市場サイクルを極める の商品レビュー
投資の市場におけるサイクルポジションの重要性と投資戦略について、いろんな表現や事例を用いて解説してくれる。いまサイクルのどこにいるのか、振り子の極端な極限に到達する過程でどう行動すべきかの指針となる名著。逆張り投資家向け。
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株式に限らず、投資全般における市場サイクルについて解説した1冊。15年間隔とも言われる大きな相場サイクルの構造を分析している。相互作用する別々のサイクルを一つず説明しているけれど、現実には同時かつ複雑に発生するのだろう。時間をおいて、読み返したい。
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基本的な投資家の考え方というのを学べるとは思います。が、正直読んでいて面白いとは思えませんでした。 20の教えの引用や参照も多く、そっちを読んでからこっちを読んだらもっと深く考えられるのかな? サイクルが企業活動でも経済、不動産、株式でも何でもあって、将来を予測する事は不可能だ...
基本的な投資家の考え方というのを学べるとは思います。が、正直読んでいて面白いとは思えませんでした。 20の教えの引用や参照も多く、そっちを読んでからこっちを読んだらもっと深く考えられるのかな? サイクルが企業活動でも経済、不動産、株式でも何でもあって、将来を予測する事は不可能だから、今がサイクルのどこにいるのかをしっかり見極めろという事です。 人は気分が高まってる時には警戒心なく買っていくので、その時には警戒し、下げ相場の時はどんどん買えという事。ただし、底値の時にはバーゲンは終わってる。
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要は株式市場も歴史は繰り返されるということ。 そして、安く買って高く売る、これができるようにアンテナ張っておくこと。今の株価はどの立ち位置にいるか、投資家としてリスクをどう取るかを判断すること。
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良書。 クレジット投資家の視点から、景気サイクル論に裏付けられた見方を紹介。名のある投資家の考え方を知るにはお勧め。
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400ページ超でなかなかのボリュームです。 内容としてはタイトル通りで、投資をするうえではサイクルをしっかり考える必要があるということです。 それが繰り返しいろんな書き方がされています。 最後の18章に全体の要点がまとめられているので、そこだけ読んでもよさそうな感じです。 ...
400ページ超でなかなかのボリュームです。 内容としてはタイトル通りで、投資をするうえではサイクルをしっかり考える必要があるということです。 それが繰り返しいろんな書き方がされています。 最後の18章に全体の要点がまとめられているので、そこだけ読んでもよさそうな感じです。 投資で成功するには大多数の人と逆の行動をとらないといけないという基本をしっかり再認識できる本です。
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経済や市場はパターンに従って動き、その中に「サイクル」と呼ばれるものがある。 サイクルは自然発生的な現象に起因するが、人間の心理や行動に端を発する場合もある。 投資の世界では、サイクルが中心点や長期トレンドの周りで浮き沈みを繰り返し、振り子が行きつ戻りつする。 サイクルの形は様...
経済や市場はパターンに従って動き、その中に「サイクル」と呼ばれるものがある。 サイクルは自然発生的な現象に起因するが、人間の心理や行動に端を発する場合もある。 投資の世界では、サイクルが中心点や長期トレンドの周りで浮き沈みを繰り返し、振り子が行きつ戻りつする。 サイクルの形は様々だが、根本的な原因・動きのパターンには共通する部分が多く、時代が変わってもある程度、一貫している。 投資家にとって重要なサイクル・振り子には、次のようなものがある。 ・景気サイクル ・景気サイクルへの政府の干渉 ・企業利益サイクル ・投資家心理の振り子 ・リスクに対する姿勢のサイクル このうち最も重要なのは「リスクに対する姿勢のサイクル」。 過度のリスク許容は危険の発生を後押しし、リスク回避姿勢が行き過ぎると相場は下落するからだ。 サイクルは次のような性質を持つ。 ・物事、特に人間の本性に左右されるものには、浮き沈みを繰り返す傾向がある。 ・サイクルの中の1つ1つの出来事は、相互に作用し、影響を及ぼしあう。 ・サイクルには、極限まで触れる傾向がある。 投資成績は何を買うかではなく、いくらで買うかで決まる。 そして、いくらで買うかは投資家自身の心理と行動で決まる。 市場の状況に見合った行動をとるためには、他者の心理と行動をいかに評価するかが重要である。
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前著、投資の20の教えの中の一章、相場サイクルを拡大して1冊にした本。同じようなサイクルものとして、「アノマリー投資」を直前に読んでいたがこれはデータに基づいた具体的な話。この本は、対照的に投資哲学的な思考の本。相場の上下を振り子に例えて今相場のどの局面にいるかを認識して投資をす...
前著、投資の20の教えの中の一章、相場サイクルを拡大して1冊にした本。同じようなサイクルものとして、「アノマリー投資」を直前に読んでいたがこれはデータに基づいた具体的な話。この本は、対照的に投資哲学的な思考の本。相場の上下を振り子に例えて今相場のどの局面にいるかを認識して投資をする。と言う重要性が説かれている。 ひとつ大きな異論というか問題提起。前著と同じく、ここでも市場平均は簡単に達成できるが、市場平均を上回るパフォーマンスは難しく、そこに最大の価値を見出している。確かにそれはファンドマネージャーにとっては死活問題だ。平均を下回ればクビが飛ぶことだってあるし、ファンドの解約にもつながる。しかしそれは個人投資家にとっては大きな命題ではないだろう。+1~2%のプロも難しい市場平均以上のリターンを求めて大きなマイナスの可能性だってある。市場平均のリターンを求めるのが最も賢い、つまりインデックス投資の優位性を逆に実感してしまう本だったw。 また、正直抽象的思考な話が多く、少しとりとめもないと思うことも多い。個人投資家よりファンドマネージャーの方が役立つ本なのかもしれない。もちろん参考になるところもあり、サイクルこの投資のどの局面かというのは常に認識していなければならない事は実感した。
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投資には、景気と異なる、金融、信用のサイクルが上下共に振幅が心理状況によりファンダメンタルズよりも激しく動く。ので、どこに位置しているかを考えることが重要。ということが長々と書いてある。
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投資において、最重要なことは、市場サイクルだと本書は説き、サイクルとは何かだけにテーマを絞っている。 優れた投資家は、サイクルの一般的な動き方と、いまサイクルのどこに位置しているのかを観察する。 賢明な投資の方法はひとつ。 投資対象の価値を算出し、それ以下の価格で買う。 みん...
投資において、最重要なことは、市場サイクルだと本書は説き、サイクルとは何かだけにテーマを絞っている。 優れた投資家は、サイクルの一般的な動き方と、いまサイクルのどこに位置しているのかを観察する。 賢明な投資の方法はひとつ。 投資対象の価値を算出し、それ以下の価格で買う。 みんなの言動を懐疑的な目で見る。 シンプルだがそれ故に難しい
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