それでも僕らは夢を描く の商品レビュー

加賀美真也(著者)

2019/07/14

幽体離脱してしまった女子高生、こころが元の体に戻るため、不登校の中学生亮を救うというファンタジー含みの青春ストーリー。どこかで聞いたような設定、終盤のベタな展開にも関わらずありきたり感を催さないのは、表現力の高い文章と、なおかつこの物語が作者の苦しみを反映しているからだと思います。こころと亮、ふたりの成長と絆が現れたとても素敵な作品です。

2019/04/20

しばらく小説とかのストーリーのある長文を読めずにいたのだけれど、通勤中は紙媒体で読書することに。時間がかかったけれど、久々に小説を読みきることができた。そのきっかけとなった本がこれです。僕が読み進めてる間、著者の加賀美 真也さんは、よくゲーム配信をしてました。

2019/03/24

ファンタジーもありつつ、実在しそうな物語は読んでいてハラハラしました。
2人が壁を乗り越えていくストーリーは2人を応援したくなるような気持ちになりました。

爽快な青春小説とは違い
こころが友人と仲違いした理由や亮君の抱える問題が深刻なもので、その部分を読んでいる最中は胸が苦しくなりました。

最後は「奇跡」ではなく、必然によって完結する所が印象的でした。