めざせ、和牛日本一! の商品レビュー
地元のフリーペーパーの書評欄にこの本が紹介されていて、畜産の世界って全然知らないので、興味をひかれて読んでみました。 先日読んだアリステア・マクラウドの短編集「冬の犬」の中に、牛を繁殖させることについてコミカルに書かれた話があって、それが非常に印象的で忘れがたく、その労働量と内容...
地元のフリーペーパーの書評欄にこの本が紹介されていて、畜産の世界って全然知らないので、興味をひかれて読んでみました。 先日読んだアリステア・マクラウドの短編集「冬の犬」の中に、牛を繁殖させることについてコミカルに書かれた話があって、それが非常に印象的で忘れがたく、その労働量と内容は衝撃的で、読んでいる私はただもうひたすら畏怖の念だったのですが、そういえば、日本の「Wagyu ワギュウ」はどうやって育てられてるの?と思って気になっていたのでした。 しかも、たまたまだけど、今、和牛の受精卵と精液の不正流出問題が世間をにぎわせていて、妙にタイムリー。 児童書ですが、すごく良かった! 牛のことは何にも知らない人(=私のことですが)にも理解できるよう、いろんなことが分かりやすく説明されていて、そしておもしろい。 コンテスト目指して頑張っている主人公と一緒にどきどきしているうちに、あっという間に読み終わってしまった。「冬の犬」とはまた違った感動があります。 著者のご実家も牛を育てているということで、行間に牛への愛情があふれている感じでした。 私たちが口にする牛たち、こんな風に育てられているんだなぁ、としみじみしてしまった。(ま、高級品なのでそんなにしょっちゅう口にしませんが・・・笑) 5年に1回行われる和牛コンテスト、もし機会があれば、ぜひのぞいてみたいなぁ、と思った。
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