俳句歳時記 新年 第5版 の商品レビュー
季語 【泣初】なきぞめ 新年になって初めて泣くこと。 泣初の両手握ってやりにけり 山西雅子 季語 【米こぼす】よねこぼす 三が日に泣くこと。涙という言葉を忌み、米粒に見立ててこう呼んだ。 琴を弾き終へたるひとり米こぼす 茨木和生 涙じゃなくて米粒に見立てるとか、初めて...
季語 【泣初】なきぞめ 新年になって初めて泣くこと。 泣初の両手握ってやりにけり 山西雅子 季語 【米こぼす】よねこぼす 三が日に泣くこと。涙という言葉を忌み、米粒に見立ててこう呼んだ。 琴を弾き終へたるひとり米こぼす 茨木和生 涙じゃなくて米粒に見立てるとか、初めて泣くことも季語になる、季語にするとか、昔の人は素敵だなあ。 こどもの泣初。 あー泣初だね、くらいに頬笑ましく、おおらかに両手握ってやりたかったなあ。 毎日が連続過ぎて覚えていない。 俳句の、言葉にこめる感じ。 わからないものも多いけれど、おっと思った句は、いっときじんわりさせてくれる。
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