オーガの兄貴と奴隷ちゃん(1) の商品レビュー
『黒狗』の優樹は、常に、自分が面白い、と思っている漫画を推すべく、感想を書き、皆さんに読んでいただいている 当然ながら、この『オーガの兄貴と奴隷ちゃん』も、自信を持って推薦する作品だ しかし、面白い、と言い切る自信は、いつも以上にデカい 帆上夏希先生の『獄丁ヒグマ』や、オダトモヒ...
『黒狗』の優樹は、常に、自分が面白い、と思っている漫画を推すべく、感想を書き、皆さんに読んでいただいている 当然ながら、この『オーガの兄貴と奴隷ちゃん』も、自信を持って推薦する作品だ しかし、面白い、と言い切る自信は、いつも以上にデカい 帆上夏希先生の『獄丁ヒグマ』や、オダトモヒト先生の『古見さんは、コミュ症です』、西修先生の『魔入りました! 入間くん』を読んだ時に感じた、「ビビッ」が、この『オーガの兄貴と奴隷ちゃん』にはあった なら、間違いなく、これから、更に面白くなる作品だ、と確信できる 次の「このマンガがスゴい!」のベスト20以内に入る可能性が高いんじゃないか、と個人的に思っている 主役は、血も涙もない大鬼なのだが、彼が、一人の奴隷少女を拾ってきた事から、話が始まる 大鬼らが、少女の可愛さで、少しずつ、変えられていく、ただ、それだけの漫画と思って貰っちゃ困る ストーリーの展開が、結構、深い。あえて、ハッキリ言うなら、胸糞が悪くなる描写や、キャラクターもいる しかし、その不快感があるからこそ、オーガと少女の絆が深まる様に、心がグッと掴まれるのだ 人間に、色々な奴がいるように、オーガだからと言って、全てが残虐非道な悪鬼とは限らない、そう言う事だ この(1)のラストは、中々に壮絶で、(2)が、かなり楽しみである ちなみに、私は、くりきまる先生を、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のオトモニンの読み方のイントネーションで読んでいる 私も結構、突飛なペンネームで、デビューすべく、「小説家になろう!」に投稿しているから、くりきまる先生のいい加減さは笑えない 無事にデビュー出来た時、ペンネームの由来は何ですか、と聞かれたら、どうしよう、と今から不安になっているんだが、これこそ、捕らぬ狸の皮算用か 身も蓋もない、と言われそうだが、大事なのは、ペンネームじゃなく、作品が面白いか、だ その辺りを意識して、これからも、面白い漫画を読んで、その感想を書いて、自分の小説を面白くしていこう 何が言いたいか、いつも通り、自分でも分からなくなりそうだが、オーガの兄貴はカッコいい、ヒロインの奴隷ちゃんは可愛い、そこだけ感じ取って貰えれば、実にありがたい どの回も、くりきまる先生の実力を感じ取れるが、私的に一番、肌がビリビリと来たのは、第7話「オーガと約束」だ 大切なモノが傷つけられ、完全にブチ切れ、目に入る敵全てを殺さん勢いだったオーガの兄貴こと赤目のガディス 彼を、気の良い大鬼に戻らせたのは、奴隷ちゃんの天真爛漫さ ほんと、これから、この二人の関係は、どう変化していくんだろうなあ この台詞を引用に選んだのは、ガディスの分かり辛い、けど、誤魔化していない、素朴な優しさがギュッと詰まっている、と感じられたので たった一つの労いの言葉の方が、傷心を癒す事もあるんだろう
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