1968 三億円事件 の商品レビュー
「三億円事件」を題材にした五つの物語。事件の謎を扱ったものや、後日談的なものなど趣向も凝っていた。下村作品が一番事件に切り込んでいて面白かった。
Posted by
2024.10.14 こういっては本当に失礼で申し訳ないのだが、売れている作家とそうでない作家の実力差が如実に現れている。 5人の作家の競演だが、そのうちの4人は2024年現在のまずまず知られている作家である。あとはノーコメント。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
旅のお共として。三億円事件についてのアンソロジー。作家さんによって全然書き方が違う。まぁ違うようにしてるんだろうけど。事実を踏襲している部分もそれぞれあって、ざっくりとしか知らない私も、新しい情報を知ることができた。しかし、ほんとこんな数十年経ってもアンソロジーが組まれるくらい、この事件が社会に与えたインパクトは大きいんだろう。警察自作自演説というのは初めて知った。学生運動もそういうことが日本で行われていたなんて信じられない。最後の今野敏「特殊詐欺研修」が他のより断トツ短いのに、圧倒的に面白かった。さすが今野敏。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3億円事件をベースにした小説。3億円事件の真相はこうだったんじゃないかと思わず想像してしまうほど、当時の状況を基に作られている。 事件そのものの顛末の他、事件をまねたり犯人に恋したりといった物語もあり、バラエティに富んでいる。 「楽しい人生」は上述のとおり、現場の状況からこんな展開だったかもと現実味を帯びていて楽しめた。 「初恋は実らない」では、運命の人の正体は最後まで明かされない者の、幼いころに出会った犯人かもと読者に思わせ、モヤモヤ感と恐ろしさがごっちゃ混ぜに感じられた。 「特殊詐欺研修」は、展開が読めるものの、三億円事件を現代の物語に落とし込み、短文ながらテンポよく進んでいった。
Posted by
途中まで読みました。三億円事件好きだから。 ただ5人の作家が同じ内容の事をいろんな角度で切ると読んでて退屈にもなるわけで、途中で断念。まぁええかな。 好きですよ三億円事件。
Posted by
今野先生以外は初めて読む作家さん達だった。1968年といえば、いまやおばさんの私さえまだ子供だった。その事件が今なお小説の題材となるのだから凄い。やはり今野先生が断トツに面白かった。
Posted by
三億円事件の犯人と名乗る人の本を先日読んだ。 それよりも、こっちの方が面白かったかも。 三億円事件をモチーフに5人の作家が書いた短編集。 どれも個性的で、最初の下村敦史さんのは面白い終わり方だった。 織守きょうやさんのは、事件を目撃した小学生が犯人に恋をしてしまったし、 最後の...
三億円事件の犯人と名乗る人の本を先日読んだ。 それよりも、こっちの方が面白かったかも。 三億円事件をモチーフに5人の作家が書いた短編集。 どれも個性的で、最初の下村敦史さんのは面白い終わり方だった。 織守きょうやさんのは、事件を目撃した小学生が犯人に恋をしてしまったし、 最後の今野敏さんのは三億円事件を違った目線で書かれてて良かった。 今野敏さんの作品は他にも読んでみたいと思った。
Posted by
1968年に起きた三億円事件の謎に挑んだ5人の作家の競作アンソロジー。楽しめた。それぞれの作家の謎へのアプローチの仕方に唸ることしきり、さすがプロ。今野敏さんの作品が面白かった。これまで事件をモチーフにした小説や映像作品も多く作られていて、頭脳警察のファーストアルバムとか、高田渡...
1968年に起きた三億円事件の謎に挑んだ5人の作家の競作アンソロジー。楽しめた。それぞれの作家の謎へのアプローチの仕方に唸ることしきり、さすがプロ。今野敏さんの作品が面白かった。これまで事件をモチーフにした小説や映像作品も多く作られていて、頭脳警察のファーストアルバムとか、高田渡も三億円事件を唄ってたなーとか、そういえば平成三億円事件の犯人は葉月里緒奈だったか?とか、いろんなことを思い出しながら読んだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説家というのは素晴らしい才能を持った人たちだ、ということを痛感させられる一冊。 例の三億円事件をテーマに、5人の作家がそれぞれの物語を描く。 どれをとっても同じ発想がないのが不思議。 また、我々が想像もしない観点から物語を作るのも驚き。 大事件をテーマにした競作本、素晴らしいアイデアだと思った。
Posted by
期待していた内容とは違ってイマイチ。 「楽しい人生」「初恋は実らない」が良かったかな。 あとはどれもむりやり「三億円事件」と絡ませてる感が強くつまらなかった
Posted by
- 1
- 2