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免疫と「病」の科学 の商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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2024/05/20

2018年刊。これを書いているのが2024年。医学系の書籍として最新では無いが、素人から見れば知らない考え方が多い。「炎症」と言うと悪い印象しか無いが、「身体を守る反応」なのは当然として。老化や癌化した細胞を処理するのも炎症。心身の無理を自覚する為のセンサーとしての炎症。だから炎...

2018年刊。これを書いているのが2024年。医学系の書籍として最新では無いが、素人から見れば知らない考え方が多い。「炎症」と言うと悪い印象しか無いが、「身体を守る反応」なのは当然として。老化や癌化した細胞を処理するのも炎症。心身の無理を自覚する為のセンサーとしての炎症。だから炎症を放置して慢性化させれば病気になるのは当然だよねと。 興味深いのは確かだが、如何せん化学物質・薬剤の名所が多くて、どうしても眠くなる。でも、用語を最低限使わないと免疫の複雑さや面白さも味わえない。 一気読みしようとしない!コトをお勧めします。

Posted byブクログ

2023/01/03

潰瘍性大腸炎に罹らなければ慢性炎症について学ぶこともなかったかも知れない。 けれど、多くの人のおかげで治療法が見つかると言う希望を持てるからありがたく思う。 慢性ストレスには気をつける。

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2021/08/18

宮坂昌之さんの免疫学シリーズをさかのぼって3冊目。 この本は「慢性炎症」が主題。慢性炎症は体内で免疫系が働いているときにおこる状態で、実は、多くの慢性病に付随しておこる。がん、糖尿病、高血圧、肝硬変、認知症、老化などすべてに関係する。 その慢性炎症と免疫系の働きを解説する前半...

宮坂昌之さんの免疫学シリーズをさかのぼって3冊目。 この本は「慢性炎症」が主題。慢性炎症は体内で免疫系が働いているときにおこる状態で、実は、多くの慢性病に付随しておこる。がん、糖尿病、高血圧、肝硬変、認知症、老化などすべてに関係する。 その慢性炎症と免疫系の働きを解説する前半と各種の病気との関係、免疫メカニズムを利用した最新の治療法(話題の 「オプジーボ」も出てきます。) かなり専門的な内容が前半はでてきてさすがブルーバックスです。 でも最後の「健康法」は貝原益軒がでてきて大変一般的。

Posted byブクログ

2021/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

慢性炎症について知りたくて図書館で借りました。 個人的には慢性炎症の予防法などを詳しく知りたかったのですが、本書は発生メカニズムや引き起こされる病気についての内容が大部分を占めています。また内容も専門的なものが多く難解です。 予防法についてもやはり食事、運動、禁煙など、基本的な健康的生活を送ることにつきる、という感じです。 あと個人的に印象に残ったのは筋肉自体が作る若返り因子でアペリンというペプチドです。健康のためだけでなく老化を防ぐため運動もしなければと思いました。

Posted byブクログ

2020/06/02

免疫30パー、慢性炎症70パーという感じかな。 文章が丁寧で主語や目的語や修飾範囲を見失うような文章がほとんどないのが素晴らしい。情報量も膨大。覚えられるか!という感じ。 サイトカインやインフラマソームという部分の基本的な仕組みがわかったのは良かった。 でも免疫グロブリンとかはほ...

免疫30パー、慢性炎症70パーという感じかな。 文章が丁寧で主語や目的語や修飾範囲を見失うような文章がほとんどないのが素晴らしい。情報量も膨大。覚えられるか!という感じ。 サイトカインやインフラマソームという部分の基本的な仕組みがわかったのは良かった。 でも免疫グロブリンとかはほぼほぼ一切出てこない。ADEも書いてなかったかなぁ。慢性炎症にテーマを絞るとそうなっちゃうのかな?

Posted byブクログ

2020/02/18

免疫「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か(ブルーンバックス) 著作者:宮坂昌之 講談社 慢性炎症は万病のもと タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

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2019/10/27

アレルギーやガンなどを「慢性炎症」という観点から捉えた内容.具体的なメカニズムや生体物質の作用がわかって面白い.

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2019/05/25

「第1章 慢性炎症は万病のもと」は概説として読みやすかったが、2,3章は用語が頻出で難しい.4~6章は具体的な話で面白かった.体の中で起こっていることはまだまだ分からないことが沢山あることに驚いた.6-3 サプリメントや健康食品はほんとうに効くのか? は、これらの商品の胡散臭さを...

「第1章 慢性炎症は万病のもと」は概説として読みやすかったが、2,3章は用語が頻出で難しい.4~6章は具体的な話で面白かった.体の中で起こっていることはまだまだ分からないことが沢山あることに驚いた.6-3 サプリメントや健康食品はほんとうに効くのか? は、これらの商品の胡散臭さを常日頃から感じている小生としては、最高の記事だ.その中で論文の見方を解説しているが、重要な視点だと思う.

Posted byブクログ

2019/02/15

専門的な内容が多く、構成もやや悪く、行ったり来たりするので少し読みにくいです。 面白い内容なのですが、読者は限られてしまいそうです。

Posted byブクログ

2019/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

免疫と病の本ということで、日ごろから免疫反応、中でも自己免疫疾患について興味がある私はブクログの献本に飛びついた。ブルーバックスは高校生の頃「ブラックホール」について実にわかりやすく、また興味深く解説してあって、将来は天文学者になると思ったほど面白かったので、今回も期待大。 ところが・・・「慢性炎症の治療法と予防法を平易にわかりやすく解説」とあるのにどうにも難しい。 いや~これは、誰向けに書かれたものなのか疑問だわ。 とりあえず、流し読みし、特に興味のある疾患のところだけは熟読したものの、かつてブラックホールで感じたわくわくにはとうてい及ばず残念な結果。 ただ、ラストに書かれたと健康食品やサプリの胡散臭さは納得です。

Posted byブクログ