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売れているけど羨望の眼差しからは見られることが無くなった脚本家 海馬五郎がふとした事から 妻(元女優)がコンテンポラリーダンサーに 惚れていることを知り もしこのまま離婚するなら財産の半分を渡さなければいけないのがどうしても許せなく感じてしまったため 使い切るために酒池肉林、...
売れているけど羨望の眼差しからは見られることが無くなった脚本家 海馬五郎がふとした事から 妻(元女優)がコンテンポラリーダンサーに 惚れていることを知り もしこのまま離婚するなら財産の半分を渡さなければいけないのがどうしても許せなく感じてしまったため 使い切るために酒池肉林、たまに変態、ビクビクしながら 愛欲に溺れていくドタバタを描いている。 これほどやりたくないエロほど悲劇は無いが 可愛そうなのが通り越すと少し愛おしくもなってくる。 (親の死に目に膣痙攣で抜けなくなったちんぽをひりひりさせながら立ち会うとか) ただ松尾スズキさんの前作『東京の夫婦』を読んでいると胸を締め付けられる部分もある。 松尾さん自身女優と結婚し かなり年下の箱入り娘と結婚しているので そのやっかみや苦しみが描かれていて 親の介護や兄妹との齟齬とか 折り返しを迎えた人間の 静かに暮らしたいのに ザワザワする感じが あっちは陰で こっちは陽で語られている。
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妻の不貞を知り 財産分与したくないあまりに男がしたことは。 なんだろー、なんかついてけなかった。 [図書館・初読・12月10日読了]
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