社会人から私の東京大学大学院合格大作戦 の商品レビュー
著者の経験談をまとめた書籍。 社会人であった著者が、心の底から取り組みたかった分野の学びを深めるために、大学や大学院へ再入学した経験談だ。 著者は、大学に入学が決まった時点で、退職をしている。社会人を続けながらを想定した大学もあるかもしれないが、著者はそれなりの覚悟を持って学びを...
著者の経験談をまとめた書籍。 社会人であった著者が、心の底から取り組みたかった分野の学びを深めるために、大学や大学院へ再入学した経験談だ。 著者は、大学に入学が決まった時点で、退職をしている。社会人を続けながらを想定した大学もあるかもしれないが、著者はそれなりの覚悟を持って学びを深めている。早稲田大学学士編入試験に合格後、学士として学びつつ、東京大学大学院と早稲田大学大学院を受験して合格している。独学で受験に備えた経験を、失敗も含めて記載されているし、どうやって暗記したのか?という学び方についても触れている。そのため、これから大学への進学や編入を考えている人にとって、とても有益な情報があるのでありがたい一冊になるであろう。著者は若い時期に決断をして実行しているが、定年が見えてきた年代の人で、大学での学び直しを考えている人にも参考になると思う。 本書の一節に、大学院は、学ぶ場所ではなく、研究をする場所だとあった。先人の知恵を学ぶのではなく、未知の領域を研究し開拓していくこと。本書を読むまで、大学と大学院との違いを意識したことすら無かったので勉強になった。 自分の学びや研究をどんな形でアウトプットするのかを意識して、歩み続ければ道は開ける。 モチベーションを維持する著者の方法、独学の取り組み事例も紹介されており、受験生への応援本だ。
Posted by
- 1