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昭和戦争史講義 の商品レビュー

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2024/10/06

〝そう言えば今年も金ローで「火垂るの墓」放送しなかったな。 それどころか何年も観ていないような?〟 とぼんやり考えていた矢先、図書館でこの本が目に止まった。 ジブリ映画は好きだけど、「風立ちぬ」などは知識不足のために理解しきれなくて残念な私… 歴史をちゃんと知っていれば、もっと...

〝そう言えば今年も金ローで「火垂るの墓」放送しなかったな。 それどころか何年も観ていないような?〟 とぼんやり考えていた矢先、図書館でこの本が目に止まった。 ジブリ映画は好きだけど、「風立ちぬ」などは知識不足のために理解しきれなくて残念な私… 歴史をちゃんと知っていれば、もっともっと楽しめるだろう。 そんな私が借りてみた一冊。 この本は、ジブリ作品を使って講義形式で昭和の戦争の歴史を学ぶという内容です。 (著者の一ノ瀬俊也さんは埼玉大学教養学部教授) 取り上げる作品は 【風立ちぬ】 日本海軍の有名な戦闘機・零式艦上戦闘機(零戦)の開発者・堀越二郎の物語 【紅の豚】 1920 〜30年代・イタリアの飛行機乗り(ただし豚)の物語 【火垂るの墓】 1945年6月5日の神戸空襲で焼け出された兄妹の物語 それに加えて 【コクリコ坂から】 【平成狸合戦ぽんぽこ】 を使い、戦後の1950年代後半から60年代を通じて起こった高度経済成長についてもふれます。 「残虐な戦争を支えるのは悪人の憎悪や狂気ではなく、科学技術を心から愛する善人の好奇心や功名心だということです。 これこそが戦争根絶が難しい理由の一つだと思っています。悪人にはいざとなれば排除や矯正などの強硬手段もとれるでしょうが、善人には無理だからです」 と言う著者の言葉に、なるほどと思いました。 改めて「風立ちぬ」を観てみよう。

Posted byブクログ

2023/12/05

《入門本としてはいいが、、》 戦争史入門としては内容が平易でいいが、発展としては微妙。ジブリのシーンも紹介されているが、個人の見解に偏っているように感じる。もっと客観的な情報や伏線、ジブリ作者等の主観を含めて深いレベルの取材をしてほしかった。

Posted byブクログ

2020/04/18

実際の歴史とジブリ作品での取り上げ方の違いが言及され、歴史をどう受け止めるか?加えて、後世の創作ということに意識が行く。

Posted byブクログ