ドローン情報戦 の商品レビュー
ドローンの新しい活用法は効果を上げた。襲撃舞台は銃を持った男が屋上にいるか、怪しい男がうろついていないか、何人ぐらいの人間が家の中で待ち構えているかなど、それまで手に入れる術がなかった襲撃地点の情報を詳しく知ることができるようになった。無人機が部隊を助ける空に浮かぶもう1つの目に...
ドローンの新しい活用法は効果を上げた。襲撃舞台は銃を持った男が屋上にいるか、怪しい男がうろついていないか、何人ぐらいの人間が家の中で待ち構えているかなど、それまで手に入れる術がなかった襲撃地点の情報を詳しく知ることができるようになった。無人機が部隊を助ける空に浮かぶもう1つの目になった。実戦に与えた影響を数値で表すのは難しいが、明らかに戦いを有利に進めることができた。より多くの民兵を捕え、一方で味方の犠牲者数が減った。
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デルタフォースでドローンを用いた作戦を遂行してきた陸軍軍人で情報分析官でドローン技術者。現在はケニアなどでの密猟対策にも関わっているよう。特殊部隊の人に多い、自己の正義への確信と組織への忠誠心に溢れた著作。主にイラクでの作戦について述べられている。 ボックスという部屋の中でドロー...
デルタフォースでドローンを用いた作戦を遂行してきた陸軍軍人で情報分析官でドローン技術者。現在はケニアなどでの密猟対策にも関わっているよう。特殊部隊の人に多い、自己の正義への確信と組織への忠誠心に溢れた著作。主にイラクでの作戦について述べられている。 ボックスという部屋の中でドローンを用いてターゲットを監視し、戦闘員を誘導してターゲットを捕獲または殺害していくんだけど、ドローンを用いた作戦の詳細がよくわかった。ドローンの使用に関してはその倫理的な面や使用している国の中で生まれる反感などで活発な議論があったと思う。実際を知らないまま論じられていたところも多かっただろうな。
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デルタフォースに所属していた著者の回顧録。執筆段階で33歳の著者は大学を途中でやめ入隊してそこでの成績からデルタに配属され、イラクに赴任。ミサイル搭載の10億円以上するドローンを扱い、ターゲットを追い、地上部隊と連携して捕縛、暗殺する。情報を家族とも共有することのできない孤独さ、...
デルタフォースに所属していた著者の回顧録。執筆段階で33歳の著者は大学を途中でやめ入隊してそこでの成績からデルタに配属され、イラクに赴任。ミサイル搭載の10億円以上するドローンを扱い、ターゲットを追い、地上部隊と連携して捕縛、暗殺する。情報を家族とも共有することのできない孤独さ、肉体的精神的に過酷な業務を行いつつ、情報を探索、結びつけて成果につなげる。高性能の光学カメラ、赤外線カメラを使い、高度1000−3000mから視認されないよう監視する有様は、かなり地上活動を丸裸にする。
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