LeanとDevOpsの科学[Accelerate] の商品レビュー

ニコール・フォースグレン(著者),ジェズ・ハンブル(著者),ジーン・キム(著者),武舎広幸(訳者),武舎るみ(訳者)

2024/06/12

ソフトウェア開発において組織のパフォーマンスを上げるために何が重要かという研究のまとめ本。
会社で偉い人を説得するのに使えるとても良い材料になりそう。
この本の内容について語ったり考察してるブログやポッドキャストがたくさんあって、そういったものを通じて理解を深めることができるのかまた良かった。

2024/05/29

Four Keysの元となった書籍。アンケート調査からパフォーマンスの良い組織の特徴を丁寧に説明している。話の盛り上がりとかは特に無いが、各指標値が開発組織の状態を表していることはよく理解できた。

2024/02/28

開発組織の改善にはどんな手法や研究がされているのか気になり手に取りました。

散発的にプロジェクトへ参加して開発作業を行うこととは違う継続したサービス提供のためのアクションについて理解を深めることができました。

組織の課題を知るために過去の実績や障害を知ること。
組織の現在を知るための計測を行うこと。
組織の未来を得るために人が障壁になっているプロセスを置き換え委譲を行うこと。

不確実性は何かを把握し、分割を試みる。

自分から考え行動し、貢献を行うことが求められて少数では足並みを揃えることができないことを意識して少しずつ活動をしていきたいと思いました。

2023/12/29

付録Aで全体感を抑えてから、自分の興味あるトピックから読んでいくと良いなど
t_wadaさんの説明を聞いてから読むとわかりやすい
https://open.spotify.com/episode/7JP6BFOB2grTJt5V3VmI9Z?si=dd906431d4554645

2023/07/14

ソフトウェアや組織をどのように計測するのか、それぞれの値がどのように関係しているのか、が書かれた本
2014年から今まで毎年レポートを行っており、その一部が収録されている
現代においてこの本を読まなければ、ソフトウェア開発について会話ができないと思っても良い、というレベルの一冊

2021/11/18

チームの開発プロセスやシステムアーキテクチャを改善する参考になるかと思い読んだ。正直言って訳がわかりづらく、なかなか頭に入ってこない。言葉の意味がしっかりと定義されてないまま話が進むし、パッと読んでロジカルに思えない文章も散見された。

内容も個人的には目新しさはなかった。具体的にどうすればよいかというHowの部分が知りたいひとには向かない。DevOpsを進める上での学術的根拠がほしいひと向け。

2021/07/21

リーンとDevOpsのケイパビリティが組織とソフトウェアデリバリのパフォーマンスを押し上げるということをアンケートと統計的手法による調査と分析に基づいて説明している。
組織及びチームが高いパフォーマンスを創出するために、その文化を如何に作るかがカギ。学びの組織文化とリーダーシップが大いに関係する。
経営管理（リーダーシップ、組織文化、マトリクス組織、リエゾン担当者、権限移譲、動機付け、目標管理、評価制度等々）に関心のある人にも読める本。
深い技術的知識は不要だけど、DevOpsの知識を補いたい人は他の文献をあたる必要があるかも。

2021/05/01

LeanやDevOpsとあるのでバズワード系の軽い本かと思っているとこの本を読み誤る。デリバリのしやすさが働き方や個人のモチベーションにも影響することが詳細なデータとともに語られている。ソフトウェア工学の正常な進化であるし、それは人々が求めた結果であることが確認できてとてもよかった。ソフトウェアに関わるマネージャや経営者は心して読むべし。Kindleのフォントが若干読みにくいので-1

2021/04/04

唯一言える注意点は、16章が重い！w
ここがメインコンテンツで、それ以外は言葉や前提を共有するための前菜なんだと思います。

その分、重い内容でも理解しやすく、コードだけでないレガシーなシステムに立ち向かう身としては、すごく実践的で、ここを起点に開発組織を改善していこうと思いました。

【A書評】
- CDに向けて基盤となる仕組みを早急に用意する
- 組織としてパフォーマンス計測ができるよう準備する

2018/11/25

開発組織の生産性を測る新たな指標として、リードタイム、デプロイ頻度、MTTR、変更失敗率を用いる。
ハイパフォーマーとして分類される企業は、これら全ての指標が高い。つまり、4つの指標はどれかを高めるためにどれかが犠牲になるものではない。DevOpsが適切に推進されれば安定性と改修速度はどちらも高めることができる事を意味している。