AIが人類を支配する日 の商品レビュー
慶應大学大学院で教授を務める著者がAIと人類の未来について自身が提唱する受動意識仮説や知見などをもとに解説した一冊。 AIが今もたらしている私たちの生活の変化とともに今までの仕事や状態が大きく変革していく未来において私たちがどのようにAIと向き合っていけばいいのかを著者の知見か...
慶應大学大学院で教授を務める著者がAIと人類の未来について自身が提唱する受動意識仮説や知見などをもとに解説した一冊。 AIが今もたらしている私たちの生活の変化とともに今までの仕事や状態が大きく変革していく未来において私たちがどのようにAIと向き合っていけばいいのかを著者の知見から知ることができ勉強になりました。 著者が提唱する無意識が意識を誘導している受動意識仮説という考えは今まで考えたこともなかったもので興味深いと感じました。 諸外国に比べて日本の素晴らしいところや非地位財を追求して幸福であることが企業を反映させ、国家を発展させることにつながることやエピソード記憶などによるAIと人間の脳の明確な違いなどは本書の中でも印象に残りました。 AIと共存し、互いに協力し合う社会に向かっていくという全体調和モデルの社会のなかで満足ではなく幸福を追求した生き方をしていくことがこれから大事であると感じる一冊でした。
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AIについての一般的な論説にはこれといった新鮮味はありませんが、自説の受動意識仮説からの脳科学、哲学への展開はとてもワクワクしながら読み進めました。また、これからの経営は幸福学で紐解くべしとして、他利的であること、ウェットな関係を取り戻すこと、そして合言葉は、「やってみよう」、「...
AIについての一般的な論説にはこれといった新鮮味はありませんが、自説の受動意識仮説からの脳科学、哲学への展開はとてもワクワクしながら読み進めました。また、これからの経営は幸福学で紐解くべしとして、他利的であること、ウェットな関係を取り戻すこと、そして合言葉は、「やってみよう」、「ありがとう」、「なんとかなる」、「ありのままに」に大きな示唆を頂きました。それにしてももう少しましなタイトルにできなかったのだろうか。。。
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正しいかどうかは別として、面白い理論が展開される。受動意識仮説という、我々の行動を決めているのはすべて無意識が行っている、というもの。例えばかゆいところをかく、という動作であればそれは納得できるが、すべての行動はどうかと思う。著者は技術者であるけれども、途中から宗教っぽい話にもな...
正しいかどうかは別として、面白い理論が展開される。受動意識仮説という、我々の行動を決めているのはすべて無意識が行っている、というもの。例えばかゆいところをかく、という動作であればそれは納得できるが、すべての行動はどうかと思う。著者は技術者であるけれども、途中から宗教っぽい話にもなってきた。シンギュラリティ以降も人類はうまくやっていけるとの楽観的意見であるが、悪いことを平気でできる人間がいる事実がある限り、悪用されることも充分想定されることを除外しているようにも思える。
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所在:展示架 請求記号:007.1/Ma27 資料ID:11801353 おすすめポイント 8個の悲観的な未来予想図を提示し、その上でその予想図をひっくり返そうと見せる。様々なテーマに対して考察をし、幸せに生きるということにヒントを見出していく。そういう本です。 選書担当者R.S
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