驚かされる。ミケランジェロの歯へのこだわ...
筋肉や骨について、ある程度解剖学の知識があれば楽しく読めると思う。かなりストイックに名画の人体を解剖学に照らし合わせて解説している本。特に「考える人」では使っている筋肉の動きによる左右の足の差が克明に描写されており、優れた芸術家の観察眼には驚かされる。ミケランジェロの歯へのこだわりの話も面白かった。
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[図書館] 読了:2019/5/6 筋の名前、骨の名前、脳の各部の名前…あとがきにある「解剖学は覚える事柄が多くてなかなか頭に入らない」とは本当にその通りだなぁと思った。 解剖学的な説明に文字数を使うためか、各作品の描かれた背景とか解剖学を知ることで味わえる画家の隠れたこだわ...
[図書館] 読了:2019/5/6 筋の名前、骨の名前、脳の各部の名前…あとがきにある「解剖学は覚える事柄が多くてなかなか頭に入らない」とは本当にその通りだなぁと思った。 解剖学的な説明に文字数を使うためか、各作品の描かれた背景とか解剖学を知ることで味わえる画家の隠れたこだわりとかにはあまり深入りしていないように感じた。画の方が好きな自分はそこが読みたかったけれど、この本の書かれた目的としては解剖学の方がメインなのだろう。 p. 64 ミケランジェロのアダムの左手は、「安静肢位」といい麻酔下で手の筋の緊張がなくなったときの指の位置と同じであり、ミケランジェロが的確に命のない手を描写していたことがうかがえる。
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人体の構造を鑑みて、その作品を見てみるというのはおもしろかった。けれど、解説が専門用語の羅列でなかなか理解が難しい。「へーそうなんだー」くらいに終わってしまいそうで残念。
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