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C市からの呼び声 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2021/01/14

お勧めされて読んだがまあ〜面白かった。 ラヴクラフトのクトゥルー関連小説の有名どころを何篇かおさえておけば元ネタがわかって笑える点が非常に多い。むしろ、これだけの元ネタをよく一つにまとめたなあと思うくらいの詰め込み具合だ。 もっというと同作者の『玩具修理者』を読んでいるとさらに楽...

お勧めされて読んだがまあ〜面白かった。 ラヴクラフトのクトゥルー関連小説の有名どころを何篇かおさえておけば元ネタがわかって笑える点が非常に多い。むしろ、これだけの元ネタをよく一つにまとめたなあと思うくらいの詰め込み具合だ。 もっというと同作者の『玩具修理者』を読んでいるとさらに楽しめる。 収録されている「C市に続く道」は展開が劇的で元ネタもてんこ盛りでコミック感覚で読めてしまった。「C市」のほうは先の「C市に続く道」の内容を踏まえながらぞっとするようなその後を描いており、不穏な雰囲気と展開が楽しめる。

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2020/12/01

クトゥルフジャンル物ってあるんですね。知らなかった…。なんかもうはちゃめちゃな宇宙大戦争的な話だと思って読んでた(+いつもの埒のあかない会話とグロさを楽しんでた)。

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2020/06/24

2020年6月23日読了。異様な噂のある日本の漁村を訪れた調査チーム、「C」なる存在に対抗すべく活動を始めるが異常な出来事が頻発し始め…。クトゥルフ神話を題材にしたシリーズ、小林泰三による既存短編「C市」の前日譚と言うが、既存短編をネタにしてとにかく著者の好きな肉・骨・臓物ゲロゲ...

2020年6月23日読了。異様な噂のある日本の漁村を訪れた調査チーム、「C」なる存在に対抗すべく活動を始めるが異常な出来事が頻発し始め…。クトゥルフ神話を題材にしたシリーズ、小林泰三による既存短編「C市」の前日譚と言うが、既存短編をネタにしてとにかく著者の好きな肉・骨・臓物ゲロゲロとクトゥルフネタ、他作品とのつながりネタ(個人的にはもう玩具修理者ネタはいらないと思う)を詰め込んで登場人物のトンチンカンな会話をトッピングした、いつもの小林作品という感じ。ただ、会話の中で繰り返される「論理的とは何か?非論理的な状況で論理にこだわる意味はあるのか?」「世界に対する認識が変われば、世界もまた姿を変えるのではないか?」という問いは、それが交わされる状況は甚だ異常だが人間存在に関わる深い問いかけでもある…?

Posted byブクログ

2019/06/30

頭悪い感じのクトゥルフ大戦争は嫌いじゃないというか好き。そして玩具修理者がちょこっと出てきてヤスミンファンとして非常に嬉しい。

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2019/06/04

「C市に続く道」 名前を呼んではいけないもの。 彼等は不完全体を見たから無事に帰ることが出来たのか、それとも幻を見たからなのか謎が多いな。 自分達の力でなく人間を宿り木にしなければ繁殖出来なくなった彼等を産む母体は、相当な負担と戦う事になるのだろうな。 「C市」 滅ぼす為に作り...

「C市に続く道」 名前を呼んではいけないもの。 彼等は不完全体を見たから無事に帰ることが出来たのか、それとも幻を見たからなのか謎が多いな。 自分達の力でなく人間を宿り木にしなければ繁殖出来なくなった彼等を産む母体は、相当な負担と戦う事になるのだろうな。 「C市」 滅ぼす為に作り上げたのは。 彼が何故ここまで執念深く追い続けるのかは謎だが、あれで全ては終わるのか気になるな。 あくまでも人外であり、神に近しいものたちを相手にしているのだから普通に考えれば人間じゃ太刀打ち出来ないよな。

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2019/03/17

この本は小林泰三流クトゥルフ神話の二次創作。この本以外にもクトゥルフ神話の二次創作はかなり読んだけれど、肝心の原本を読んでいないため、自分が味わい切れていないのが勿体なかった。とりあえず、この本ではネクロノミコンは美少女型じゃないです… それでも『玩具修理者』や『酔歩する男』のキ...

この本は小林泰三流クトゥルフ神話の二次創作。この本以外にもクトゥルフ神話の二次創作はかなり読んだけれど、肝心の原本を読んでいないため、自分が味わい切れていないのが勿体なかった。とりあえず、この本ではネクロノミコンは美少女型じゃないです… それでも『玩具修理者』や『酔歩する男』のキャラクターが登場し、小林泰三のファンならニヤリとする仕掛けがあったので楽しめた。

Posted byブクログ