雑賀のいくさ姫 の商品レビュー
「村上海賊の娘」のスピンオフみたいで、おもしろかった。 ところどころ繰り広げられる血みどろの戦闘シーンは好きじゃなかったけれど、まあ数ページなのでガマンできた。 左近、ナイスキャラ!キライじゃない笑
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戦国時代を舞台にしたフィクション。 ちょっとリアリティがなさすぎるのと、「雑賀」なのに孫一の出番が少ないのが不満。
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イスパニア生まれのジョアンは、乗り込んだ船での内紛と難破のはて、紀伊雑賀のいくさ姫、鶴に拾われる。 雑賀、村上、毛利、大友、島津など、戦国の西国大名オールスター水軍が、日本を狙う大海賊と雌雄を決する一大海戦をする。 ワクワクする展開。面白い。
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時代小説ですが、読みやすく楽しめました。 最初は、コメディなのかと思うような展開でしたが、徐々にシリアスさが増してきました。 登場人物が皆個性的で、それぞれに、しっかりとバックグラウンドがあるので、海戦のシーンも読んでいてすごく熱く、手に汗握る想いでした。 また、鶴と孫一、月...
時代小説ですが、読みやすく楽しめました。 最初は、コメディなのかと思うような展開でしたが、徐々にシリアスさが増してきました。 登場人物が皆個性的で、それぞれに、しっかりとバックグラウンドがあるので、海戦のシーンも読んでいてすごく熱く、手に汗握る想いでした。 また、鶴と孫一、月麗と林鳳それぞれの情が、実に対照的で、印象に残りました。鶴とジョアンの少しずつ変わる主従(?)関係も、微笑ましいものがありました。あの終わりかたは、正直、やや爽快さに欠ける気もしましたが、これはこれでいいかもと思いました。 生きたいように生きることに、美学があるのかどうか、正直、分かりませんが、サムライという言葉にグッとくる感じが、私の内にあるのは確かです。続編があってもおかしくない終わりかただったので、期待しております。 そこでは、もうひとつのテーマであろう、鶴とジョアン本来の夢を叶えるための、大冒険となるでしょう。
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『村上海賊の娘』で出てきた村上水軍も出てるし、『破天の剣』の島津も出てくる。 主人公の鶴はもちろんだけど、島津巴や月麗など女のキャラクターが活躍してるのがうれしい。
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「村上海賊の娘」の“雑賀版”な感じの本書。 強欲で乱暴だけど、仲間想いの“いくさ姫”・鶴。ナウシカのように凛とした、島津の巴。普段は眠そうなのに鉄砲の名手・蛍。そして、敵対する海賊メンバーの月麗など、女性達の活躍が目を惹きます。 明国大海賊との海戦シーンは手に汗握り、不利な状況...
「村上海賊の娘」の“雑賀版”な感じの本書。 強欲で乱暴だけど、仲間想いの“いくさ姫”・鶴。ナウシカのように凛とした、島津の巴。普段は眠そうなのに鉄砲の名手・蛍。そして、敵対する海賊メンバーの月麗など、女性達の活躍が目を惹きます。 明国大海賊との海戦シーンは手に汗握り、不利な状況の中でも、闘う日本連合軍の各々がカッコいいです。 へなちょこだったジョアンも、徐々に成長していくのが微笑ましいです。 個人的に、能天気な左近さんがなかなかいい味出ていたと思います。いい奴ですよね。
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【本文より】 少女といった方がいい年頃に見える。 黒い黒髪を後ろで束ね油なしの上着の膝の出たズボンのようなものを着ている。その手にはやや短い刀が鞘に納まったまま握られていた。 よくよく見れば美しい少女だった。背丈はジョアンよりも頭ひとつ分ほど低いがよく整った顔立ちはこの国の...
【本文より】 少女といった方がいい年頃に見える。 黒い黒髪を後ろで束ね油なしの上着の膝の出たズボンのようなものを着ている。その手にはやや短い刀が鞘に納まったまま握られていた。 よくよく見れば美しい少女だった。背丈はジョアンよりも頭ひとつ分ほど低いがよく整った顔立ちはこの国の人間としては彫りが深くどことなく、南国風の雰囲気を漂わせている。
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面白い.登場人物がどれも漫画的でわあるが愛すべきキャラクターの持ち主ばかりである.涙を誘う場面もある.
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雑賀衆の娘・鶴は遭難していた西洋の船を生存者一人も丸ごと乗っ取り、 自分の船にしてしまい、南洋の国に出て商いをしようとしていた。 時代は織田家が石山本願寺と戦っていて、 その動向を伺っている諸国に 島津家から、明国の大海賊船団と戦わなければ九州を乗っ取られるから 協力してほしいと...
雑賀衆の娘・鶴は遭難していた西洋の船を生存者一人も丸ごと乗っ取り、 自分の船にしてしまい、南洋の国に出て商いをしようとしていた。 時代は織田家が石山本願寺と戦っていて、 その動向を伺っている諸国に 島津家から、明国の大海賊船団と戦わなければ九州を乗っ取られるから 協力してほしいと頼まれちゃう。 雑賀、村上、大友、毛利、島津の西国大名オールスター水軍が大海賊と戦う 海洋大戦もの。 道化役の西洋の船に乗ってたジョアンが頼りない雰囲気で 冒頭ではなんだかゆるゆるな歴史小説なんだなぁと思ってた。 でも、ジョアンが案外成長するし、 途中から島津家の巴姫も素敵だし、 雑賀孫市もかっこいいので面白くなってきます。 鶴の活躍も見事で、少女が活躍する時代物として 楽しく読めます
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勢いがあって楽しめる本だった。どの程度史実に基づくのか知らないが、信長の時代に南方貿易を目指した人はたくさん居たに違いない。 雑賀孫市も知らなかったのだけれど。 https://kamurai.itspy.com/nobunaga/saiga.htm
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