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ウクライナを知るための65章 の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2023/12/20

この本のいくつかの項目を読むだけで、ロシアとウクライナの複雑な関係を知ることができる。 いま起きている戦争で、プーチン大統領の力にものをいわせるやり方には1ミリの正義もないが、一方でゼレンスキー大統領の言い分にプロパガンダ的な要素も多く、100%正義ということはまったくなさそうだ...

この本のいくつかの項目を読むだけで、ロシアとウクライナの複雑な関係を知ることができる。 いま起きている戦争で、プーチン大統領の力にものをいわせるやり方には1ミリの正義もないが、一方でゼレンスキー大統領の言い分にプロパガンダ的な要素も多く、100%正義ということはまったくなさそうだということに気づかされた。ロシアがクリミアやウクライナ東部地域に固執するのは、それなりの歴史的な経緯と、その結果としての現状を受けたことでもある。ウクライナ=被害者、ロシア=悪者という単純な二元論では語れない問題である。 そういうことも、もう少し報道がなされるべきではないのか。もちろん、軍事的手段に訴えたロシアに正義はないことは繰り返したうえで。 そしてそれらも踏まえたうえで、この問題で力によらない解決の道をとることはできなかったものか、考えることが大切ではないだろうか。

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2023/08/16

アクセス方法▼ https://library.kansaigaidai.ac.jp/%E8%B3%87%E6%96%99%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%99/%E9%9B%BB%E5%AD%90BOOK#!#tu 電子ブックを読む▼ https://elib...

アクセス方法▼ https://library.kansaigaidai.ac.jp/%E8%B3%87%E6%96%99%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%99/%E9%9B%BB%E5%AD%90BOOK#!#tu 電子ブックを読む▼ https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000122760

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2023/06/21

TEA-OPACのアドレスはこちら! https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB00541954&opkey=B16...

TEA-OPACのアドレスはこちら! https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB00541954&opkey=B168733435476514&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=0

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2023/02/03

P4UのFBグループで本書を紹介してくださった人 林佐知代さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/715674986281217/ 河野知足さん https://www.facebook.com/groups/snip4u...

P4UのFBグループで本書を紹介してくださった人 林佐知代さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/715674986281217/ 河野知足さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/720540649127984/ Masaru Yamanakaさん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/733083281207054/ 中沢 まみさん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/740203577161691/ 内田佳香さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/777148526800529/ 山口哲弘さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/748282656353783/ 三宮光雄さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/750799356102113/ 橋本治郎さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/752176629297719/ Akiko Chibaさん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/753535175828531/ 渡辺 礼子さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/754849795697069/ 城尾真実子さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/756751655506883/ はなみつ よしまささん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/778205863361462/ 赤星 陽子さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/779729969875718/ 河野知足さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/744273060088076/ 源明子さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/904403024075078/ 岡崎早苗さん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/822900805558634/ Akiko Chibaさん https://www.facebook.com/groups/snip4u/posts/839490660566315/

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2022/11/20

すごく難しかった。 今知らなくちゃ、と思って頑張ったけれど、ニュースで見る地名には何とかついていける、ぐらい。人名とか、きつかった。 1991年に悲願の独立を果たした比較的若い国であること、多言語・多民族国家であること、汚職事件が多発していたこと、とりあえずそれくらいは分かった。...

すごく難しかった。 今知らなくちゃ、と思って頑張ったけれど、ニュースで見る地名には何とかついていける、ぐらい。人名とか、きつかった。 1991年に悲願の独立を果たした比較的若い国であること、多言語・多民族国家であること、汚職事件が多発していたこと、とりあえずそれくらいは分かった。 興味を失う事なく、知る努力を続けようと思う。

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2022/07/29

現在のロシアのウクライナへの侵略に関連して、その資料として求められている本である。活字が細いので老眼にはつらい。ニュースでこの本よりも詳細に説明されていることがある。2018年で4年前であるが、戦争以外は新しいことである。

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2022/07/12

ウクライナの国名の中に含まれる『クライ』は分割を表す言葉らしい。世界に稀な豊かな黒土や資源を有する場所ながら、その地勢から周りの国々から侵略され、分割され、それらの国々から人々が入って人種が入り混じってしまい、なかなか一つに纏まれない歴史を重ねてきた。そして、それらの国の下に位置...

ウクライナの国名の中に含まれる『クライ』は分割を表す言葉らしい。世界に稀な豊かな黒土や資源を有する場所ながら、その地勢から周りの国々から侵略され、分割され、それらの国々から人々が入って人種が入り混じってしまい、なかなか一つに纏まれない歴史を重ねてきた。そして、それらの国の下に位置づけられてきた。ロシア、ポーランド、ベルギー、モンゴル、ルーマニア、ハンガリー、トルコ、チェコ、ドイツなどの列強諸国のパワーバランスの中で生きていかざるを得ない国。最も、これらの国もそうだし、ベラルーシ、ジョージアなどもそう。ずっーと昔からだ。ウクライナをはじめこれらの国々の平和と安定を祈らざるを得ない。

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2022/07/09

65のテーマに分けてウクライナを説明してくれる。 面白そうな、知りたい章だけつまみ食いしてみた。 章ごとに独立している(書き手も違う)のでそんな読み方で良いかと。今のロシアとの戦争がリアルに解説されている訳では無いが、成り立ちや背景がわかってとても興味深く読みました。

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2022/04/13

「ウクライナ」は「俄かに話題に上ることが多くなったような事物」の最たるモノのように思う。図書館で出会い、拝借して通読したが、なかなかに為になった。 「おわりに」と題された編者の言によると、本書の企画は2011年頃に起こったもので、順次準備を続けていた中で2014年に色々な情勢変化...

「ウクライナ」は「俄かに話題に上ることが多くなったような事物」の最たるモノのように思う。図書館で出会い、拝借して通読したが、なかなかに為になった。 「おわりに」と題された編者の言によると、本書の企画は2011年頃に起こったもので、順次準備を続けていた中で2014年に色々な情勢変化が起こったことから、様子を観ながらそれに関連する事項も盛り込もうとした。そして2018年に登場している。 結果として、また「異常な事態」となっているウクライナに関して「現状の“前史”を含めた様々な事柄を知る一冊」として「現在読む」ということでも好適な内容になっているように思う。 本書は世界中の様々な国や地域の情報を供する「エリア・スタディーズ」と銘打ったシリーズの一冊となっている。様々な分野に通じた執筆者が、各々の得意な話題に関して綴ったモノを集めている。本書の場合、それが65篇なので題名に「65章」と在るのだ。 国旗や国章のことから起こして自然環境や主要な都市の様子という地理系統の事柄、民族や言語や宗教という外国の様子に触れてみようとする場合によく話題になる事柄、古代から近現代までの通史的な事柄、文学から料理やスポーツまでに観光的な事も加えた文化関係の事柄、1990年代の「独立」の後の経過や最近の様々な問題に関連する事柄と、大きく5つの章に65篇が割り振られている。 5つの章の各々が好く、或いは「章毎に分冊にしたリーフレット」的なモノが在っても善いのかもしれないと思った。殊に「1990年代の「独立」の後の経過や最近の様々な問題に関連する事柄」の章に関しては、「ウクライナ」が「異常な事態」になっている「今」であるからこそ、「その“前史”」としてより多くの人が知るべきことだと思った。内容は「知ろうとする」という素人に必要なことであると思った。 「自身に向けたメモ」ということで敢えて要約しておく。 1990年代に「最早“ソ連”が維持出来ない…」ということになり、(少し先に“離脱”のバルト3国を除く)12の共和国が独立した。ユーゴスラビア等で見受けられた武力紛争のようなモノが程無く発生するのでもなく、スムースにスタートは切った。 それでもウクライナはロシア等との摩擦のタネも抱えて、経済運営も苦しかった。そして「脱露入欧」というような路線と「共存」という路線で随分と揺れた。「ウクライナ!」というアイデンティティーも作られ、確立して行くようなプロセスも在った。 2014年の<ユーロマイダン革命>でヤヌコーヴィチ政権が排されてしまった頃、クリミアのロシア「併合」という問題が生じ、ドンバスの紛争が先鋭化した。そしてそうした紛争を巡るウクライナとロシアとの話し合いは、行っては戻りを繰り返し、話が拗れてしまった。そしてクリミアやドンバスの問題だが、既にウクライナの経済活動にネガティヴな影響ももたらしてしまっているという。 というようなことだ… 「1990年代の「独立」の後の経過や最近の様々な問題に関連する事柄」の章では、産業や軍事や、周辺諸国との関係や、日本との関係等の話題も取上げられている。 各章、各々に非常に興味深いが、多彩なモノを含むウクライナは「国」としては未だ新しく、様々な課題を抱えながら色々と努力していて、現在でも色々と愉しい文化的発信も為されている。何処へ進んで行くのか?そういう興味深い地域であるだけに、昨今の「異常な事態」は哀しむべきだ。 哀しむ他方、彼らを少しでも知りたい。そんなことで、偶々出くわしたことを切っ掛けにゆっくりと読んでみた。広く御薦めしたい。

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2022/04/12

国名の由来から始まり、シンボル、民族・言語・宗教、歴史、藝術と文化、現代の政治・経済・社会・軍事・欧州との関係など広範囲について充実の1冊。1992年のソ連からの独立以来のこの国の右往左往が悲劇を招いている可能性を強く感じさせられた。隣国ポーランドとは複雑な歴史があり、リヴィウは...

国名の由来から始まり、シンボル、民族・言語・宗教、歴史、藝術と文化、現代の政治・経済・社会・軍事・欧州との関係など広範囲について充実の1冊。1992年のソ連からの独立以来のこの国の右往左往が悲劇を招いている可能性を強く感じさせられた。隣国ポーランドとは複雑な歴史があり、リヴィウはかつてはポーランド領だったとか、ポーランドからは格下としての差別意識があるなどの事情を知ると、この国の不幸な歴史を思わざるを得ない。そのポーランドが今は良好な外交関係にあり、ウクライナを支えているのは喜ばしい出来事だと思った。文豪ゴーゴリは実はウクライナの人だったとか、詩人シェフチェンコはロシアでも愛されているなど…。ロシアと分離しづらい深い関係はシャム双生児のように見えて、それがむしろプーチンの憎悪に繋がっているように思う。そしてウクライナ料理の代表は実はボルシチ!これもロシアと誤解されているものの一つ。 ウクライナの東西はロシア、オーストリアに分割統治されていた時代が長いとのことで、日本のように一つの国としての一体感が自明ではなかった国であることを改めて知ったが、今回のロシアとの戦争でむしろ一つになったという皮肉な結果に思える。 日本の武士道とコサック魂。これが同国からの日本への親密感に繋がっている。ぜひこの国の今後の復興を応援していきたい。 「ウクライナの栄光も自由も未だ死なず / 若き兄弟たちよ 運命はきっと我らに微笑むだろう / 我らの敵は日の下の露の如く滅びるだろう / 兄弟たちよ 我らは我らの地を治めよう/ 我ら自由のために心と体を捧げ 示そう / 兄弟たちよ 我らコサックの一族であることを」(ウクライナ国歌)

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