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俳句歳時記 新年 第5版 の商品レビュー

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2023/11/28

季語 【泣初】なきぞめ 新年になって初めて泣くこと。 泣初の両手握ってやりにけり 山西雅子 季語 【米こぼす】よねこぼす 三が日に泣くこと。涙という言葉を忌み、米粒に見立ててこう呼んだ。 琴を弾き終へたるひとり米こぼす 茨木和生 涙じゃなくて米粒に見立てるとか、初めて...

季語 【泣初】なきぞめ 新年になって初めて泣くこと。 泣初の両手握ってやりにけり 山西雅子 季語 【米こぼす】よねこぼす 三が日に泣くこと。涙という言葉を忌み、米粒に見立ててこう呼んだ。 琴を弾き終へたるひとり米こぼす 茨木和生 涙じゃなくて米粒に見立てるとか、初めて泣くことも季語になる、季語にするとか、昔の人は素敵だなあ。 こどもの泣初。 あー泣初だね、くらいに頬笑ましく、おおらかに両手握ってやりたかったなあ。 毎日が連続過ぎて覚えていない。 俳句の、言葉にこめる感じ。 わからないものも多いけれど、おっと思った句は、いっときじんわりさせてくれる。

Posted byブクログ