フランス文学を旅する60章 の商品レビュー
笠間直穂子(執筆):國學院大學外国語文化学科准教授。 ※國學院大學図書館 https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB01657078
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期待していたのとは違った。土地がキーワードになっているので、シンプルにあらすじや作者の概要だけ知りたい場合には向かない。
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韓国文学版が読みやすく面白かったのでこちらも借りてみた。本来はフランス語が専攻だったはずの私。文学専攻ではなかった上にそもそもフランス文学に慣れ親しんだ読書家タイプでもなかったので、正直フランス語専攻だったと口にするとサルトルがどうだとかカミュがなんだと言われたときに怯えてしまう...
韓国文学版が読みやすく面白かったのでこちらも借りてみた。本来はフランス語が専攻だったはずの私。文学専攻ではなかった上にそもそもフランス文学に慣れ親しんだ読書家タイプでもなかったので、正直フランス語専攻だったと口にするとサルトルがどうだとかカミュがなんだと言われたときに怯えてしまうのであまり大きな声では言わないできた。 とはいえ関心はあるし、フランスで文人たちの縁の地に近づくたびに、もっと読んでおけばよかったなとおもうことも度々だった。しかし読書というのは、「フランス文学に詳しい人になりたい!」とか、「このへんの有名どころくらいは読んでおきたい」と思ってほいほいと読み進められるほど簡単なことではない、少なくとも私にとっては。これくらいは読んどかなきゃな、と思って一度は手にとって10ページもめくらなかった作品がどれだけあることか。幼い頃から本の虫として生きてきた人たちが羨ましい。 この本のシリーズなら私でも楽しめるかも、と思ったのは、数ページごとの短いエッセイでできているから。好きなところから読める。エッセイというのも私の好み。名前だけは知ってるフランスの文学者たちに近づくため、面白く読めそうな人物の章を探す。今のところサン・テグジュペリの章がお気に入り。書き手の片木智年さんの文体が気に入って名前を検索してしまった。 図書館の本なのでもし気に入ったら買い直そう。
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