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日本の「中国人」社会 の商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

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2022/04/25
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日本に住む73万人の中国人の実態を インタビューや個人の視点から記したもの。 総じてミクロの視点からの記述の割にはルポタージュとしての面白みに欠ける。 ・日本人に有名な中華料理店と中国人のそれは違う ・今(2018年)日本に来る中国人は昔に比べて金持ちで優秀の人が多い ・中国人は大人でも よく勉強する。ビジネススクール(2年350万円)、学習アプリ(得到)はやってみたい。

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2021/07/31
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なんとなく日本にいる中国人をサポートしたいと思っていたけど、在日中国人が具体的に何に困っているのか、どういう側面からサポートできるのか知ることができた。 心理的なサポートもある。 親が積極的にPTAに立候補するっていうのは面白いなと思った。 「中国リテラシー」が低い日本 初めて聞いた表現で印象に残った 「サラダボウルと同じで、野菜同士は同じボウルの中にあっても、ドレッシングがなければ交わらない」 「中国に帰っていたら、自分の伸びしろは大きかったかもしれない。でもその分競争が激しいから失敗していた可能性もある。日本は中国ほどの伸びしろはないかもしれないけど、公平な社会だから努力次第で成功できる」 「中国人のゴミ出しマナーは・・」の「中国人」を個人の名前に置き換えてみる。「〇〇人は」と一括にする視点を捨てることが開かれた社会につながっていくのでは。

Posted byブクログ

2020/07/22

中国人と一括りにすると大きな間違いを犯すことになることがよく分かる話が満載だった。人種に限らず同じ人間として、同じようなところで悩み、考え、その日を暮らしていっているんだと感じた。外国に出ている人の方が、国内だけで暮らしている人に比べて自分の人生についてより深く考えている人が多い...

中国人と一括りにすると大きな間違いを犯すことになることがよく分かる話が満載だった。人種に限らず同じ人間として、同じようなところで悩み、考え、その日を暮らしていっているんだと感じた。外国に出ている人の方が、国内だけで暮らしている人に比べて自分の人生についてより深く考えている人が多いと感じるのは、人種を問わないことだろう。日本人は外に出て、もう少し自分のことについて、日本のことについて考えるべきだと考えさせられた。

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2020/07/07

・プロローグ →昔とは違う現状の日本における中国人の在り方。 ・第一章 なぜ、この街にばかり集まるのか →一定の地区に集中して住む中国人とまたそこに住む日本人との在り方。 ・第二章 日本に持ち込まれたコミュニティの構造 →日本において中国人が各々のコミュニティをつくり集まり互いに...

・プロローグ →昔とは違う現状の日本における中国人の在り方。 ・第一章 なぜ、この街にばかり集まるのか →一定の地区に集中して住む中国人とまたそこに住む日本人との在り方。 ・第二章 日本に持ち込まれたコミュニティの構造 →日本において中国人が各々のコミュニティをつくり集まり互いに情報網をつくりあげている。またそれの土台となる中国ならではのSNSの使用。 ・第三章 勉強に駆り立てられる人々 →日本とは違い目まぐるしいスピードで変化している中国。子供から大人まで常に変化に追いついていかなければという危機感。また日本と中国の教育環境を上手く利用した親の子供への教育機会。 ・第四章 日本の教育はゆるすぎる →子供と親が絡んだ中国での受験戦争。 ・第五章 日本に住むこと、その利点と難点 →中国人による日本を経由した中国へのビジネス。 第六章 私たちは違う世界に生きている →食文化、コミュニケーションといった同じアジア人でも異なる見方、考え方。同じ中国料理でも日本の中国料理とはかなり差異がある。 第七章 彼らがこの国に住み続ける理由 →日本に住む中国人それぞれが思う考える日本における理由。 →今後における〇〇人は〜という一括りの考え方からの脱出の必要性。 日本に中国人が増えてきているのは肌で感じていたが、当事者達の現状までは知る由がなかった。この本を通して日本で彼らがどういった目的または理由で生きているのかを知ることができ、またその反面『中国社会を理解する』という点においてもとても勉強になりました。 私が精読できていないのかもしれませんが、比較的エリート、富裕層の方々の証言が多々描かれていると思ったので、より一般層の方に焦点を当てた現状も知り得てみたいと思いました。

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2020/06/07
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比較的最近の日本にいる中国人のお話。 日本にはすでに70万人以上の中国人がおり、短期・公務、さらに帰化した中国系を含めると100万人もいるらしい。 西川口といったすでに中国人が多いことで有名になった場所、そのほか中華街とは別に中華学校の存在等の理由で中国人が集まっている横浜市南区の話とか興味深い。 筆者が言うようにSNSの発達等で本国と瞬時に繋がりを持ち続ける分、今の中国人は日本人化しなくともやっていけるところはあるのだろうなと思う。 また筆者は日本人の中国・中国人に対する理解力の低さについて書いているが、それはつまり中国人が日本人を理解することも難しいということなのではないか?とも思う。自分自身中国に関わってみて、確かに大きく違うと思うし、根本的に相容れない考え方を持っている人も多い。だが中国人も違う考え方を尊重できるほど視野が広くもないという印象だ。 これだけ物理的にも文化的にも近い日本が、彼らを理解できないのであれば、では世界で誰が理解できているのだろうか?という気もする。

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2020/02/08

<目次> プロローグ日本の中国人は、高地県民とほぼ同数 第1章なぜ、この街ばかりに集まるのか 第2章日本に持ち込まれたコミュニティの構造 第3章勉強に駆り立てられる人々 第4章日本の教育はゆるすぎる! 第5章日本に住むこと、その利点と難点 第6章私たちは違う世界に生きている 第7...

<目次> プロローグ日本の中国人は、高地県民とほぼ同数 第1章なぜ、この街ばかりに集まるのか 第2章日本に持ち込まれたコミュニティの構造 第3章勉強に駆り立てられる人々 第4章日本の教育はゆるすぎる! 第5章日本に住むこと、その利点と難点 第6章私たちは違う世界に生きている 第7章彼らが、この国に住み続ける理由 エピローグ黄さんが日本で送った日々 あとがき 2018/12/10 初版 みんながんばってるよ 中国人コミュニティに入っていろいろ知りたいなあ

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2019/11/01

タイトル通り。 シナ人の努力の仕方は本当に凄いと思うが、それがもちろんシナ人全体ではないはずで。 ムッチャ、シナ人側からの視点でそれは新鮮な感覚ではあるが、危機感の薄さも気になる。 共産党についてあまりにもさらっと触れてるだけだったり。 この本だけ読んでいてはダメな気がする...

タイトル通り。 シナ人の努力の仕方は本当に凄いと思うが、それがもちろんシナ人全体ではないはずで。 ムッチャ、シナ人側からの視点でそれは新鮮な感覚ではあるが、危機感の薄さも気になる。 共産党についてあまりにもさらっと触れてるだけだったり。 この本だけ読んでいてはダメな気がする。

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2019/10/11

日本にいらっしゃる中国人の方の現状。自分も数年に一度中国に行く機会がありますが、特にここ5年くらいでの発展は目覚ましく、日本はいろんな面で本当に抜かれていると実感しました。この差はこれからさらに広がってしまうようにも思われます。さらに日本に滞在されている中国人の方の意識の高さもよ...

日本にいらっしゃる中国人の方の現状。自分も数年に一度中国に行く機会がありますが、特にここ5年くらいでの発展は目覚ましく、日本はいろんな面で本当に抜かれていると実感しました。この差はこれからさらに広がってしまうようにも思われます。さらに日本に滞在されている中国人の方の意識の高さもよくわかりました。ただ、本著は富裕層の方のお話に特化している部分もあると思われ、そうでない方の現状ももう少し知りたかったです。

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2019/10/05

国慶節休暇の移動の車内にて。 日本にいる中国人がメインのテーマだけど、中国にいる中国人の気質についても書かれていて勉強になる。 中国の「日本人」社会についても、似たようなことが言えるかなと思いながら読んだ。

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2019/09/08

日本に住む中国人は急増し、その総数は17年末で100万に迫るという。果たしてそれは脅威ではないのか?中国人は日本社会に溶け込めるのか?しかしながら、本書はそれらの関心をはぐらかし、日本での暮らし、仕事、育児、進学などの悩みを描き、等身大の姿として伝えている。一定の教養ある中国人が...

日本に住む中国人は急増し、その総数は17年末で100万に迫るという。果たしてそれは脅威ではないのか?中国人は日本社会に溶け込めるのか?しかしながら、本書はそれらの関心をはぐらかし、日本での暮らし、仕事、育児、進学などの悩みを描き、等身大の姿として伝えている。一定の教養ある中国人が持つ悩みである。ただ、私たちの関心事はその水準に達しない多数の人々の動向にある。北京オリンピックの時に起こった多拠点での過激なデモを忘れてはいない。本国共産党との繋がり、地域コミュニティでの非協調性、犯罪などの数がもたらす社会的影響、共存のあり方に触れて欲しかった。

Posted byブクログ