星の旅人 の商品レビュー
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『いくら手を伸ばしても、天の星にはとどかぬ。だが、頭で道理を考え、手足を動かして測量すれば、地を歩いていても星にとどくかもしれぬ。それが学問だ』(P.115より抜粋) 忠敬が測量で歩いた距離は、北海道から鹿児島県屋久島まで38,000キロを超える。およそ地球ひと回りの距離(地球の外周40,077キロ)だ。測量に出発したのは56歳。それまでは有力商人だった。運上金をせしめようとする役人との交渉を乗り切ったり、関東地方の凶作を見越して大阪で大量の米を買い付け、飢えている人に分け、残りを売り払って大儲けしたりもしている。 先を見る目と地道な作業、確かな思考への姿勢を学べる物語。
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伊能忠敬の測量の旅がメインだけど、彼の旅に直訴しついていった平次が加わり少々のミステリー要素が入っている。当時のことがわかる解説ページが多く、平次に関しての部分はフィクションだろうが平次のお父さんのような人は実際にいたことなどがわかる。
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