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チワワちゃん(復刻版) の商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2021/01/23
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2021/1/23 じつは2020年に一度読んでるけど、2回目の方がなんかいいなと思ったのでいま書く。1回目は若さと美しさってはかないなと思ってちょっとつらかったの。 チワワちゃん、映画で中核になっているシーン(お金を盗んでみんなで遊び暮らす)が原作にないことにかなりびっくり。そしてヨシダくんもほとんど登場しないのね。 岡崎京子さんの好きなことわざ、「湯上がりは親でも惚れる」っていいですね。。 今心に残る言葉は「夢ってかないそうになるとこわくなるのよね。それに…かなってしまうと夢じゃなくなっちゃう。スイカも…丸ごと食べるの夢だったけど…もう夢じゃなくて少しかなしい…」

Posted byブクログ

2021/01/16
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 すっごい好きだった!  岡崎京子の描く女の子ってみんな将来のこととか何にも考えてなさそう。無責任で楽しそう。羨ましいって思うけど、本当になんにも考えてないなんてことはあり得ないんだろうな。みんな表には出さないで、それぞれの悩みやゲンジツと向き合ってるの。だからチワワちゃんも死んじゃったのかな。チワワの死。人が死ぬということって、どんなに知ってるように思う人でも突然に起こるのだろうか?起こるんだろうな。ちょっと不謹慎だけど、身近な友人をなくしてしまったときにでも、もう一度読みたい。  最後の好き?好き?大好き?もとっても良かった。

Posted byブクログ

2019/03/13
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密。 短編集なのに、それぞれのキャラクターがとても魅力的。長編じゃないのがもったいないくらい。 ダメでもいいんだと思えてくる。

Posted byブクログ

2019/02/28

やっぱりこの空気感が大好き。 都会的で、虚無的で、快楽主義。 どこかが壊れてる人たち。 幸せも死も非日常で、今にもひしひしと、確実に、煙みたいに近付いてくる。 全然色褪せてなくて、普遍的だから、このような感性を持っていた先生が 今何を感じているのかということも考えさせられた。 ...

やっぱりこの空気感が大好き。 都会的で、虚無的で、快楽主義。 どこかが壊れてる人たち。 幸せも死も非日常で、今にもひしひしと、確実に、煙みたいに近付いてくる。 全然色褪せてなくて、普遍的だから、このような感性を持っていた先生が 今何を感じているのかということも考えさせられた。 チワワちゃんは、断片的な情報から少しずつ堕ちていっているのが分かり、切なかった。その先の謎の死も。 友人達のインタビューシーンの、コマ割がよかった。

Posted byブクログ