大統領失踪(下) の商品レビュー
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思った以上に王道に面白かった。最後の方のどんでん返しも(王道すぎたからそうだろうとは思ってたけど)ちゃんとしてて良かった。 どうしてこんなに疾走感を一々削ぐの!?と思うとこもあるけど、オーギーが逃げたあとあたりからは面白く読めた。 最後の大統領演説、ただのクリントン元大統領の演説で、彼自身の野望でしかなくて笑いが止まらなかった。 あと、ロシアをクリントンの名前でここまで酷く書いて色々問題ありそうだけどそれも面白い……。笑ってはいけないネタ多いのは割と好き。 バッハが女の憧れって感じなのも良いな。読みながらずっとバッハ(作曲家の方)、特に教会カンタータ57の『その人は幸いなり』聞いてた。 ジンジャーキャンディもかっこよかったんだけど、日本語にすると「生姜のど飴」としか思えなくて悲しい。 フェラガモのサングラス欲しい❤︎
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元大統領と、ミステリー作家の合作です。元大統領ががっつり入って作られてるなら、そりゃおもしろいだろうと期待しますよね。ミステリーとしては平凡だったとしても、その背景にある大統領の実情なんかが出てきて、いろんな発見があるんじゃないかとか、思いますよね。私もそういう期待のもと、読みま...
元大統領と、ミステリー作家の合作です。元大統領ががっつり入って作られてるなら、そりゃおもしろいだろうと期待しますよね。ミステリーとしては平凡だったとしても、その背景にある大統領の実情なんかが出てきて、いろんな発見があるんじゃないかとか、思いますよね。私もそういう期待のもと、読みました。 結果、なんとも微妙でした。こんなこと書くと失礼かもしれないけど、大統領の自画自賛に感じられたんですよね。やれ、大統領は重たい決断を常にしていかなければならないのだ、とか、やれ、専門家がどういっていたとしても政治的判断の重責を果たさねばならないのだ、とか、大統領がスーパーマンとして描かれすぎのように見えたんです。知りたいのはそこじゃないんだなあ。 まあ、小説としてなかなかおもしろかったのはおもしろかったですが、期待してたかんじではなかったなあというのが、正直なところでした。【2020年2月13日読了】
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(邪推かもしれんが)かなりパタースンの手がはいってると思う。アレックスとかのシリーズの翻訳を先に望む。
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元大統領の共著作。元レンジャーの大統領と言うことでエアフォース・ワンのハリソン フォードばりのアクションがあるのかと思いきや、メインの展開はしっかり頭脳戦でした。 随所にアメリカ的な価値観が(特に最後のスピーチ)が出てくるけども、そこは大統領経験者が共著と思えば許容範囲内?
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ミステリとして読むと、おそらくミステリ好きな人なら途中で真犯人が分かってしまうだろう。正直、上巻の時点で半分くらいは想像がつく。物語の展開も、スリリングではあるが直線的であり、謎解きのカタルシスのようなものは得られない。 しかし元大統領が、共著という形とはいえ現職大統領を主人公に...
ミステリとして読むと、おそらくミステリ好きな人なら途中で真犯人が分かってしまうだろう。正直、上巻の時点で半分くらいは想像がつく。物語の展開も、スリリングではあるが直線的であり、謎解きのカタルシスのようなものは得られない。 しかし元大統領が、共著という形とはいえ現職大統領を主人公に小説を書く、というそのメッセージ性は透けて見える。特にロシアの描写は、訳者あとがきにもあるが、妻ヒラリー・クリントンが敗れた大統領選挙におけるロシアゲート疑惑を意識しているのだろう。最後の演説にはビル・クリントンの主張、現政権への警鐘とも取れる。主人公の無双ぶりは明らかに彼の理想像だ。 そうやって読むとサスペンスとしてより、サスペンスを借りた政治的発言という見方もできる。大統領という職務の重さを描写した小説として面白い。 しかし総じてアジア諸国の陰が薄いのは...クリントンの意向かしら。そんなに国をバンバン出すと分かりにくいと思ったからかしらん。
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元大統領が書いたと言う事で興味を持ったのですが、読んでみると、そう言う事を割り引いても、一級のサスペンス作品として十二分に成り立っています。共著者との役割分担は不明ですが。 興味深かったのは、ロシアが悪者で、中国はチラッと触れたくらいであった事。うーん。クリントン夫妻、やっぱり、中国コネクションがあるんでしょうかね?いま、この手の作品を書くのであれば、ロシアも一時期と比べて、冷戦時代の様のこの手の話に出てきても違和感が無くなりつつありますが、それでもやっぱり、“いま”こういう話を描くのであれば、悪役は中国では無いかと? それと、もう一つ。終盤、ロシアと選挙の絡みが一節書かれているのですが、これは、第45代大統領の事を言っているのだと思います。 著者のクリントン自身は、下院で弾劾訴追を受けて、上院で弾劾否決と言う経験をしている訳ですが、この物語のダンカン大統領が、弾劾されそうになると言う設定は、その経験と無関係ではないと思います。もっとも、セックススキャンダルと、国家安全保障上の問題と、弾劾の対象が全く異なってはいますが。 ちょっと思ったのは、ダンカン大統領は、クリントンの想像している理想の大統領像ではないのか?と言う事。たぶん、自分もそうなりたかったのかな?と。 物語の結末に向けて、物語は二転三転します。なかなか、読ませます。
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いや~、すごく面白かった。 ビル・クリントン元大統領が描く、サイバーテロ&ポリティカルスリラー・エンターテイメント。まさに大統領を主人公にした『24-トウェンティーフォー-』。 元大統領が本を出すというのは珍しいことではないが(『○○大統領回顧録』とか)、このようなエンターテイ...
いや~、すごく面白かった。 ビル・クリントン元大統領が描く、サイバーテロ&ポリティカルスリラー・エンターテイメント。まさに大統領を主人公にした『24-トウェンティーフォー-』。 元大統領が本を出すというのは珍しいことではないが(『○○大統領回顧録』とか)、このようなエンターテイメント小説を出すのは極めて異例。しかも、大統領が主人公とくれば、そりゃ、リアリティー抜群に決まっている。なんたって自分の経験をそのものを書けるのだから。 ストーリー的には、初めての執筆ということで(百戦錬磨の作家ジェームズ・パターソン共著ではあるが)、トム・クランシーやフレデリック・フォーサイスの作品に比べれば、単純すぎるくらい単純なストーリーである。しかし、そこは大統領経験者が書いた小説なのだからリアルな大統領の考え方やホワイトハウスの力学、各国首脳との関係などをじっくり楽しむのがこの本の楽しみ方。 それでもサイバーテロの恐ろしさやそれを防ごうとする専門家たちの息詰まる攻防は読みごたえがあった。 主人公のダンカン大統領はまだ一期目ということであるので、ぜひ、再選を目指して活躍し、読者を今後も楽しませてほしい。
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面白かったです。黒幕明かすところがなかなかスリリングでした。こういう作品読むとアメリカ大統領はあらゆる知識と経験を兼ね備えた大変優秀な方でなければなれないのでは、とつくづく思います。私にはわからないけれどトランプ氏もそうなんでしょうね、きっと。
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米国を襲うサイバー攻撃に対するサスペンス小説 クリントンの理想が反映されているのはよくわかりました。 ミステリー・サスペンス的にはご都合主義がきになりました。 面白いことは面白いけど、クリントン著作じゃなければ読まなかったと思います。
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