総理にされた男 の商品レビュー
エンタメとしても面白かったし、内閣と官僚の関係性も今までぼんやりとしていたところがわかりやすく学べた。
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中山七里さんぽくないエンタメ小説でしたがすごく面白く一気読みしました!小説ならではの現実離れした展開で痛快なストーリーでこんな総理大臣サイコー!(笑)なんて思いながら読み終えました!(笑)
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中山七里らしくないエンタメヒューマン系。 小説ならではのありえない展開続きやけど内閣構造がよくわかって、現実と見比べてみたりするとより理解が進んだ。 後半の展開はちょっと現実離れしすぎてたw
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池井戸彰風と見せかけて、突っ込みどころ満載な無謀な展開は、あぁ中山七里さんだなぁと思わせる作品でした。 日本の政治もこんなワクワクする展開だったら‼️と、お話に未来への希望を見出だした分、現実とのギャップに、読了後くらーくなってしまいました。
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面白かった。 「大人の事情」という言葉はどの業界でも存在する。 政治家も、それ以外の社会人も、新人の頃に持っていた青臭さは、だんだんと薄められていく。 一意に悪い言葉ではない。社会の複雑さとその中での自分の役割を理解していくということである。ただ、それゆえに見えなくなる部分や、場...
面白かった。 「大人の事情」という言葉はどの業界でも存在する。 政治家も、それ以外の社会人も、新人の頃に持っていた青臭さは、だんだんと薄められていく。 一意に悪い言葉ではない。社会の複雑さとその中での自分の役割を理解していくということである。ただ、それゆえに見えなくなる部分や、場合によっては故意に目を背け始める部分がでてきてしまう。本当にそれでいいのかとも思いながら、芯にある青臭い感情を押し殺しながら生きている。 本書は青臭さのある「総理にされた男」と、その言葉に感化され惹きつけられる大物政治家たちの物語。 一筋縄ではいかない世界ではある。だから上手い立ち回りを覚えてしまう。だからこそ、まっすぐな青臭さに惹かれる大物たちに同情してしまう。純粋無垢な青臭さに嫉妬もしてしまう。
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総理目線で物事を考えるのが新鮮でした。 政治に疎い主人公が、その無知さに呆れられる場面が度々出るが、自分はそれ以上に何も知らず恥ずかしくなりました。 読み終わる頃には、政治に対して少し親近感が湧きます。 結局のところ人を動かすのは法律やルールじゃなくて信念や伝え方なんだなあ...
総理目線で物事を考えるのが新鮮でした。 政治に疎い主人公が、その無知さに呆れられる場面が度々出るが、自分はそれ以上に何も知らず恥ずかしくなりました。 読み終わる頃には、政治に対して少し親近感が湧きます。 結局のところ人を動かすのは法律やルールじゃなくて信念や伝え方なんだなあと。 物語的にこれからどうなるんだって所で終わるので、続きを知りたくなります。
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わたしが今まで読んできた中山七里さんの小説とはまったくの色違い。 役者が総理大臣にされて、そんなアホな。と最初若干世界観に入りきれなかったのですが、途中から怒涛の展開。なんならもうちょっと読みたかったと思いました。
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民主党政権後の自民党をモデルにしており、党内のバランス、官僚主導政治、国際問題など様々なことを学べる一冊。 一介の売れない俳優が演技が上手いだけで総理の代わりになれるとは思わないが、スタイルは痛快。 こういう政治家がいれば票を投じたいところだ。
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ミステリーだと思って読み始めたけど、ミステリーじゃなかった。替え玉で総理にされた男が、奮闘する物語。政治と経済の話はリアルで、勉強になりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シンプルに総理の替え玉の役者が奮闘するストーリー。 池井戸潤の作品にもこういうのはあったよなと思いつつ、こちらの方が正義感のようなものがストレートに描かれていて感情移入してしまう。 政治のことを大して知らないからこそ、ありありと描かれる現状の問題点をすんなりと受け入れ、そこに正面衝突する主人公の慎策のことを応援したくなる。 というか、昨今話題の都知事選の石丸伸二候補者を重ね合わせながら読んだから面白かったのかも。 読み進めるごとに替え玉がバレるのが辛いなぁと思ったら終わり方は拍子抜け。 謎のハッピーエンド。
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