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箱根0区を駆ける者たち の商品レビュー

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2024/01/10

東海大のノンフィクションというか、密着ドキュメンタリー。 そんな内情があったんだということがわかりました。 両角監督も西出コーチも高校の先生出身だから教育者としての考えをすごく大事にしてるのも伝わる。 が、それにしても青学のこと嫌いなのかな?ってぐらい青学について遠回しに著者...

東海大のノンフィクションというか、密着ドキュメンタリー。 そんな内情があったんだということがわかりました。 両角監督も西出コーチも高校の先生出身だから教育者としての考えをすごく大事にしてるのも伝わる。 が、それにしても青学のこと嫌いなのかな?ってぐらい青学について遠回しに著者が批判している。調べたら出禁になってるらしい。笑

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2022/05/14

この頃の東海大学といえば黄金世代に注目が集まる中、4年生にフォーカスし箱根の裏事情を書いた作品。箱根に出られなかった4年生にもそれぞれ背景があり、どんな形で箱根に携わっていくのかが事細かに書かれている。また両角監督の教育者として選手と接している様子が知ることができ、応援したくなる...

この頃の東海大学といえば黄金世代に注目が集まる中、4年生にフォーカスし箱根の裏事情を書いた作品。箱根に出られなかった4年生にもそれぞれ背景があり、どんな形で箱根に携わっていくのかが事細かに書かれている。また両角監督の教育者として選手と接している様子が知ることができ、応援したくなるチームだなと思いました。この次の年に箱根駅伝を制し、同じ作者さんが本を出版しているのでそちらも読んでみたいと思います。

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2021/09/16

「箱根0区」は箱根駅伝にエントリーできなかった選手たちの自称らしい。この本はそのエントリー外になった選手に的が絞られてる訳ではなく、2018年の箱根の各区間の走者を中心にその周りの「0区」の選手のストーリーが織り込まれるような構成。走った選手の「箱根の実際」と、それを見守りサポー...

「箱根0区」は箱根駅伝にエントリーできなかった選手たちの自称らしい。この本はそのエントリー外になった選手に的が絞られてる訳ではなく、2018年の箱根の各区間の走者を中心にその周りの「0区」の選手のストーリーが織り込まれるような構成。走った選手の「箱根の実際」と、それを見守りサポートする選手たちの葛藤など。 みな一様でなるほどと思ったのは、箱根を目指してきた選手たちが、「自分は走れない」と分かった時悟った時の反応。そのタイミングはそれぞれ違うのだけれど、一旦は気持ちも体も沈んだところから、再度色んな形で立ち上がっていく。それまで心身の不調で走れなかった選手が、箱根に出れなかった自分と向き合った途端にタイムが上がったりする。勿論描かれてる選手のエピソードが全てではないにしろ、目指すものがあることの素晴らしさと同時にその怖さも感じさせられた。そんな時自分だったら、選手に、子供にどんなアプローチができるだろう、とか考えたよね。 色んなものが詰まってるいい本でした。 あと個人的には、エース2人が最後まで冷戦状態だった様と、敗因に挙げられてた監督とコーチの距離問題が、生々しくて良かった。あー、学校っぽい、て感じで。 箱根駅伝楽しみになりました。

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2021/02/27

東海大陸上部を通しての箱根駅伝本。 部の内情を交えて箱根駅伝レースの裏側を追った内容。青学との教育方針の違い、監督とコーチの考え方の違いなども興味深い。 発売後すぐ読んだら、もっと楽しめたかな。

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2022/01/08

大学の陸上部でも7割は出走できないという箱根駅伝。2018の東海大を舞台に裏方に回った学生たちの箱根駅伝を追ったノンフィクション。 何より題名が良い。子供の頃から夢見た箱根駅伝。希望する大学に入学するも怪我やメンタル面の問題などから実力を発揮できずメンバーに選ばれない学生たち。...

大学の陸上部でも7割は出走できないという箱根駅伝。2018の東海大を舞台に裏方に回った学生たちの箱根駅伝を追ったノンフィクション。 何より題名が良い。子供の頃から夢見た箱根駅伝。希望する大学に入学するも怪我やメンタル面の問題などから実力を発揮できずメンバーに選ばれない学生たち。メンバーの支援に回ったり翌年以降に向けて下級生の練習を引っ張ったり。実は箱根駅伝本番で走れない選手の方が多い世界。 付き添いやコース途中でのタイム測定、選手への給水など。主務、マネージャーと控え選手の箱根駅伝の二日間を描いたノンフィクション。 テレビには映らない努力の過程には感動間違いなしです。

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2019/09/13

駅伝ファンには読み逃せない一冊。 2019年の箱根駅伝でみごと総合優勝した東海大。この本は、その前年度の東海大に密着し、書かれている。 2017〜2018年のシーズンの東海大の選手たちの活躍や、2018〜2019年のシーズン、そして箱根駅伝総合優勝を思うと、選手、監督たちの苦悩や...

駅伝ファンには読み逃せない一冊。 2019年の箱根駅伝でみごと総合優勝した東海大。この本は、その前年度の東海大に密着し、書かれている。 2017〜2018年のシーズンの東海大の選手たちの活躍や、2018〜2019年のシーズン、そして箱根駅伝総合優勝を思うと、選手、監督たちの苦悩や意識の変化、競技への向き合い方、教育方針など、並々ならぬ思いが伝わり、胸が熱くなった。

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2019/05/08

 2019年の箱根駅伝で,総合優勝した東海大。  その東海大の前年,2018年の箱根駅伝までに密着し書き上げられたルポ。著者はサッカー,陸上競技などに精通したスポーツライター。  東海大に限らず,箱根の常連校は陸上競技者の層も厚く,箱根の10区に入れないメンバーも当然多い。  ...

 2019年の箱根駅伝で,総合優勝した東海大。  その東海大の前年,2018年の箱根駅伝までに密着し書き上げられたルポ。著者はサッカー,陸上競技などに精通したスポーツライター。  東海大に限らず,箱根の常連校は陸上競技者の層も厚く,箱根の10区に入れないメンバーも当然多い。  東海大では箱根のエントリーメンバーが発表されたあと,エントリーメンバーから漏れた4年生は選手のサポート,裏方に回る。これらのメンバーを箱根0区と呼んでいるそうだ。   0区の選手たちは,グラウンドなどの整備,データ集め,本番前の様々な準備,箱根当日は各区間のタイム計測,付き添い,給水,応援などの手厚いサポートを行う。  0区の献身的なサポートがあるからこそ,各区間のランナーは走ること注力できるのだ。  主務,西川雄一朗も,マネージャーとして選手のサポート,また監督やコーチとの橋渡し役となっている。表には出ないところでチームの為に尽くしている。  この本の中では,2018年,春日千速主将の代の4年生に関する記述が多い。  大学トップクラスの実力を持った,關颯人,鬼塚翔太,館澤亨次など,東海大の黄金世代と言われる当時の2年生たちが駅伝メンバーに選ばれるなか,当時の4年生,3年生は余り目立つ選手がいず,おとなしい世代だったそうだ。  その4年生も,みな,箱根で走ることを夢見て,目標に向かって練習を重ねていたのだ。競技実績や故障などで0区へとはなったけれども,チームのために,それぞれのポジションで持った役割を果たす。メンバーから外れ,一度は希望を失っても,裏方でチームのために尽くす0区選手たち。それもまた輝かしいと思う。  両角監督の話も出ていたけれど,箱根がゴールなのではなくて,大学での4年間は教育期間。卒業したあとも世界で活躍できる選手を育成したいと考えているとのことだ。  この本に書かれている2018年,東海大は往路9位,復路4位で,総合5位となった。  だが,これを良しとせず,上を目指したからこその,翌2019年の総合優勝につながったのだろう。これからの活躍も期待している。

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2019/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メンバーに入れなかった4年生の事だけを取り上げてるのかと思ったが、含めた全体を知ることができた。 それぞれの走りにはドラマがあり感動。 この本を読んでから今年の箱根観たかった!! 感動で込み上げてくる箇所も多々。 入学時タイムが基準にたりず2年生や3年生からのスタートメンバーもいたり、様々な背景を知ることができよかた。 また箱根前に読み返したいかな。

Posted byブクログ

2019/01/27

スポーツ物は根性論ばかりで内容の薄いものが多い中、取材力の高さに驚いた。特に大会当日、自身の目で見ていたかのような細かい描写に加え、0区ランナーたちの心境と回顧の書き方には感動。翌年優勝して喜びひとしお。

Posted byブクログ

2019/01/10

東海大学駅伝部、2018年正月箱根駅伝を走る10人以外に実際は走れないが、この10人とともに襷を繋いだサポートチームに着目。箱根に標準を合わせて選手育成をおこなう青山学院大学と選手一人一人が将来どう活躍出来るかに重きをおく東海大学、4連覇を目指す青山学院大学との比較も面白い!

Posted byブクログ