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画家のむだ歩き の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 1964年、小倉生まれ、牧野伊三次さん「画家のむだ歩き」、2018.12発行。なかなか楽しそうなむだ歩きです(^-^) 挿絵が味わい深いです。飛騨高山は富山が近いので「ブリの刺身」が美味しいそうです。富山はカレーの屋台。名古屋は銭湯愛好会。東京には沢山の名曲喫茶。都内の銭湯、正月二日は朝湯、5月は菖蒲湯、12月冬至は柚子湯。瀬尾幸子さん達との「ふろ会」は銭湯に入って、そのあと安酒場に!

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2023/07/12

旅やお散歩の雑感録のような。 もちろん、そのスケッチが のちのち作品に生きてくるのでしょうから 「むだ歩き」じゃないよね。 文章に添えられたスケッチの感じも好き。 絵のモデルになってもらった人との 交流なんかも書いてあって 年季の入った理髪店のご主人の話が その方のお人柄のよく...

旅やお散歩の雑感録のような。 もちろん、そのスケッチが のちのち作品に生きてくるのでしょうから 「むだ歩き」じゃないよね。 文章に添えられたスケッチの感じも好き。 絵のモデルになってもらった人との 交流なんかも書いてあって 年季の入った理髪店のご主人の話が その方のお人柄のよくわかるエピソード。 著者の大好きな銭湯に関する話もたくさんあり 中でも柚子湯の楽しそうな様子は 読んでいて、ほんわかしました。

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2023/06/24

旅が好き、銭湯もバーもお気に入りの牧野伊三夫は本職の画家に留まらない。銀座の月光荘画材店の2階で絵画教室を開いた後に、メンバーで飲みに行けば小学校の同級生がいた。仕事で行ったマダガスカルの飲み屋で会った日本好きの青年とは畳の話で盛り上がる。その後、訪日した彼とは、外務省経由で再会...

旅が好き、銭湯もバーもお気に入りの牧野伊三夫は本職の画家に留まらない。銀座の月光荘画材店の2階で絵画教室を開いた後に、メンバーで飲みに行けば小学校の同級生がいた。仕事で行ったマダガスカルの飲み屋で会った日本好きの青年とは畳の話で盛り上がる。その後、訪日した彼とは、外務省経由で再会した。言語はカタコトでも絵がコミュニケーションになる。予期せぬ出会いや出来事は「むだ歩き」だからこその効用だろうな。繋がりが繋がりへと連鎖する醍醐味を知っているから、エッセイにも味がある。絵に懐かしさを覚えるが、北九州市出身で1964年生まれだという。若くて素敵にシブい。(Recommended by Hirotake Furuoka)

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2022/04/21

様々な場所で出会った人たちとの話。旅、銭湯、安酒場が多め。ヤブクグリ、エビスキーなど、面白いグループを組んだりもする。 素朴な文章がしみじみと味わい深い。 マダガスカルの青年と日本で再開する話。 「タッ、タターミ!」 「イエース! ディセズ、タターミ!」

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2022/01/05

旅行と食べることが好きな作家。 「かぼちゃは塩で煮る」を読んで、料理好きな著者の魅力をもっと知りたいと思い手に取った本。 今回も旅と共に、旅先で出会った人々、店、料理で楽しませてもらった。 旅先では事前に店は調べずに歩きながら店を探し入っていく著者。 美味しいがどうか下調べをし...

旅行と食べることが好きな作家。 「かぼちゃは塩で煮る」を読んで、料理好きな著者の魅力をもっと知りたいと思い手に取った本。 今回も旅と共に、旅先で出会った人々、店、料理で楽しませてもらった。 旅先では事前に店は調べずに歩きながら店を探し入っていく著者。 美味しいがどうか下調べをしていないのでドキドキするが、美味しい料理が食べられた時の幸せな時間は羨ましいくらいだ。 たまに旅ならではの失敗もあるが、それも著者の優しい語りでさっと読める。 山登りで持参するお弁当は、おにぎりに、ちくわとシンプル。優しいイラストと共に美味しそうな味が伝わってくる。 とにかく、美味しい料理、人が好きな著者。 読んでいると同じ空気感を味わえる、そんな時間を楽しめます!

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2020/02/14

画家の著したエッセイですが、 大半は旅のこと、 食べ物のこと、お酒のこと、 そして銭湯や温泉、 旅先で出逢った人のこと等など。 期待に反し、 画業のことに触れている部分は ほんの少しだけでした。 でも、自由気ままな 旅らしい旅をしたことがなく、 お酒も飲めない自分にとっては、 と...

画家の著したエッセイですが、 大半は旅のこと、 食べ物のこと、お酒のこと、 そして銭湯や温泉、 旅先で出逢った人のこと等など。 期待に反し、 画業のことに触れている部分は ほんの少しだけでした。 でも、自由気ままな 旅らしい旅をしたことがなく、 お酒も飲めない自分にとっては、 とても楽しい読みものでした。 疑似体験ができるというのも、 本を読む喜びのひとつですね。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

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2019/03/11

銭湯で、居酒屋で、マダガスカルで――絵筆を握り、飲み語る。『雲のうえ』編集委員としても知られる、さすらいの画伯の旅エッセイ。

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