物語批判序説 の商品レビュー

蓮實重彦(著者)

2023/07/02

1990年、学生時代に河出版で読了。
蓮實さん独特の長い長い文体に初めて出逢った本。
とにかく、物語的なものに回収されることを必要に回避しながら、事物、言葉、概念が生成される瞬間瞬間に立ち会おう、迫ろうとする姿勢は偏執的であり感動的。

2018/12/12

中公文庫から刊行されていたものの復刊。
中公だったかな〜と首を傾げていたら、私が持っていたのは河出文庫の『文学批判序説』だった。どおりで読んだ記憶が無い筈だ……。
ちくま学芸文庫の『帝国の陰謀』と併せて、堪能した。