犬であるとはどういうことか の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で見かけて衝動借りしました。 面白そうなテーマでしたが、翻訳ならではの読みにくさに加え、詩的な日記風な記述が永遠に続き、結論がないようなあるような、よくわからない日常が描かれていて、私には合いませんでした。 根気よく読み続けていると、犬が嗅覚から受ける情報量の多さやその活用法、また、人間の嗅覚との比較や現代の無臭文化についてなど、興味深いこともあるのですけどね。 でもやっぱり読みにくくて全体的にはつまらない。
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副題に「その鼻が教える匂いの世界」とある。 犬にとっての「匂いの世界」かと思って読み始めるが、犬はもちろんのこと、人間の匂いを感じる能力についても書かれている。 著者自ら大学の嗅覚研究室の被験者になり、臭いをかぎ分ける訓練をしたり、実際に街へ出て、道路に四つん這いになって(犬のよ...
副題に「その鼻が教える匂いの世界」とある。 犬にとっての「匂いの世界」かと思って読み始めるが、犬はもちろんのこと、人間の匂いを感じる能力についても書かれている。 著者自ら大学の嗅覚研究室の被験者になり、臭いをかぎ分ける訓練をしたり、実際に街へ出て、道路に四つん這いになって(犬のように)匂いを嗅いだり。 もちろん麻薬探知犬、救助犬、病気を見つける犬、トリュフ犬など、働く犬の訓練の様子や実際を紹介もしている。 人間も2足歩行になる前は、もっと匂いを嗅ぐことが重要だった。2足歩行になり、物事を視覚で捉えるようになるった結果、匂いに鈍感になったのかもしれない。 美味しいご飯を食べる時、良い匂いにうっとりする。 それだけじゃない。この本を読んでからは、もっといろんな匂いを嗅いでみようと鼻をフンフンいわせるようになってしまった。
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