モンローが死んだ日 の商品レビュー
(図書館) 心理サスペンス、は間違いです。 普通の恋愛小説と思って読んでいい。 小池さんだから怖いかと思ってたし、変に勘ぐってしまった。
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短編の名手と謳われる小池真理子だが、彼女の小説を読む醍醐味を味わうなら、やはり長編だ。デビュー当時、その文体は翻訳ものに例えられたらしいが、本作の語り口は確かにマーガレット・ミラーの訳書などを彷彿とさせなくもない。恋人の失踪を契機に主人公・鏡子の行動が少しずつ常軌を逸していく様子...
短編の名手と謳われる小池真理子だが、彼女の小説を読む醍醐味を味わうなら、やはり長編だ。デビュー当時、その文体は翻訳ものに例えられたらしいが、本作の語り口は確かにマーガレット・ミラーの訳書などを彷彿とさせなくもない。恋人の失踪を契機に主人公・鏡子の行動が少しずつ常軌を逸していく様子は非常にリアルで、心理サスペンスを得意とする著者ならではの豊かな表現力を窺わせる。深い余韻を残すラストが秀逸
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心身不調から精神科に通う鏡子。 唯一心を許す相手が精神科医の医師だとしたら… 自然豊かな花折町の情景と、鏡子の心理描写にあっという間に読み終えました!
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面白かった。 主人公の心理描写もよかったし、「彼」はいったい何者で、何を抱えて生きて、何故失踪したのか。 この先どうなっていくのか。 うまくストーリーに引き込ませてくれたと思う。
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辛いことや悲しいことの起きない人生なんて あるわけがないのだけれど そんな辛い一つ一つの出来事が、 いつしか人間に深みや優しさを与えてくれるのだと気づくのは 耐えきれないほど苦しい日々をくぐり抜けた ずっと後の話だ。 奇跡の様に出逢った二人は、全てを失っても 手に入れたいものが見...
辛いことや悲しいことの起きない人生なんて あるわけがないのだけれど そんな辛い一つ一つの出来事が、 いつしか人間に深みや優しさを与えてくれるのだと気づくのは 耐えきれないほど苦しい日々をくぐり抜けた ずっと後の話だ。 奇跡の様に出逢った二人は、全てを失っても 手に入れたいものが見つかったのだろう。 素直で飾らない主人公の女性が とても素敵でした。
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59歳で子供のいない女性が、共に生きて来た夫を亡くし精神の安定を欠く。そんな心の隙間に出現した1人の男性との恋とも呼べる静かな生活が始まる。しかしある日突然姿を消した男性が抱えていた秘密が明らかになっていく。
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ドラマ化 草刈正雄 鈴木京香 附箋 ・思い出のDVD 「トリコロール・青の愛」 ・高橋の出身 埼玉の上尾 ・三島由紀夫「鏡子の家」 ・バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ・ノラ・ジョーンズのCD
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彼の失踪からはじまり、時系列をさかのぼって進んでいく物語。先がわかってるから早く読み勧めたくなるし、冒頭の時系列に戻ってくると展開がかわってきてどんどん読み進めたくなる。恐怖ではない心理サスペンスが素晴らしい。
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2022.06.23.読了 心に響くというか肌にあうというか、小池真理子さんの作品は染み渡るなぁ。 おとなの恋愛を描いたものではない。 人を描いた作品。 また、小池作品、買おうっと
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還暦も近い男女の秘めやかな恋物語…という単純なものではないミステリーだが、女性の心模様が軽井沢近くの情景の中で、きめ細かく綴られていく。 初めて彼に触れられた時、口づけを交わした時、それぞれがとても自然で心ときめかせる。 精神科医として知り合った彼は何者だったのか⁈ なぜ突然姿を...
還暦も近い男女の秘めやかな恋物語…という単純なものではないミステリーだが、女性の心模様が軽井沢近くの情景の中で、きめ細かく綴られていく。 初めて彼に触れられた時、口づけを交わした時、それぞれがとても自然で心ときめかせる。 精神科医として知り合った彼は何者だったのか⁈ なぜ突然姿を消したのか? そんなミステリアスなストーリーの中で、大人の恋を楽しみました。
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