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考えるための日本語入門 の商品レビュー

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2022/10/02

日本語で考えるということを文法の側面から考える本。 「こそあど言葉」「てにをは」「詞と辞」「ある」などを 対象にして日本語の考え方と文法の関係を紐解いていく。 興味深く刺激的なのだが、当方の文法理解度ではついていく のがやっとという感じだった。この辺りもいずれきちんと やっつけた...

日本語で考えるということを文法の側面から考える本。 「こそあど言葉」「てにをは」「詞と辞」「ある」などを 対象にして日本語の考え方と文法の関係を紐解いていく。 興味深く刺激的なのだが、当方の文法理解度ではついていく のがやっとという感じだった。この辺りもいずれきちんと やっつけたいジャンルではある。

Posted byブクログ

2019/06/01

日本語で考える、日本語の構造が日本人の思考の形態に合っているという当たり前の事実。まずは「こそあど言葉」の分析から「そ」にあたる英語はないが、日本語にはあるということから始まる。「が」と「は」の使い分けが外国人には難しいというが、とにかく助詞の説明が、日本語がどのような言語なのか...

日本語で考える、日本語の構造が日本人の思考の形態に合っているという当たり前の事実。まずは「こそあど言葉」の分析から「そ」にあたる英語はないが、日本語にはあるということから始まる。「が」と「は」の使い分けが外国人には難しいというが、とにかく助詞の説明が、日本語がどのような言語なのかを非常に分かり易く物語っていることが分かる。「である」という良く知っている言葉が、「にてあり」から転じたものであり、「で+ある」に分解でき、更に転じて「でぁ」から「だ」という東国方言に至るという説明には驚きであるとしか言いようがない。日本語学者の山田孝雄、時枝誠記、三上章らの国語学者は名前も知らなかった。一方で、丸山眞男「であることとすること」、ハイデッガー「存在と時間」が登場するのは半ば当然か!

Posted byブクログ