1,800円以上の注文で送料無料

アルスラーン戦記(特装版)(10) の商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/11/12

出陣前夜のアルスラーン陣営。新戦力の加入と、軍団再編成。古参・新参の軋轢がほころびを生みそうな中、ギーヴとイスファーンが一触即発といったところで、11巻へ。 ヒルメス陣営は、ザブール城攻略戦完了。 教義に命を捧げるルシタニア兵の狂気を見て、王統に殉じることと何が違うのか、と自問...

出陣前夜のアルスラーン陣営。新戦力の加入と、軍団再編成。古参・新参の軋轢がほころびを生みそうな中、ギーヴとイスファーンが一触即発といったところで、11巻へ。 ヒルメス陣営は、ザブール城攻略戦完了。 教義に命を捧げるルシタニア兵の狂気を見て、王統に殉じることと何が違うのか、と自問するサームの懊悩が哀しい。彼は死に場所を失ったんだよなぁ。おそらく、自分自身でも感じているだろうし。クバードに語りかけるのは、気ままにふるまえる彼への羨望と、王統に縛られてしまうカーラーンや自分への憐憫。 その風来坊クバードは、ダイラムでメルレインとイリーナ内親王と出会います。ヒルメスとイリーナ。ヒルメスとメルレイン。メルレインとイリーナ。ここの人間模様もまた複雑。 全てを知るわけでないけど、厄介ごとを察知してずらかるクバード流石です。 そうそう、特捜版の2019年ミニカレンダーは、体育祭のアンドラゴラス先生が好きです。

Posted byブクログ