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クロストーク の商品レビュー

4.3

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    3

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2024/01/06

長い。 序盤に全く感情移入できない主人公が登場し、ショートメッセージやSNSと電話で親戚や同僚とひっきりなしにコミュニケーションを取ってるところを我慢したり、やりとりしてるのが誰か登場人物欄で名前を確認する覚悟が必要。

Posted byブクログ

2023/01/11

友達が読んで面白かったって言ってて、図書館にあったので借りてみた。ら、めちゃくちゃ分厚くて、思わずえって声が出た。しかも二段組。 30分程度だと何回か読んで3分の1くらいしか終わらないし入り込むのにちょっと時間が必要で読みづらかったので、2時間くらいまとまった時間を作ったら3分の...

友達が読んで面白かったって言ってて、図書館にあったので借りてみた。ら、めちゃくちゃ分厚くて、思わずえって声が出た。しかも二段組。 30分程度だと何回か読んで3分の1くらいしか終わらないし入り込むのにちょっと時間が必要で読みづらかったので、2時間くらいまとまった時間を作ったら3分の1スッと読めた。残り3分の1は怒涛の展開で、2時間半くらいで読んだはずだけど時間のことをすっかり忘れて読んだ。 最初はたくさん登場人物がいるのと翻訳小説に慣れてないのもあってちょっととっつきづらかった気はする。細切れに読むと、開くたびに誰だっけこれ?となるし。でも3分の1過ぎたあたりからスピードが早くなって読みやすくなってきて、最後はまさしく文字が洪水の勢いで流れ込んでくる感じで面白かった。しんどさはほとんどなくて、話の流れがスッと流れ込んでくるのが心地よかった。読み返しとかもほぼせず、一読でいけたのもよかったな。 話の内容自体は、予測が当たったり当たらなかったり全然気がついてなかったりしたし、ひたすらに面白かったな。 これ高校生くらいで読んでたら、徹夜で読み切ってただろうなぁと思う。楽しかったなぁ。

Posted byブクログ

2022/07/19

初めは延々続く身内の話に 結構うんざりしつつ 進まない話を読んでいた けど、途中から俄然スピードアップし 話が超面白くて 一気に終わった!! なんてお話なんだろ、凄すぎ

Posted byブクログ

2022/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々のコニー・ウィリスだ! 『ドゥームズデイ・ブック』でドハマリし、『航路』、『犬は勘定に入れません』と愉しい読書体験をさせてもらってきたが、今回も同様。今年のベスト1でした。

Posted byブクログ

2022/01/12

これぞ、コニー・ウィリス節!というような導入部のドタバタ感とウィットに満ち満ちている会話で、軽快にスタートするのがたまらない! 話が進むにつれてヒロインの困惑や、手を差し伸べてくれてる相手に対する反発が時にじれったくも共感もしてしまう。 ラスト、全てが解決したかにみせかけてからの...

これぞ、コニー・ウィリス節!というような導入部のドタバタ感とウィットに満ち満ちている会話で、軽快にスタートするのがたまらない! 話が進むにつれてヒロインの困惑や、手を差し伸べてくれてる相手に対する反発が時にじれったくも共感もしてしまう。 ラスト、全てが解決したかにみせかけてからの、怒涛の展開にも驚いた。 コニー・ウィリスの本は、どれも緻密に書かれているので、ある程度物語が進んでから、最初の方を読み直すとちゃんと匂わせる何かが散りばめられていることに気づく。 大好きな作家さんの最新作だったけど、やっぱり間違いなくおもしろかった!

Posted byブクログ

2021/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰もかれもがひっきりなしに携帯でメールやメッセージを送りあい、ネットでコミュニケーションしあっている、ほんの少し未来の社会。 さらには最新流行の脳外科手術によって、恋人や夫婦がお互いの気持を伝えあう事が出来るようになり、著名人たちが手術待ちのリストに名を連ねている。 携帯電話会社に勤めるブリディは、ボーイフレンドで社内きってのイケメンエリート・トレントからの提案で、過干渉気味の親族たちや変わり者の同僚・CBの反対を押し切ってこっそり手術を受けたのだが… ぷはー。面白かったー! 今の世界と地続きのコミュニケーション過多で騒々しい世界で、“脳外科手術”というすぐそこにありそうなSF要素と、むしろノスタルジックにさえ感じる“テレパシー”をミックスして、キラキラで甘い飴細工を飾り付けた、ハラハラドキドキラブストーリー。 トレントは最低野郎だろうな〜とか、CBがブリディの本当の恋人になるだろうな〜とか、ピンチを共に切り抜けるうちに恋が芽生えるとか、それ言っちゃうと予想通りの王道ラブコメなのに! 会話や文体のスピード感も相まって、うわーーーっとジェットコースターに乗ってるように、やめられないとまらない。 わかっていて乗る。予想以上のトリップ感を味わう。読み終えて、スカッとハッピー。 コニー・ウィリス、最高です。

Posted byブクログ

2021/03/25

読み終わるといつも、なんだかなあ、と思うにも関わらず読んでしまう。好きなのか嫌いなのかよくわからない。 ハリウッド映画によくある、主人公が歩いてくる中を周り中から話しかけるシーン、がそこかしこにあり、疲れる。主人公も疲れるシーンなので仕方ない、というか表現がうまいってことかな。

Posted byブクログ

2020/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いやあ、面白かった。 700ページ超、二段組み、一日で読破。 だって、続きが気になるんだもの。 正直最初はうんざりだったんだよね。 主人公ブレディの親族も同僚も、とにかく誰一人として他人の話を聞かない。 で、自分の言いたいことだけまくしたてる。 こういうの、嫌いなんだよ。 ガーディアン紙必読の1000冊の中に『ブリジッド・ジョーンズの日記』が入っているのが許せないのも、この理由。 人の話を聞け! でも、EED手術を受けた後からは、もう一気呵成。 本来なら恋人であるトレントと、言葉を交わさなくても気持ちを伝えられるようになるはずなのに、一向にトレントに繋がらないと思ったら、とんでもない人と繋がってしまった。 こんなことトレントにばれたら、愛情を疑われてしまう。 タイムリミットがあるにもかかわらず、事態は悪くなる一方。 この辺のドタバタぶりは『犬は勘定に入れません』を彷彿させる。 そして徐々に重要になる脳内イメージの存在。 『航路』もそうだったけど、脳内イメージが直接現実世界に影響を与えることはないけれど、イメージすることで本人が変わっていくことはできる。 妄想族でよかった! あの人がこうするだろうとか、この人の正体は…とか、予想はどれもこれも簡単に当たるんだけど、それでもその先が気になってしょうがない。 で、なんだかんだ言っても、愛は言葉にして伝えないとあかんのよね。 ふふ。

Posted byブクログ

2020/10/22

SF作家コニー・ウィリスの近未来SFラブコメ。 テレパシー能力やコミュニケーションの問題を扱いつつ、笑わせながら怒涛の展開へ。 ブリディは、携帯電話メーカーに勤めるキャリアウーマン。 仕事の手配に忙しいうえに、しょっちゅう電話をかけてきたり、会社にまで押しかけてくる家族たちに大...

SF作家コニー・ウィリスの近未来SFラブコメ。 テレパシー能力やコミュニケーションの問題を扱いつつ、笑わせながら怒涛の展開へ。 ブリディは、携帯電話メーカーに勤めるキャリアウーマン。 仕事の手配に忙しいうえに、しょっちゅう電話をかけてきたり、会社にまで押しかけてくる家族たちに大いに悩まされながらも、いきいきと活動していました。 じつは、会社一ハンサムなトレントという理想の恋人ができたばかり。 トレントのたっての希望で、EEDという最新の脳外科的手術を受けることにします。 特定の相手と感覚的に結びつき、言っていることが本気かどうか感情を感じ取れるようになるというもの。 言葉が伝わってくるわけではないけれど、ある意味ではテレパシーといえる、画期的なものなのです。 ところが、なぜかトレントではなく、変わり者の同僚、CB・シュウォーツと心がつながってしまいます。 開発担当のCBは才能はあるのですが、地下の仕事部屋にほとんど住んでいるオタク。 口うるさい親族や噂好きの同僚に隠して事を行ったブリディは、困り果てます。 姪のメイヴはまだ9歳だが、意外な理解者となり、手を貸してくれることに。家族の問題にも新たな焦点が浮かび上がります。 孤立しそうな危機に、ブリディは今まで気づかなかったことに目を開かれることになるのです。 最初は目まぐるしすぎて、こっちも読むのが大変でしたが。 ブリディのテレパシー能力が開花した時に起こったこととは。 ドラマ性が高まり、テンポよく楽しませながらも深みのある物語で、ウィリスの真骨頂に。 これだから、いいのよね~! もっとSF的ムードのある作品、重厚で感動的な作品もありますので、これは軽い方ですが。 仲間を得ての活躍ぶりと解決に快哉を叫びたくなるよう、読後感はいいですよ。 満足な読み応えでした。

Posted byブクログ

2020/08/08

他人と直接感情を通じ合うための脳手術が流行っている世界。恋人とつながるはずだったヒロインは…。 ストーリーは王道で展開が読めてしまうが、設定の緻密さと恋愛過程の心の交流描写の丁寧さ、ピンチを切り抜ける駆け引きがよかった。序盤の大人数にごちゃごちゃ絡まれる展開が苦手な人はいるかも...

他人と直接感情を通じ合うための脳手術が流行っている世界。恋人とつながるはずだったヒロインは…。 ストーリーは王道で展開が読めてしまうが、設定の緻密さと恋愛過程の心の交流描写の丁寧さ、ピンチを切り抜ける駆け引きがよかった。序盤の大人数にごちゃごちゃ絡まれる展開が苦手な人はいるかも。 ややロマンスが強めだった。安心して予定調和型SFサスペンスロマンスを読みたい人へおすすめ。 ‪会話文が多いから読みやすい。しかし、本文は二段組みで背表紙の分厚さは3cmほど。‬ ‪1945年生まれの作者が「携帯電話メーカー会社に勤めスマホに追い回される主人公」をここまで違和感なく描いているのはすごいと思う。‬ ‪全く説教感はないけれど、スマホやSNSなどつながり過多の社会で本当に必要なコミュニケーションとは、と考えさせられた。‬

Posted byブクログ